天気予報を見ていて気になるのが、寒気と寒波というワードです。
一見、似た字ですし、同じ意味のような気がしますが、
よくよくニュースキャスターの話を聞いてみれば、何かしらのルールで使い分けているように感じます。
では、その使い分けのルールとは何でしょうか?
寒気とは? 寒波とは?
寒気とは、冷たい空気のこと!
「寒気」という漢字には「かんき」と「さむけ」と2つの読み方がありますが、
「かんき」は天気の用語で、冷たい空気のことを指し、
「さむけ」は、ぶるぶると震えるような寒さや、寒いと感じる気持ちのことをいいます。
天気予報で出てくるのは「かんき」と読む方ですね。
寒気は周囲に比べて気温が低い空気の塊のことをいいます。
「寒」と書いている通り、特に冬の低温の空気の塊のことを指します。
寒波とは、波のようにやってくる寒気のこと!
寒波とは、一箇所に長くとどまった寒気のことをいいます。
寒気が波のようにやってくるので寒波といいます。
寒気に比べて一箇所に長くとどまるので、寒さの影響が長く続きます。
寒気が発生すると、その周囲に低気圧が発生します。
低気圧が発生すると、周囲の寒気を引き込んでより寒くなります。
こうして寒気が寒気を呼んで長期化するわけです。
寒波になると、海から蒸発した空気を吸い込んで水分を含んだ雲になり、
雲が山などにぶつかることで雪となります。
寒波がさらに大きくなり、長くとどまるようになると大寒波に変わります。
寒気と寒波の違いは滞在期間!
寒気と寒波の違いとは、ズバリ滞在期間です。
滞在期間が短いものを寒気、長いものを寒波といいます。
2~3日ほどの短いものなら寒気、それ以上長くとどまるのは寒波です。
寒気が短期型、寒波が長期型というわけです。
天気予報のニュースでは、
「寒気が長くとどまり、寒波となるでしょう」というような言い方をします。
寒気なら2、3日なので対策なしでもしのぐことができますが、
寒さが長期化する寒波は対策必須です。
暖房や防寒着など、しっかりと寒さ対策をしましょう。
しっかりやろう! 寒さ対策!
寒さ対策には、暖かさを逃さないことと寒さをシャットアウトすることがポイントです。
ポイントは部屋の気密性を高めることです。
せっかく部屋を暖めても、隙間から冷たい空気が入ってきていては意味がありません。
しっかりと冷たい空気をシャットアウトすることが大切です。
そこで、窓に梱包用のプチプチを貼るのがオススメです。
両面テープを貼り、プチプチのデコボコの面をガラス側にして貼り付けましょう。
両面テープの粘着が残るのが気になる時はマスキングテープで養生するといいでしょう。
それでももし粘着が残ってしまったら、消しゴムでこすったり、シール剥がしを使って剥がすとよいでしょう。
プチプチは割れ物や壊れ物を買った時についてきますし、
100均で1メートル100円くらいで売っています。
もしプチプチがなければ、レジャー用のアルミシートでもOKです。
夏の暑い日差しで車の中が暑くなるのを防ぐアルミシートがあれば、それを使うのもアリです。
車用のアルミシートなら吸盤がついているので、
テープで貼り付けてガラスに粘着が残ることもありません。
そして窓ガラスのサッシの隙間は、隙間をふさぐためのテープを使いましょう!
これでかなりの断熱性が上がります。
断熱性がしっかりしていれば、部屋の気温が下がりにくくなるので、
暖房代の節約につながります。
カーテンを厚くて長いしっかりとしたものに変えると
断熱性がより高くなります。
まとめ
- 寒気とは冷たい空気の塊で、寒波は一箇所に長くとどまった寒気のこと
- 寒気と寒波の違いは滞在期間。短いのを寒気、長期化すると寒波に
- 上空に寒気が流れこみ、寒さが寒さを呼んで寒波となる
- 寒波は長期的な寒さなのでしっかりと対策を!