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競馬は年齢制限がある?馬の年齢はいつごろ?競馬と年齢のはなし

競馬には欠かせない競馬新聞には、レースの予想に役立つ情報がぎっしりと書き込まれています。その中で重要な項目のひとつに「年齢」があります。人間のアスリートと同じく、馬にも年齢的なピークというものが存在するからです。

今回は、そんな競走馬の年齢に関する話をはじめ「競馬と年齢」についての情報をご紹介します。競馬は何歳からできるのかといったことや、競馬は学生にもできるのかなどもご説明しますね!

競馬と年齢にまつわる話:競走馬編

ではさっそく競走馬と年齢に関する情報を見ていきましょう!まず冒頭でも触れた、競走馬のピークについてご紹介します。

競馬の年齢的ピークは?

競走馬がまず最初に走るレースが「新馬戦」と呼ばれるレースですが、レースに出走可能な年齢は2歳とされています。馬の2歳というのは、人間でいうと大体12歳〜13歳とされているので、人間でいうとちょうど中学生になるくらいという感じです。

そして順調に成長し、3歳になるとクラシック競走に出場することのできる年齢になります。日本競馬におけるクラシック競走というのは、イギリスのクラシック競走を参考に創られたもので、下記のレースが最初のクラシックとして創設されました。

  • 皐月賞
  • 東京優駿(日本ダービー)
  • 菊花賞
  • 桜花賞
  • 優駿牝馬(オークス)

競馬に詳しくない人でも知っているようなビッグレースばかりです!ちなみに、「中央競馬クラシック三冠」とされているのはこの内、皐月賞・東京優駿・菊花賞です。この3つのレースで全て勝った馬がいわゆる"三冠馬"と呼ばれます。

さてそこから、4歳になると、競走馬は「古馬」と呼ばれる年齢になります。2歳でデビューして2年後の4歳には「古馬」ですから、競走馬の世界は実に厳しいですね……。しかし「古馬」という字面に騙されてはいけません!

競走馬のピークは一般的に、4歳〜5歳と言われています。

馬の3歳はだいたい人間の16〜20歳くらいに相当します。つまりまだ成人前、元気いっぱいの高校生という感じです。エネルギッシュな時期ですね!
しかし4歳になってくると人間の20歳〜22歳と、若々しくも体力の充実した時期になります。この4歳から5歳のあいだ、4.5歳位がピークではないかというのが、一般的な認知です。

もちろん何事にも例外はあり、馬によっては早熟で2歳にピークが来てしまったり、5歳を過ぎてから強さを発揮する馬もいますよ。

競馬の年齢が変更された?

「久しぶりに競馬でもやるか〜」と競馬を再開すると、やめた時期によっては年齢の数え方が以前と違っている場合があります。これは2001年に、国際基準に合わせた年齢の数え方になったためです。2000年までは新馬戦は3歳だったのが、2001年以降は2歳になっているというわけです。

そのため、有名な『走れコウタロー』の歌詞の一節「天下のサラブレッド4歳馬 今日はダービーめでたいな」という部分にも齟齬が生じてしまいました。今日のダービーは3歳馬の祭典になっていますからね。

競馬と年齢にまつわる話:人間編

それではここからは、競馬は何歳から賭けることができるのか、学生はやって良いのかなど、馬ではなく人にフォーカスした競馬と年齢の情報をお伝えします。

競馬は何歳からできるの?

競馬をする=レースにお金を賭ける(馬券を購入する)という意味では、競馬は20歳以上の人間にしか許されていません。2022年4月から成人年齢は18歳に引き下げられますが、競馬は変わらず20歳からというルールを継続するようです。

また、20歳に満たないけれども馬券を購入してしまったり、譲ってもらった場合の罰則ですが……購入した未成年者に対しての罰則はありません。ですが、もし未成年だとバレれば注意されたり、警察を呼ばれて補導されるということは考えられます。
ちなみに、未成年だと知りながら馬券を売ってしまった、譲ってしまった側には50万円以下の罰金が課されるようですね。

ちなみに、競馬場に入場することは20歳になっていなくても可能です。例えば東京競馬場には子供が遊ぶようなアスレチックや、トランポリンなどの設備もあり、家族で遊びに来る人も少なくありません。未成年であっても、馬券さえ入手しなければ、レースを見て楽しむことはできます。

学生は馬券を買える?買えない?

学生であっても、20歳以上であれば馬券は購入できます。
2004年までは、20歳以上であっても学生である場合には購入できませんでしたが、2005年からは20歳を超えている学生には馬券購入が解禁されました。
私も競馬場に行くと、最近は「大学生グループかな?」と思われるような集団をよく見ます。ワイワイ盛り上がっていてなかなか楽しそうですよ!

オマケ:競馬自体の年齢は?

ここまで年齢の情報をご紹介してきたので、オマケとして競馬という競技の歴史や、JRAは今年で何周年なのかという豆知識もちょっとだけ紹介しておきます。

競馬自体の歴史はとても古いので、全てを振り返ることはできません。馬を競わせるということは、有史以前にすでに行われていたようですからね……。今の競馬場で馬を走らせる形(近代競馬)が行われ始めたのも、16世紀と随分前のお話です。ちなみに発祥国はイングランドですよ!
そこから世界に広がり、日本での西洋式競馬初開催は1860年です。これは江戸幕府が開港した翌年なので、開港後すぐに西洋競馬文化も日本に伝わったことになりますね。

さて日本の競馬は、2つに別れており「中央競馬」と「地方競馬」があります。中央競馬は、日本中央競馬会(JRA)が主催している競馬で、一般的に競馬をあまりしない人などが「競馬」という場合は大方この中央競馬のことです。一方、地方競馬は主に都道府県、地方公共団体などが主催しています。例えば、サラブレッドの競走とはまた違う魅力のある「ばんえい競馬」も地方競馬の1つです。

JRAは2019年9月16日に65周年を迎えました!
この日は指定席が半額になったり、レース名に10年前・20年前の名馬の名を冠したり、お祝いムードでした。
ちなみに競馬場、ウインズ来場者には……

こんなプレゼントもありました!これは「エコ馬ッグ」というエコバッグで、9月16日に全国で20万人に配られた記念品です。私は何も知らずに、この日たまたま競馬場に行ったので「65周年記念品です」と言われてびっくりしました!しかも指定席が半額になったので、これまた嬉しかったです。

ちなみに広げるとこのような感じになります。エコバックとしてはちょっと小さめですが、収納すると馬の顔になるのはめちゃくちゃかわいいですね!5年後の70周年ではどんなお祝いになるのか……今から気になりますね〜。

まとめ

ここまで「競馬と年齢」についての情報をお伝えしました。色々な情報が混ざっているので、最後にさっとまとめておきましょう。

競走馬は……

  • 競走馬のピークは4〜5歳
  • 2001年から年齢の数え方は国際基準に!

競馬ができるのは……

  • 馬券は20歳にならないと買えない
  • 学生でも20歳以上ならOK
  • 競馬場へは20歳未満でも行ける

長く人々に愛される競馬ですが、時と共に年齢についてはさまざまな変更がされてきました。レースを楽しむのは競馬の醍醐味ではありますが、時には競馬の歴史を調べてみると、もっと競馬が楽しくなると思います。

また、競馬場は馬券を買えない年齢の方でも楽しめる施設です。レースを見るのは賭けていなくてもワクワクしますよ!そして20歳になったら、ハメを外さない程度にぜひぜひ馬券を購入してみて下さい。レース観戦時のワクワクにドキドキが追加されて、よりいっそう楽しめることでしょう。

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