お役立ち情報や日頃の体験を綴っています

muvuvu

競馬は初めてでも楽しめる?初心者の競馬場の楽しみ方をご紹介!

近年、JRA(日本中央競馬会)は若い人にもっと競馬を身近に感じてもらいたいと、人気の俳優さんや女優さんをCMに起用しています。CMでは初心者ながらも実に楽しそうに競馬をしている様子が流れ、「ちょっと競馬行ってみたいな」と思う方もいるのではないでしょうか。

しかし広告はどこまでいっても広告です。「本当に初めての競馬でもあんな風にたのしめるの?」という疑問もあるかもしれませんね。また、「競馬場ってちょっと敷居が高そう……」という意見や、「飽きちゃいそう」という声もあるでしょう。

そこで今回は、「競馬に連れてってよ」と初心者に頼まれること10度以上!競馬中継を見たこともない人や、ギャンブル自体初めてという人など、様々な知人に競馬場を案内してきた私が、初めて行く競馬の楽しみ方をご紹介します。「女性でも大丈夫?」「持ち物って何か必要?」などなど、細かなこともご説明しますので、ご興味のある方はぜひ目を通してみて下さい。

初めての競馬の楽しみ方

「初めての競馬、どうやって楽しめばいいかわからない」と思う方に、まず言いたいことがあります。そんなに思い悩む必要はありません。競馬場は、その圧倒的な広さと整備された施設によって、あなたをきっと楽しませてくれますからね!

まずはコースを確認!レースを間近で見てみよう!

まず競馬場に入ったら、コースを見てみるのがおすすめです。とくに毎週末競馬中継かじりつくわけでもなく、競馬自体にさほど慣れ親しんでいない方ならば、まず競馬場の広大さに驚くでしょう。目の前に広がる芝とダートのコースの美しさ、その広さを感じて下さい。そして競馬場でなければお目にかかれない巨大なスクリーンに度肝を抜かれて下さい!

ぜひ一度は、ゴール板前など、間近で馬が走る様子を見ることをオススメします!馬が全力で走ってくる音、その迫力は生でなければ味わえません。「え?ゴール板前とか近い所って混んでない?」と思われるかもしれませんが、大きなレースがない日の早い時間であれば比較的混雑していないので、近くでレースを見ることができます。ぜひ体験してみて下さいね!!これは猛烈におすすめです!

いざ!賭けてみよう!

競馬場に入場したからといって必ずしも馬券を買う必要はありません。実際、私も過去に1人だけ1レースから最終レースまで競馬場にいたにも関わらず、馬券を買わなかった知人を案内したことがありました。しかし!!馬券を買うと観戦がぐっと楽しくなるのは事実です。

自分が選んだ馬が走っているというのは、ただ馬が走るのを見るのとは訳が違います。たとえ賭けたのが単勝、購入金額が100円であっても、その馬の背中にはあなたの100円が乗っかっているのです。なかなか熱くなりますよ!

ちなみに私は、初心者の人を案内する時、最初のレースは「単勝を買うといいよ」とアドバイスをします。このレースは賭けることを体験してもらうためなので、予想方法などもさほどレクチャーせずに1頭を選んでもらっています。馬名が面白いからという理由や、騎手の人が同じ名字だからなどなど……適当な理由で選択してOKです。そしてその購入したレースを観戦して、全力で応援して下さい。

単勝を選んでもらう理由としては、1つの番号を追えば良い、応援のしやすさからです。例えば8番の馬の単勝を買ったならば、とにかく8番のゼッケンを付けた馬を注視していればいいのです。初心者の方でも自分が賭けた馬を見逃しにくいというわけですね!

レースの合間にはぶらぶらしてみるもよし!

「なんかテーマパークとかショッピングセンターみたいな感じだね〜」というのは、競馬場に初めて来た知人の弁ですが……そうなのです!競馬場は意外とショッピングモールみたいな雰囲気があるのです。

外にはレースコースがありますが、スタンド内にはフードショップが並んでいるエリアやカフェ、コンビニなど様々なお店が入っています。そしてもちろんATMもあります……軍資金が足りなくなっても心配ありませんね……。

ちょっとしたスナックを片手に、食べ歩きしながらスタンド内や、スタンド外のいろいろな場所を見て回ると楽しめますよ。見て回る場所はどんなところがあるのかは次の項目でご紹介します。

初めての競馬場ならここに行こう

今回ご紹介するのは、東京競馬場の施設です。どこの競馬場でも同じような施設があるわけではありませんので、その点は注意して下さい。東京競馬場は日本最大規模の競馬場で、とにかく施設が充実しているのが特徴です。

パドックに行ってみよう!

