物の数え方シリーズ、ズボン編です!
ズボンの数え方といえばなんでしょう?
「着」「本」などが思いつくと思います。
他には「枚」なんかもそうですね。
そこで、ズボンの数え方を調べて見たのですが、
なんとズボンは裾の長さで数え方が変わります!
ズボンの数え方は長さで変わる!
ズボンの数え方は「着」「本」「枚」などですが、
裾の長さによって数え方が変わります。
ズボン全般には「着」ですが
裾の長いズボンだと「本」、裾の短いズボンだと「枚」がよく使われます。
ジーンズでもレギンスでもスパッツでも、
素材によって数え方が変わるのではなく、裾の長さで使い分けています。
注意したいのは、だからといってきちんと使い分けないといけないというわけではありません。
どの単位が一番ふさわしいかという話なので、短いズボンに「本」でも全然問題ありません。間違っているからといって、特に目くじらを立てる必要はありませんよ!
英語や他言語ではズボンはどう数える?
英語でのズボンの数え方は?
英語では「One pant」と数字+ズボンという数え方になります。
英語と似た言語であるフランス語やドイツ語でも同様です。
ちなみにフランス語では「Un pantalon」、ドイツ語では「Ein Hose」と書きます。
ジーンズでもレギンスでもスパッツでも、
名詞が違うだけで数え方そのものは変わらないというのは日本語と同じです。
中国語でのズボンの数え方は?
中国語でのズボンの数え方は「一条裤子」と「1条」「2条」と数えていきます。
「条」は日本語の「本」にあたる数え方です。
ついでに知っておきたいズボンの豆知識!
パンツ=下着? ズボン?
「パンツ」には下着とズボンと両方を指します。
昔はパンツといえば下着のことを指していましたが、
ズボンのことも指すようになったのはどうしてでしょうか?
そもそもパンツの語源はフランス語で下着という意味の「パンタロン」です。
なのでパンツ=下着だったのですが、
アメリカの英語でズボンを示す「パンツ」という単語が入ってきたことで
「パンツ」に2つの意味が含まれるようになりました。
ちなみにイギリスの英語はアメリカの英語と違うので、
「パンツ」というと下着のことを指します。
デニム? ジーンズ?
デニムもジーンズも同じズボンを指しますが、
同じものなのに呼び方が2つある理由が気になりますよね。
デニムの語源はフランスからです。
フランスのニーム地方から輸入されてきた織物のことを「de Nimes(ドゥ・ニーム)」と呼んでいたのが「デ・ニーム」、「デニム」と変化していきました。
ジーンズはイタリアからです。
こちらもイタリアの港であるジェノバから輸入されてきた織物ということで、
「ジェンズ (Genes)」あるいは「ジェノワーズ(Genois)」と呼んでいたのが
しだいに「ジーンズ」に変化してきました。
ズボンの小さいポケットは?
ズボンにはたまに、親指しか入らないような小さいポケットがついていますよね?
この小さいポケットは、コイン用のポケットです。
昔はもう少し大きくて、懐中時計を入れるためのポケットでした。
ですが腕時計が普及したことで懐中時計を使うことがなくなったので、
サイズダウンしてコイン用のポケットになりました。
ゲーセンでクレーンゲームを遊ぶ時、結構便利だったりしますよ。
まとめ:ズボンの数え方はズバリ…
- ズボンの数え方は「着」「本」「枚」長さで使い分けている
- 長いと「本」、短いと「枚」が多く使われる
- 英語では「One pant」、英語と似た言語であるフランス語やドイツ語でも同じ
- 中国語では「一条裤子」
ズボンはたたむより、ベルト部分を軸にくるくる巻いた方が折り目もつかずコンパクトにしまえます。