iPhoneにはさまざまな機能があります。便利に使っていると思っていても、まだまだ知らない機能があるものです。
今日ご紹介するズーム機能も、そのひとつだと思います。
私も最初に画面がズームされたときは「え? 何が起こったの?」と混乱してしまったものです。
「iPhoneを起動したときに“ズームオン”と表示された」
「iPhoneの一部が拡大されて表示される」
などなど……ちょっとしたトラブルとも間違えられがちなこの機能ですが、れっきとしたiPhoneの機能なので、故障などではありません。ひとまず安心して下さいね。
今回は、ズーム機能をOFFにする方法や、ズーム機能の設定の仕方などをご紹介します。
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◆ズームをOFFにするためには
まずは、「突然、画面の一部が拡大されてる!!」とお困りの方のために、ズーム機能をオフにする方法をお伝えします。
ふと気がつけば画面がおかしいという状態では、驚くのも無理はないことです。しかし、先にも書いたとおりこれはiPhoneの機能の一部ですから、混乱しなくても大丈夫です。
ズーム機能がオンになっていると、画面の一部に四角い枠のようなものが現れ、そこに映っている部分がズームされて見えます。この状態でも十分操作は可能です。
ですが、「とにかくこの不思議な四角を消してくれ!」という場合には……
3本の指で画面を2回タップして下さい。
これだけです。これだけでズームされている画面は元に戻っているはずです。
この状態で、再び同じ動作、3本指でダブルタップをすると、再度ズームされます。
「誤タップでいちいちズームされたら困るなあ」とお思いの方には、機能自体をオフにすることをおすすめします。
その手順は、まず設定に入り「一般」を選択します。つぎに「アクセシビリティ」をタップします。
その中の「ズーム機能」をタップすると、ズーム機能の詳細設定画面が表示されるはずです。その一番上、「ズーム機能」をオフにすれば、もう3本指ダブルタップでもズームされる心配はありません。
また、なにかのさいに「そういえばズーム機能使いたいな〜」と思い立ったときは、同じ手順でズーム機能をオンにできますよ。
◆ズーム機能のカスタマイズ
私も最初はズーム機能なんてものが存在するとは知りませんでしたが、今ではオンにしておいています。
普段の使用法では、あまり3本指でダブルタップすることはないので、誤操作でズームレンズが出てしまったことはありません。
さて、このズーム機能のレンズ部分は、実は自分好みにカスタマイズすることも可能です。
設定の「ズーム機能」がオンになっている状態で、画面を3本の指で3回タップすると簡易な設定画面が表示されます。
レンズのサイズを変更したり、拡大率の変更、レンズ内にフィルターをかけることもできます。
このレンズは、3本指でドラッグすることによって、画面内のどこへでも移動できますが、専用のコントローラーを表示させることも、このカスタマイズから設定できますよ。
簡易設定以外の細かな設定などは、設定内の「ズーム機能」から可能です。
◆まとめ
iPhoneの画面の一部がズーム・拡大されている時、起動時に「ズームオン」と表示されるときは、ズーム機能が原因です。
最後に、ズーム機能について簡単にまとめておきますね。
- ズーム機能をオフにするには「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ズーム機能」から行う
- 設定がオンの状態でも、3本指で2回タップ(3本指ダブルタップ)で一時的に消すことができる
- 設定オン時、3本指の3回タップで設定ができる
知っているようで知らないiPhoneの機能はたくさんあります。しかもそれが、画面のタップだけで設定できたり、オンオフできたりと、なかなかに面白いです。
きっかけは「画面がおかしくなった?!」というトラブル(実際はトラブルではありませんが)だったとしても、これを機会にちょっといじくってみてiPhoneの機能を堪能してみるのもいいと思います。
また、他の方に「画面が拡大される……」と相談されたさいは、ぜひこの記事の内容を思い出してアドバイスしてみて下さい。