競馬中継を見たことがある方ならご存知かもしれませんが、レースに出走する馬がくるくると小さなトラックを回っている場所、それがパドックです。
競走馬を間近で見られるチャンスなので、足を運んでみると楽しいでしょう。パドックの様子は予想の参考にもなるので、大きなレース前ですと大勢の人がいますが、午前中のレースなどではパドックも空いているので最前列確保もできちゃいます!

パドックでは写真撮影もできますが、フラッシュを用いての写真は禁止です。競馬場では、馬に対してのフラッシュ撮影は全面的に禁止されていますので、その点は注意しましょう。また大きな声を出したり、騒いだりすることも絶対にしないようにしましょう。

予想をする場合には、汗のかき方や歩き方など人によって注目するポイントは様々です。予想する人の中にはパドックを全く見ない人もいますからね。残念ながら、パドックを見たからといって的中率が高くなるようなことはありません。これだけは実体験としてお伝えできます。

ホースプレビューを見る

フジビュースタンド1階にあるホースプレビューでは、レース後に引き上げてきた馬やジョッキーを見ることができます。ジョッキーがレースを終えて検量室へ行く様子など、レースの裏側を覗けるスポットになっていますよ。

ビギナーズセミナーに参加する

競馬場では「ビギナーズセミナー」という初心者のための競馬教室が開かれています。馬券の種類やマークシートへの記入方法を学べる馬券の買い方講座や、競馬新聞の読み方を教えてくれる講座があり、それぞれ約20分です。レースの間は約30分ですから、学んだことをすぐにレースに活かすこともできるかもしれませんね。競馬のやり方をしっかり覚えたい方は、参加すると良いと思います。

JRA競馬博物館で学ぶ

スタンドの外に独立して存在する競馬博物館では、競馬の歴史などを学べるほか、体験型の展示もたくさんあります。例えばスターターの様にスタンディングゲートに登って旗を降ることができたり、劇場型アトラクションを楽しむこともできます。

「なりきりジョッキー」というアトラクションでは、自分で勝負服を作成し、スクリーン内でレースを楽しめちゃいます!子供だましと思うことなかれ!意外と楽しいですよ。存分にはしゃいで下さい。

乗馬センターで馬とふれあう

乗馬センターでは、馬と触れ合えたり乗馬体験ができます。大人でも体験できるのですが、先着180名(整理券配布)なので「絶対乗馬してみたい!」という方はしっかり整理券をゲットしてくださいね。
ふれあいや乗馬以外でも乗馬センターは馬の放牧をしているので、近くで馬の様子を見たいという方はぜひ訪れてみて下さい。

また、時間によってはアトラクションホースショーも開演されています。ポニーや大型の馬によるダンスショーを楽しむことができますよ。

馬車に乗ってみる

競馬場内では、馬車の運行があります。こちらも先着150名(整理券配布)というイベントになりますが、今の世の中なかなか馬車に乗れる機会はありません。私も1度乗ったことがありますが、なかなか優雅な気分になれました。

ターフィーショップでお土産を

スタンド内にあるターフィーショップでは、競馬グッズなどが販売されています。せっかく競馬に来たのだから「記念になるお土産が欲しい」という方は覗いてみてくださいね。またお店の名前にもなっている、JRAの公式キャラクター「ターフィー」のグッズも販売しています。ゆるキャラ好きの方もぜひどうぞ。

競馬場は広いので、全部を見ようとすると今度はレースを見ることが難しくなってしまうかもしれませんが、気になるスポットがあったら足を運んでみてくださいね。

初めての競馬は誰でも楽しめるの?

