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【テニス豆知識】点数の数え方にはこんな由来があったんです!

テニスでは得点を数えるときに「1点」「2点」ではなく、
「ラブ」「15」「30」「40」と独特の数え方をします。

この点数の数え方、どこからきたのか由来や理由が気になりますよね?

なぜこういう数え方をするのか、由来や理由を調べてみました!

このページの目次一覧

なぜ0点が「ラブ」?

「ラブ」はなにかの単語の同音異字ではなく、「Love」のラブからきています。

ラブについての由来は諸説あるのですが、最も有力な説としては
フランス語の「卵」を意味する「l'oeuf」からきたといわれています。
丸い卵の形と、「0」の形が似ていることからつけられたんですね。
それがなまって、「Love」になったというのが由来です。

他の説としては、「Love」にはかつて「Nothing(何もない)」という意味も含まれていたことから、
無得点=Nothingということで「ラブ」を用いることにしたというものもあります。

どんな説にしろ、「Love」から始まるというのはちょっとロマンチックですね。

得点の数え方の由来は時計から!?

テニスでは、4点取ったら勝ちになります。(もうちょっと細かいルールがありますが)

0点のことを「ラブ」というように、この得点の数え方も特殊で、
1点のことを「15」、2点のことを「30」、3点のことを「40」と呼びます。
この由来がどこからきたのかは、主に2つの説があります。

時計の回り方からきた説

15刻みで4分割できるものといえば……そう、時計です。

昔、テニスの得点を数える時には時計を使っていたといわれています。
1点取るごとに15分ずつ針を動かしていき、1周回ったら(4点取ったら)ゲームセットということです。

通貨からきた説

点数の数え方は通貨の数え方から来たという説もあります。

テニス発祥当時である14世紀フランスでは、現在の通貨の「フラン」や「ユーロ」ではなく、
「ドゥニエ」「スー」という単位が使われていました。
その通貨ですが、15スーが1ドゥニエになります。
15スーが4つ合わさると4ドゥニエになるので、
4点取ったら勝ちのテニスもそう数えようと決めたのがこの通貨由来説です。

なぜお金から取ったかというと、テニスの勝敗を賭けに使っていたからです。
「あの選手が1点取ることに1ドゥニエだ!」とか言っていたのでしょう。
ギャンブルはほどほどにしたいですね……。

修道院の活動時間が由来

テニスはもともと、修道院での修道士たちの遊びでした。
当時のフランスの修道院では、活動は15分単位で行っていたため、
それにちなんで「0分」「15分」「30分」「45分」と数えるようになりました。

「45」が「40」になったワケ

どの説でも、3点目は「45」じゃなく「40」なのはおかしいですよね?
これは、英語の数え方では45は「40と5」と数えることが原因です。
「40と5」(Forty-five)と言うのが面倒くさかったので「40」(Forty)と省略をかけたんです。

日本語でも、「40と5点!」なんて言うの面倒ですもんね。
なので言いやすいように省略をかけたんだそうです。

まとめ

  • テニスの点数の数え方は「ラブ」「15」「30」「40」と特殊
  • 0点を「ラブ」というのは0の形を卵に見立てた説や、「何もない」という意味もあった説がある
  • 点数の数え方の由来は主に3つで、時計からきた、通貨単位からきた、修道院の活動時間からきたという説がある

テニスのことを漢字で「庭球」というのは、
テニスの元となった競技である「ジュ・ド・ポーム」が修道院の中庭で行われていたことに由来します。
広い場所を必要とする野球と違って、テニスなら狭い庭でもできますよというイメージを伝えるのにもぴったりな訳ですね!

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