何かの異常?口をもごもごパクパク
ふとした時に赤ちゃんの口元がパクパクもごもごしている場面に
遭遇したことはありませんか?
何かを口に入れてしまったのかしら?
それとも空腹のサインなんでしょうか?
もしかして、何かの病気かしら?
実際に「赤ちゃん 口パクパク」でネット検索すると
「てんかんではないか?」とか、「病気かも」などと
穏やかでない検索結果も表示されて、
不安になるママも多くいることでしょう。
実際のてんかんと赤ちゃんが口をパクパクさせることはほとんど関連がなく、
取り越し苦労の場合が圧倒的に多いのです。
赤ちゃんが口をパクパクさせる理由がとってもかわいいので
紹介していきたいと思います。
赤ちゃんが口をパクパクさせるかわいい理由
口さみしくて
赤ちゃんは反射や身体の感覚が大人よりも鈍く、
大人が感じるような満腹感などはあまり感じないといわれています。
おっぱいが大好きな赤ちゃんは、いつまでもおっぱいを飲んでいたいので、
口さみしくて口をパクパクさせるのではないかと考えられています。
だからといって必要以上におっぱいやミルクを与えるのは
肥満の原因や授乳のリズムが乱れることにつながります。
必要量を与えた後に口パクパクが続いても催促しているわけではありません。
面白がって動かしていたり、ママやパパの食事の真似をしているのかもしれません。
眠るときの入眠行為として
授乳したままで寝かしつけをするママは多いと思いますが、
眠った後にも口をもごもごさせていることはありませんか?
口をもごもごさせいるのは赤ちゃん自らが授乳と似た状態を
再現させているのです。
赤ちゃんは言うまでもなくおっぱいが大好きです。
おっぱいは自分の生命の維持に必要不可欠なものだと本能的に知っているのです。
新生児の吸てつ反射(きゅうてつはんしゃ)については
知ってるママも多いと思います。
赤ちゃんは口元にあればなんでも反射で吸い付いてしまいます。
それくらい、赤ちゃんにとってはおっぱいは大事です。
寝付いた後も、夢の中でおっぱいを飲もうとしているなんて
すごくかわいいと思いませんか?
歯茎がかゆい?歯ぐずりかも?
早い子では5か月くらいから乳歯が生え始めます。
大人はすっかり忘れていますが、どうもこの乳歯が生えるときは
歯茎がむずがゆく、痛かったりするのだそうです。
大人でも歯に違和感を感じたりすると、舌で触ったりしますよね?
赤ちゃんも同じようなことをやっているのだと考えられます。
歯ぐずりが始まる頃は唾液が多く出て、
情緒も発達してくるので歯を理由としないぐずりも出てきます。
歯ぐずり用のおもちゃや歯がためなどを与えてみるのもいいでしょう。
生まれてから大事にされてきた赤ちゃんが自分で乗り越えるべき最初の試練です。
温かく見守ってあげましょう。
てんかんとそうでない場合との見分け方
口をパクパクさせるてんかんとは、
側頭葉で起こる症候性てんかんといいます。
これは、後天性のてんかん症状で、主に
10代から20代くらいの若者に起こるものです。
乳幼児でこのてんかん症状になることは稀ですので、
口をパクパクさせたからと言って
それだけでてんかんと判断するのは間違いです。
赤ちゃんに起こりやすいてんかんの発作症状とは、
- 手足を硬く突っ張る様子がある
- 身体をガクガク、カクンカクンとさせる様子
- ボーっと意識をなくしたようにしている
- それまでしていた活動が急にできなくなる
- 口をモグモグさせたりパクパクさせる
- 身体がけいれん、ひきつけを起こしたりする
口をモグモグパクパクさせるのはてんかんの症状の中に入りますが、
上に挙げたいくつかの状態が重複して起こる場合がほとんどです。
もしも発作を起こした場合は、慌てず病院へ行き、
詳しい発作の症状や成育歴などを医師に相談しましょう。
てんかんは脳の機能障害だけにとどまらず、様々な要因で起こります。
正しい医師の診断を受けて治療に臨むことで改善できます。
まとめ:赤ちゃんが口をパクパクさせる理由は…
口をパクパクさせるのは赤ちゃんのかわいい行動のひとつです。
紹介した理由のほかにも、言葉やお話の練習をしていたり、
ただ単に口や舌を動かしてみたくて運動でやっていたり
赤ちゃんによって理由は様々です。
てんかんである可能性も全くないわけではないのですが、
ほとんどはあまり心配いらないケースです。
赤ちゃんは生後2か月を過ぎると周りとコミュニケーションをとろうとしてきますので、
口をパクパクさせていたらママから話しかけてあげるのもいいですね。
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