競馬というと「おじさんがやるもの」と思っている人もいます。ですがそれは古いイメージです。今では女性だけのグループのたくさん競馬場に訪れていますし、家族連れも珍しいことではありません。

競馬は女性でも楽しめる

私もいままで女性に競馬場案内をしたことは何度もありますが、「競馬場って意外ときれいなんだね」という感想を持つ人も少なくありません。そういう人は、どうも寂れていてちょっとアングラな場所を尊像しているようですが、全くそんなことはありませんからね!!

そもそもJRAは近年女性来場者の獲得にかなり力を入れています。そのため、女性のためのサービスもたくさんあるんですよ。実際に競馬好きの女性のためにJRAはUMAJOというホームページを持っています。このサイトではラッキーカラー占いや、待受け画像の作成などができますよ。

また、東京競馬場のスタンド内には「UMAJO SPOT」なるものが存在します。この場所は女性限定で入場できる場所で、ドリンクを1杯無料でいただけるのです!そしてここだけでしか買えない限定スイーツのデザインは本当にかわいらしく、フォトジェニックなのでぜひご覧あれ!

他にも限定でイベントが行われていますので、女性グループで遊びに行く場合は、事前にホームページをチェックしてみて下さい。きっと心惹かれるものがあるはずです。

子供も絶対に楽しめる

競馬場内のおすすめスポットのいくつかを見れば分かる通り、競馬場では子供が楽しめるイベントや施設がたくさんあります。先に紹介したものの他にも、海賊船の形をした遊具や、ターフィーのトランポリンなどがあるので、子供が馬を見るのに飽きてしまっても大丈夫!夏には「馬シャ馬シャパーク」という場所もあり、水遊びまでできちゃうんです。

またスタンド内にはベビー・チャイルドルームがあり、こちらは小学生低学年までの小さな子が遊べる場所になっています。オムツ替えや授乳スペースもあるので、小さなお子さんをお連れのご家族でも安心ですね。

初めての競馬で指定席はとるべき?

競馬場は入場料は200円ですが、指定席を使用する場合は席種により1000円〜4000円となっています。指定席を使用しない場合は、スタンドの自由席を使用することができます。初めての競馬では指定席は取るべきなのか否かについて、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう!

コストがかからない自由席

自由席は座席の料金がかからないというのが一番のメリットです。また、コースに近く、声を出して応援する人もたくさんいるので、競馬の迫力を楽しめる席でもあります。

しかしこの自由席は、原則として荷物などでの席取りは禁止されています。とはいえ、多くの方が荷物や新聞などで席を確保しているのですが、あくまでも自由席なので他の人に座られてしまっても文句は言えません。馬券を買って戻ったら座られていても、「私の席ですよ」と主張するのはトラブルの種です。

少しの間であれば荷物が置いてあれば見逃してくれる人が多いですし、「席の確保はだめ!」というルールがあっても、お手洗いなどの離席は誰しもすることなので問題はないでしょう。しかし、もし色々な場所を散策して楽しみたいと言うならば、自由席は確保するべきではないでしょう。1時間も、2時間も別のところで遊んでいて、最後の方のレースだけその席に戻るというのは、マナー違反です。

お金のかかる指定席

指定席のメリットは、まず席が確保されているということです。購入した席はあなたのものですから、座っていようがいまいが他の人に取られる心配がありません。

また指定席にはデスクが着いているので、新聞を広げて予想したり、マークシートに書き込んだりという作業がとても楽です。食べ物や飲み物を広げられるのも大きな利点だと思います。席自体は5階と6階にあり、コースからは離れてしまいますが、高さがあるためレースの全体像がつかみやすいのも良いところでしょう。
その他に、馬券購入のための機械や化粧室の混雑がないのも指定席ならではですね。お昼時はどのレストランも混み合いますが、指定席階にあるレストランは席購入者しかいないので、比較的空いているのもメリットの1つでしょうか。

デメリットは、指定席は確保しにくいというところです。東京ダービーなどのビッグレースの場合は抽選ですし、普段も指定席はなかなか取りづらいです。ネットで予約することも可能ですが、JRAカードを持っていないとネット予約はかなり難しいと思って下さい。
もちろん当日販売分もありますが、開門前から並ぶ必要がある場合も……。しかし!!あまり大きなレースがなく、来場者数の少なめの日であると指定席は午後に行っても売れ残っている日があります。予約ができない人はそういう日に来場すると指定席を確保することができますよ!

