大相撲

大相撲の場所名、正式名称と通称をご紹介!開催地の情報も!

ニュースや新聞で、なにかと取り上げられることの多い大相撲! 最近は「スー女」と呼ばれる相撲好きの女性も相まって、どんどん人気が高まっているようですね。

そんな大相撲ですが、ふとテレビをつけると中継がやっていたり、かといえばいつの間にか終わっていたりして「あれ、お相撲やってなかったけ? もう終わったの?」と思うこともあるかもしれません。

今回は、大相撲の場所が「どこで」「いつ」開催されているのかをご紹介します。

すべての場所に足を運んだことがある私の、ちょっとした感想なども交えて、ご紹介していくつもりです。

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大相撲の本場所開催地はここ!

まず大相撲というと一般的なイメージでは「夕方にNHKで放送しているやつ」というものがあると思います。日々の勝敗などがスポーツニュースで報じられたりもするのでおなじみかもしれませんね。

これがいわゆる「本場所」と言われるもので、年に6場所、各場所15日間の日程で開催されています。

ざっと表にまとめてみました。

この6つの場所が「本場所」と呼ばれ、NHKでの中継もされています。

本場所以外の相撲は「花相撲」と呼ばれており、「NHK福祉大相撲」や民放で放映される「日本大相撲トーナメント」などがこのカテゴリーに入ります。

また、多くの皆さんにおなじみの各所地域での巡業も「花相撲」のひとつです。

東京開催は年に3回!国技館は一味違う

まずは東京で開催される「一月場所」「五月場所」「九月場所」についてご紹介します。

開催地は東京。会場はご存知、国技館(通称:両国国技館)です。

JR両国駅から徒歩ですぐにアクセスできる利便性もさることながら、国技館周辺は力士の銅像や土俵モチーフのタイルアートなどがあり、まち歩きも楽しめます。

一月場所(通称:初場所)

1月の第1日曜日ないし第2日曜日を初日にして始まる一月場所は、1年最初の場所ということで「初場所」と呼ばれています。

お正月が開けてすぐの場所なので、なんともおめでたい雰囲気があります。

成人の日もあり、場所を通して着物で来場される方が多い印象です。

また、中日である8日目は天皇皇后両陛下が観戦なさる「天覧相撲」になる可能性があります。

事前に「この日は天覧相撲です」という案内はないので、偶然とった8日目が天覧相撲だった場合は幸運と言えるでしょう。

五月場所(通称:夏場所)

5月の第2日曜日に初日の五月場所は、とにかく気候が穏やかで、国技館の外も散策したいという方には絶好の場所です。

「夏場所」という通称は、和暦の立夏が5月にあるためにつけられているのでしょうが、現代の感覚からするとちょっとずれているかもしれませんね。

個人的には、五月場所は通称の「夏場所」よりも正式名称である五月場所と呼ぶ人のほうが多い気がします。

ともあれ、場所入りする力士の「入待ち」や、取り組みを終えて帰る力士を見送る「出待ち」をするのにも、暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい季節の本場所だと思います。

九月場所(通称:秋場所)

九月場所、通称秋場所は、約1ヶ月にも及ぶ夏巡業を終えた力士たちの相撲が楽しめる場所です。初日は第1日曜日か第2日曜日になっています。

いわゆる「夏休みに勉強を頑張ったヤツの、休み明けのテストの点数がすごい!」みたいなものです。長く厳しい夏巡業で、心も体も成長した力士の取り組みを存分に味わえます。

春の嵐! 大阪「三月場所」

三月場所は通称「春場所」または「大阪場所」と呼ばれます。

とくに「大阪場所」のほうが多く使われている印象がありますね。

通称の由来はもちろん開催地が大阪府だからでしょう!

会場はエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)です。

初日は、3月の第2日曜日または第3日曜日となっています。

この大阪場所は、相撲ファンの間では「就職場所」とも呼ばれています。なぜなら、3月は年度末で中学・高校や大学を卒業し、新弟子として土俵デビューを飾る人数が多いからです。

年間6場所の中で、初土俵を踏む力士が一番多いというわけですね!

また、三月場所は昔から「荒れる春場所」と言われ、大番狂わせが起きることが多いとされています。さながら春の嵐といったところでしょうか。

大阪という土地柄、本場所とは違う活気に溢れている三月場所。大阪出身の力士の取り組み前の盛り上がり方、その熱気は他の場所にはないものでしょう。

熱戦!熱帯! 名古屋「七月場所」

七月場所はその通称「名古屋場所」の通り、愛知県名古屋市中区で行われます。

会場はドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)です。

7月の第2日曜日が初日です。

七月場所は、夏の盛りに行われ、体育館が会場のためものすごい暑さになります。よくテレビ中継でお客さんが、配布されたうちわでパタパタとしのいでいる姿が映ります。

その暑さから「南国場所」や「熱帯場所」などという呼ばれ方もしているようです。あまりこの呼び方を使用する人は見かけませんが、そう呼ばれるのも納得の暑さです。

私のはじめての名古屋場所の思い出は「暑かった」ということにつきます。

観戦に行くさいには、熱中症対策が必要になってきそうです。

一年の締めくくり! 九州「十一月場所」

十一月場所は通称「九州場所」と呼ばれます。

11月の第1日曜日、または第2日曜日に初日となっています。

会場は福岡県福岡市博多区の福岡国際センターです。

なんといっても十一月場所は1年で最後の場所です。「総決算」「締めくくり」という言葉がよく飛び交います。締めの場所ならではの緊張感を感じますね。

また、マス席の座布団が工夫されており、座布団投げができないような形状になっています。横綱が平幕に破れても座布団が飛ばないことについては、賛否両論あるようですが、安全のためを思えば致し方ないところだと思います。

近年では、力士がインフルエンザにかかり途中休場することがよくあります。冬場ならではですね。

まとめ:大相撲の場所名はズバリ…

年に6場所ある大相撲「本場所」の情報をまとめました。

場所名だけを簡潔にまとめると……

  • 一月場所=初場所(東京)
  • 三月場所=春場所、大阪場所(大阪)
  • 五月場所=夏場所(東京)
  • 七月場所=名古屋場所(愛知)
  • 九月場所=秋場所(東京)
  • 十一月場所=九州場所(福岡)

それぞれの場所によって、同じ大相撲の興行であっても特色があります。

名前や通称名を知ったら、その場所のテレビ中継をみてみると、実際の雰囲気がわかりやすいと思います。

ぜひ、大相撲観戦を楽しんでくださいね!

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