ヨーロッパの大観光都市のひとつロンドン!
長期休暇などで海外旅行に行こうと思っている方の、候補に上がることも多いと思います。
イギリス自体、歴史があり世界的な影響も大きな国ですので、ニュースで取り上げられることも多く、ロンドンという単語自体はかなり身近ですよね。
ですが「世界地図でイギリスはどこ?」と問われれば、「ここ」と言える方はたくさんいるでしょうが、実際にロンドンがどのあたりにあるか、日本と比べるとどのくらいの位置なのかというのは、なかなかとっさに出てこない情報です。
今回は、ロンドンの位置、具体的には緯度と経度を日本と比較してご紹介します。
ロンドンの緯度は日本だとどこ?
さてまずは、ロンドンの緯度についてお話します。
「ロンドンはだいたい日本の北海道くらいらしい」と紹介されることも多く、寒さや降雪量などを気にされる方もいらっしゃると思います。
ロンドンの雪事情については、別の記事に詳しくまとめてありますので、気になる方はぜひそちらも読んでみてくださいね!
さて、では実際にロンドンの緯度はというと……
北緯51.3度(正確には51度30分28秒)です。
この緯度を日本に合わせて比較しようとすると……
お気づきの方もいるかもしれませんが、実は日本の最北端である宗谷岬の緯度は、
北緯45.3度(45度31分21秒)なのです。
つまり日本との純粋な比較は難しいというわけですね。
なので、ちょっと強硬手段であるのを承知で、ロンドンの緯度と宗谷岬の経度を合体させてGoogle Mapで表示させてみました。
まずはこちらが宗谷岬の位置です。
ここの緯度の部分を消して、ロンドンの緯度をコピー&ペーストします!!
そして表示された場所がこちらです。
なんともきれいな海辺が現れました。ちなみに「GW5P+4M トラムバウス, ロシア サハリン州」と表示されます。
「なるほど、でもここどのあたり?」という感じなので、地図を縮小してみましょう。
北海道が出てくると、ぐっとわかりやすくなりますね。
樺太の北部、サハリン州あたりがロンドンと同緯度のようです。
ロンドンの経度の裏側はここ! 日本との時差は?
それでは次は経度を見てみましょう。
有名なグリニッジ天文台を有する、ロンドンの経度は0度です。
正確に表記するならば「西経0度07分41秒」がロンドンの経度になります。
経度となれば気になるのが裏側の国のことでしょう。
幼い頃、友人と砂場に深い穴を掘りながら「ずっと深く掘ればブラジルに行けるんだよ」「でもその前にマグマがでないかな?」などという会話をした覚えがあります。
(※正確には日本の裏側はブラジルではありません)
なんともばからしい会話ではありますが、自分のいる場所の裏側というのは、子供心にも気になるものなのでしょう。
ではロンドンの裏側はどこなのでしょうか。
今回、ロンドンの裏側を調べるにあたって使用したのは、ANTIPODES MAPというサイトです。
このサイトは、今いる場所や都市名または緯度経度を入力してサーチすると、その裏側の場所を表示してくれるユニークなサイトです。
ここで「London」と入力し、表示された場所は「51° 30' 26.4" S, 179° 52' 20.5" E」という場所でした。
ANTIPODES MAP内でも地図が表示されますが、今回はわかりやすいようにお馴染みGoogle Mapに入力して検索しました。
どこかで見たような美しい海の写真ですね!
地図を縮小して一体どこなのかをみると……
ニュージランドの近くの海だということが発覚しました。
ロンドンの子どもたちは「このまま穴を掘っていけばニュージランドにつくんだよ〜」などという会話をしているのでしょうか……定かではありません。
ロンドンと日本の時差について
よく知っているようで、あまり知らない、そんなロンドンの位置を地理的に見てきましたが、時差はどうなっているのでしょう。
イギリスはサマータイム導入国なので、標準時とサマータイム中で日本との時差も変化します。
標準時:9時間
サマータイム時:8時間
以上が日本とロンドンの時差になります。
ちなみにサマータイムと標準時の切り替えは
開始:3月の最終日曜 午前1時
終了:10月の最終日曜 午前2時
このようになっています。
サマータイムが開始するときに1時間時計を早めて、終了するときに遅らせる必要があります。
今は電波時計なども普及していて、高性能な時計も多いですが、手動で切り替えが必要な人は時計をいちいちずらす必要があります。
私もロンドンにいたときは、就寝前に1時間早めたり遅らせたりしていました。
また私がよく利用していた地下鉄の駅にかけてあった時計は、サマータイム切り替えの日の朝はたいてい時計が1時間ずれていました。
手動の時計で、駅員さんが変更しなくてはいけないのでしょうが、忘れていることが多かったですね。
3日もすぎれば、いつの間にか正しい時刻になっていましたが。
まとめ:ロンドンの緯度は…
ロンドンの緯度や経度についての情報を、地図とともにご紹介しました。
最後に今回の情報を短くまとめてみます。
- ロンドンの緯度は日本より高い(樺太あたりになる)
- ロンドンの裏側はニュージランドの近くの海
- ロンドンと日本の時差は標準時9時間、サマータイム時8時間
地図を見ていると、文章だけではわかりにくい位置関係がはっきりと見えて楽しいものですね。
Google Mapは緯度や経度を入力すれば、一瞬でその場所を表示してくれるので、なんとも便利なものです。
ロンドン観光に行く方は、訪れる前に一度地図を見て色々な情報を探しておくと、実際に行ったときにはさらに楽しめるかもしれません。
また色々な場所の緯度や経度を日本と比較するのも、楽しいかもしれませんね。
個人的には、「色々な場所の地球の裏側を探してみたい!」と思いました。
みなさんのお住まいの裏側はどんな場所でしょうか?
ぜひ地図で探してみてくださいね。