ピクニック気分!内馬場でシートを広げる

競馬場には内馬場というものがあります。簡単に言うと、トラックの内側の部分なのですが、ここには子供が遊ぶトランポリンや遊具があり、芝生のエリアも多いです。お天気さえ悪くなければ、ここにシートを引いて楽しむという方法もあります。

「でも、馬券を買う時にいちいちスタンドに行くの?」と思う方もいるでしょう。ご心配なく!内馬場でも馬券購入はできます。またフードやドリンクを売っている場所もありますし、化粧室もあるので安心ですね。

シートさえ引いてしまえば、そこを他の誰かに奪われることはありませんし、指定料金が必要もないのが良いところです。デメリットは天気によっては厳しいという点と、内馬場まで行くのがやや面倒であること、大きなスクリーンがないというところでしょうか。

結局どの席がおすすめ?

正直なところ、初心者だから絶対にこの席がいいよというものはありません。どのように競馬場を楽しみたいのかを考えて、席を選ぶと良いでしょう。

私はだいたい初心者の方を連れて行くときも指定席を取ります。競馬場は広いので「ちょっと疲れて休みたい」という時に、自分の席がある方が安心だからです。参考にしてみてくださいね。

初めての競馬の持ち物や服装は?

「競馬ってなに持っていけばいい?」とよく尋ねられますが、私の答えはいつもシンプルに「競馬新聞と赤ペンそして現金!」と言うものです。なお、これは指定席を利用することが前提です。他にどんなものを用意したら良いのでしょうか。

もし芝生にシートを引くならば、シートを持っていく必要があります。他に折りたたみの椅子などを持ち込んでいる人もいますので「外で競馬を見るぞー!」という場合は、ピクニックで便利なグッズを持っていくといいかもしれませんね。さらに、お天気が不安な場合は、あらかじめ雨具を用意しましょう。

ちなみに競馬新聞についてですが、必ずしも競馬の専門誌を購入する必要はありません。スポーツ新聞の中にある競馬情報だけでも十分です。専門誌は約500円ですが、スポーツ新聞ならば半分以下の値段で購入できます。もちろん専門誌のほうが情報量は多いです。しかし初心者の方にはちょっと情報過多かな……と思います。しかしこのあたりは好みですので、「こんな機会じゃなきゃ競馬新聞なんて買わないから!」という理由で、専門誌を購入するのもありですね!

注意点として、競馬場内では専門誌しか取り扱いがありません。スポーツ新聞を使用する場合は、駅のコンビニなどで購入しておきましょう。

競馬にはどんな服装で行くべきなの?

競馬場は広いので、動きやすい服装が一番です。どのようなテイストの服でも基本的にはOKですが、動きやすさだけは重視するべきです。特に女性の場合、ヒールのある靴よりは歩きやすい靴を選ぶことを強くおすすめします。他に、もし夏場でしたら帽子やサングラスなどがあるといいでしょう。

また、バッグはリュックやショルダーバッグなど、両手を使えるものが楽です。ちなみに、競馬は100万以上の高額配当は窓口にて現金で渡されます。もし大金を得たときのために、バッグのスペースには多少余裕があるといいでしょう。冗談です。しかし「ビギナーズラック」という言葉があります。ありえない話ではありませんので、頭の片隅に置いておいてください。

まとめ:競馬は初めてでも絶対に楽しめる!!

ここまで初めての競馬の楽しみ方を紹介しました。かなり情報を詰め込んでしまったので、最後にざっとまとめておきますね。

初めての競馬ならば……

  • レースを間近で見てみよう!そして賭けてみよう!
  • レースの合間にはぶらぶらしてみるのもGOOD
  • お楽しみスポットはたくさんある!事前情報をチェックしよう
  • 競馬は女性でも家族連れでも楽しめる
  • 競馬には動きやすい服装で!

競馬場は本当に楽しい場所です。「ギャンブルをやる場所」という偏見を捨てて、ぜひ競馬場デビューしてみてくださいね。入場料200円でこれほど楽しめる施設はなかなかありません。
また、初めてだからと緊張する必要はありません。ぜひ思い切り楽しんでくださいね!

  • B!