インフルエンザや風邪にかかると、「消化のいいものを食べてください」とか言われますが、
具体的に消化のいいものってなんなんでしょう?
「何を食べればいいの?」と疑問ですよね。
そこで、インフルエンザで寝込んでいる時に食べるといいもの、食べてはいけないものをまとめてみました!
インフルエンザの時には栄養と水分をしっかりと摂ること
インフルエンザの時には、栄養と水分をしっかりと摂ることが大切です。
胃腸に負担をかけず、消化のいいものを食べ、
しっかりと水分補給をすることです。
ですが、具体的にどんな食べ物が当てはまるのか……。
風邪やインフルエンザの時に食べるものとして代表的なのがおかゆや雑炊ですが、
「具は入れていいのか」「どんな具がダメなのか」っていうところは曖昧ですよね。
そこで、いいものと悪いものを分類してみたいと思います。
インフルエンザの時に食べるといいもの
食欲がある場合
消化のいいもの、柔らかいものがおすすめです。
温かいうどんやそうめんなどの麺類、
おかゆや雑炊なんかが当てはまります。
麺だけ、お米だけは栄養が足りなくなってしまうので、具をプラスします。
そこでおすすめなのがほうれん草、にんじんなどの緑黄色野菜です。
卵もプラスして雑炊にするのがいいでしょう。
どうしてもお肉が食べたかったら、油の多い牛肉ではなく、あっさりとした鶏肉がよいです。
プリンやゼリーなどの喉越しのいいものもおすすめです。
インフルエンザの時は咳で喉が痛くなってしまって、食べ物を飲み込むのにも一苦労です。
こういった喉越しのいいものは飲み込みやすいので、楽に食べることができます。
ポタージュや野菜スープも胃腸に負担がかからない食べ物(飲み物?)です。
海外では、風邪を引いた時の代表的な食べ物としてミネストローネがあります。
離乳食が参考になる!
胃腸の発達していない赤ちゃんのために、
消化しやすく栄養のあるもので作られている離乳食は
インフルエンザの時に食べるべき「消化がよく栄養のあるもの」と共通点があります。
なので迷ったら、「離乳食に使われているようなもの」を食べるといいでしょう。
うどんやそうめんなどの麺類や
お粥や雑炊、スープ類なんかもまさに離乳食に使われているものですしね。
といっても離乳食をインフルエンザの時の食べ物として食べるのはダメですよ。
食欲がない場合
どうしても食欲がなかったり、食べても吐いてしまうので食べられないという時は、
せめてしっかりと水分をとりましょう。
水分補給だけならミネラルウォーターでもいいのですが、
経口補水液は水だけでなくビタミンやミネラルなども摂取することができるので、
不足しがちな栄養素も補給できます。
スポーツ飲料にもビタミンやミネラルは含まれていますが、
運動して汗をかいて消費したビタミンやミネラルを急速に補うものですので、
インフルエンザで寝込んでいる時の飲み物としてはあまりふさわしくありません。
飲む時は水で薄めるといいでしょう。
水分補給をする時は一気にガブガブと飲むのではなく
少しずつ飲んでいくほうが効率的に水分補給ができます。
たくさん飲むと胃腸に負担となり、嘔吐してしまう可能性もあります。
インフルエンザの時に食べてはいけないもの
インフルエンザの時に食べてはいけないものは、食物繊維や脂肪が多いものです。
便秘改善に効果のあるいい栄養素というイメージの食物繊維もインフルエンザの時ばかりはNGです。
食物繊維が多い食べ物は消化する時に胃腸に負担がかかります。
消化のためにエネルギーを使ってしまい、そのぶん回復が遅くなります。
辛いものや脂っこい食べ物もNGです。
炭酸飲料、コーヒーや紅茶などのカフェインの多い飲み物もダメです。
これらの食べ物は胃腸を刺激してしまうので、
インフルエンザで弱った胃腸で食べてしまうと吐いてしまう可能性があります。
また、喉が痛かったら、飲み込む時に喉にしみるものは避けたほうがいいです。
みかんなどの柑橘類は喉にしみやすいので、
インフルエンザの時にフルーツを食べたかったらリンゴやバナナなどを選びましょう。
熱があって体がほてって冷たいものを食べたり飲んだりしたくなりますが、
冷たいものは体に負担をかけるのでダメですよ。
インフルエンザが治った後も油断禁物
インフルエンザが治ったからといって、すぐに普段の食事に戻すのはNGです。
まだまだ胃腸は弱ったままなので、治った後も数日は消化のいいものを選びましょう。
インフルエンザの時ほど神経質になる必要はありませんが、意識しておくといいでしょう。
コーヒーや紅茶などは、カフェインが胃腸を刺激して負担をかけてしまいますが、
ミルクを入れることで牛乳の成分が胃腸の粘膜を保護してくれるので
飲んでもそう負担をかけないようになります。
まとめ:インフルエンザの時の食事の選び方は…
- インフルエンザの時には消化のいいものを!
- 具体的にはうどんやそうめんなどの麺類、お粥や雑炊、ポタージュやスープなど
- 入れる具は卵、緑黄色野菜、鶏肉などがおすすめ
- 食べてはいけないものは、食物繊維や脂肪の多いもの
- 辛いものや脂っこい食べ物はNG
- 冷たい食べ物や飲み物もダメ
- 治ったからといって食事をすぐ普段どおりに戻さないように!