れんこんの皮、むいて捨てていませんか?
実はれんこんの皮って食べられるんです。
しかも、皮にはめちゃくちゃいい効能があるんです!
皮ごと食べるメリットと、皮ごと食べる方法をご紹介します!
れんこんの皮にはこんな栄養が含まれている!
れんこんの皮は加熱すると色が黒ずんできて見た目が悪くなります。
酢水につけると変色をある程度防ぐことができるのですが、それでもやっぱり多少は色が変わってしまいます。
なのでむいて捨てられがちなのですが、実はれんこんの皮にはタンニンというポリフェノールが多く含まれているんです。
タンニンには抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果があるとされています。
しかしこのタンニンこそが、れんこんを茶色く変色させてしまう原因なんです。
なので「茶色く変色するから」と皮を捨てることは、タンニンを捨ててしまうことと同じです。
健康か、料理の見た目か……悩むところですね。
タンニン以外にも、皮にはカリウムや食物繊維も豊富に含まれているので、生活習慣病の予防や便秘予防にも役立ちますよ。
皮をむかないれんこんの食べ方
皮つきのまま食べるには、薄くスライスして食べるのがおすすめです。
れんこんを使ったレシピで「れんこんの皮をむいてスライスする」という手順の「皮をむいて」という部分を省略してしまいましょう!
薄くスライスしたれんこんは、変色を防ぐために酢水につけましょう。
ボウルに水を入れ、大さじ一杯程度の酢を入れて10分くらいつけておくだけで、
茶色く変色してしまうのを防ぐだけでなくアクを抜くこともできます。
そのあとはレンジで乾燥させたり素揚げにしてチップスにしたり、炊き込みご飯やきんぴらや肉詰めにして食べましょう!
醤油で炒めたり焼いたり煮たりすると、もし茶色く変色してしまってもそう目立たないのでおすすめです。
れんこん1本丸々料理に使えない時は、冷蔵庫で保存しましょう!
皮をむかず、濡れたキッチンペーパーや新聞紙で切り口を覆って乾燥を防ぎます。
だいたい1週間くらい保存できますが、それ以上の期間保存する場合は冷凍がおすすめです。
れんこんの詳しい保存方法については、別の記事で紹介していますので、
そちらもあわせて見てみてくださいね!
れんこんの皮をむくなら皮の表面だけをむく!
れんこんは皮ごと食べられますが、
「表面に農薬とかついてないか気になる……」「皮の表面は土と接していた部分だし……」
と、どうしても心配になっちゃいますよね。
それなら皮のごくごく表面だけむくといいでしょう。
ピーラーでむくと皮が全部むけてしまいますが、
丸めたアルミホイルで表面をこすると、皮の表面だけがむけます。
土と接していた表面の茶色い部分だけが取れて、皮の内部の栄養たっぷりの層はそのまま残るので、
農薬や土が気になる人のお悩みも解決です。
切ったら中が茶色だったんだけど……もしかして腐ってる?
いざ、れんこんを切ったら中が茶色くなっているなんてことはよくあります。
もしかして腐っていたり、泥が詰まっているんじゃないかと心配になっちゃいますが、大丈夫です。
れんこんの変色はタンニンというポリフェノールによって引き起こされます。
なので、変色しているということはそれだけタンニンが詰まっているということです。
茶色以外にも、ピンクや紫に変わっていることがあります。
これもカビや細菌のせいではなく、れんこんに含まれるタンニンが酸化しているせいなんです。
タンニンは反応の仕方によって黒や茶色だけでなく、ピンクや紫色になることもあるんです。
タンニンのせいなので、もちろん危険なものではありません。
どうしても気になるなら切ってもいいですが、そのまま食べちゃっても大丈夫です。
まとめ:れんこんの皮はどうすべきかというと…
- れんこんにはタンニンというポリフェノールが含まれており、抗酸化作用やアンチエイジングにきく
- ただしれんこんの変色を引き起こすというデメリットも。見た目が気にならないなら皮ごと食べるのがおすすめ
- タンニンは中の実部分よりも皮によく含まれている
- 皮つきのまま食べるなら薄くスライスして食べるといい。素揚げチップス、炊き込みご飯やきんぴらなどに
- どうしても気になるなら皮の表面だけを丸めたアルミホイルで削り落とす
- 切った時に茶色やピンク、紫色に変色しているのはタンニンのせい。食べても大丈夫