ネギといえば何でしょう?
長ネギ、九条ネギ、下仁田ネギ、小ネギ……とさまざまな品種があります。
変わったところではアサツキ、リーキといったネギの仲間もあります。
今回はネギといえば一番メジャーである長ネギこと根深ネギについて
美味しい見分け方をご紹介します!
根深ネギ=長ネギ=白ネギ
地中に深く埋めることで白い部分が長くなるように育てた根深ネギは
白ネギや長ネギとも呼ばれます。
通年出回っている根深ネギですが、その旬は晩秋から春先です。
このころのネギは甘くおいしくなります。
根深ネギは緑色の部分と白い部分に分かれますが、
基本的に白い部分を食べ、緑の部分はダシをとったり肉の臭み消し用に使ったりします。
緑の部分は食べられますが、白い部分に比べて味が落ちます。
見分けポイントその1:白い部分が詰まっているか?
そんな根深ネギを見分けるポイントは食べる場所でもある白い部分です。
しっかり中身が詰まっていて、弾力があり、引き締まっているものを選んでください。
水分のある野菜ですので、持った時に重みを感じるものはいいネギです。
白い部分が柔らかかったり軽いと感じるネギは
中身が詰まっておらずスカスカしていたり、鮮度が落ちて古くなっているために乾燥している場合があります。
緑の部分と白い部分の境目がしっかりはっきりしているか、
緑の部分がしっかり鮮やかな緑色をしているかどうかもチェックしましょう。
たまにネギの緑の部分が白っぽくなっていることがありますが、
これはカビなどではなく、ネギ(というより植物)の特性によるものです。
このロウのような白いものの正体は、乾燥から身を守るためにネギが出したコーティングです。
ロウ状の物質を出して表面を覆うことで、乾燥を防いでいます。
リンゴやブドウもたまに表面が白くなっていることがあると思いますが、あれと同じものです。
この白っぽいコーティングは、栄養たっぷりのとてもよい土壌で生育したネギが出せるものです。
なので、緑の部分が白っぽくなっているネギはいいネギといえるでしょう。
白カビか何かだと思って避けたりせず、積極的に選んでくださいね。
見分けポイントその2:小ネギを選ぶ場合はは先に注目!
白い部分のない小ネギを選ぶ時は、緑の部分でしか判断できません。
根深ネギと同じく、葉先がピンとしているか、鮮やかな緑色をしているかで選びましょう。
緑色が濃いほうが栄養価が高いですので、深いグリーンのネギを選んでいきたいですね。
小ネギも同様に表面が白っぽくなります。
根深ネギのものと同じで、乾燥を防ぐためのコーティングですので白っぽくなっていても問題ありません。
むしろ栄養豊富な証ですし、積極的に選んでいきたいものですね。
まとめ
- 根深ネギは長ネギや白ネギとも呼ばれ、旬は晩秋から春先にかけて
- 基本的に白い部分を食べて、緑の部分はダシや臭み消しに使う
- 根深ネギを見分けるポイントは白い部分
- しっかりと身が詰まって締まっているか、弾力があるか
- みずみずしいものは持った時に重みを感じる
- 軽いものや柔らかいものは中身がスカスカだったり古くなっている
- 緑と白の境目がはっきりしているかにも注目
- 緑の部分の表面が白っぽくなっているのは乾燥を防ぐためのコーティングでカビではない
- 栄養豊富なネギである証拠なので、白っぽくなっているものほど「当たり」のネギである
トッピング用に細かく刻んでから密閉容器に入れて保存する時は、
白い部分は水にさらして辛みを取ってから保存するといいでしょう。