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帽子はどう数える?意外と知らない帽子の単位!答えは頭(がしら)!

オシャレにも活用される帽子ですが、
これの数え方って何かわかりますか?

「そういえば……」と意外とわからないものです。

そこで、帽子の数え方の単位について調べてみました!

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帽子の形によって単位が異なる!

帽子の数え方については、帽子の形によって単位が異なります。

麦わら帽子やシルクハットなど、形がしっかりしていて折り曲げにくいような立体的な帽子は「1個」や「1つ」で数えます。
水泳帽やニット帽など、薄く折り畳めるペラペラの平面的な帽子は「1枚」で数えます。

また帽子を購入する時にレジで「1点」「2点」と数える場合もありますよね?
これは「帽子」だからではなく、「商品」として数えているのでこのような単位になります。
帽子でも靴でも服でも靴下でも関係なく「商品」というくくりなので、こういう数え方をします。

あまり使われないかぶり物の単位

日常生活ではなかなか見ませんが、帽子以外にも頭にかぶるものはありますよね。

時代劇などで見る烏帽子(えぼし)などのかぶり物は「1頭」で数えます。
読み方は「いちあたま」ではなく「ひとがしら」と読みます。
数える時はひとがしら、ふたがしら……と数えていきます。

ちょっとデリケートな話題ですが、
ハゲを隠すために頭にすっぽりかぶせるタイプのカツラの数え方はというと
立体的な帽子の数え方と同じく、「1個」です。
脱いでぺしゃんこになっている状態なら、「1枚」でもいいと思います。

カツラ以外に頭につけるものといえば、
エクステやウィッグなどの、髪にちょっと添えてボリュームアップさせるためのつけ毛もありますよね。
こういった物の数え方ですが、エクステの場合は細長いので「1本」、ウィッグの場合は「1個」「1つ」になります。

英語や他言語ではどういう数え方なの?

では、他の言語では帽子はどう数えているのでしょう?

英語では特に単位はなく、普通に「One hat」「Two hat」と数えていきます。
英語によく似た文法のフランス語やドイツ語も同じように数えます。
フランス語では「Un chapeau」、ドイツ語では「Ein Hut」と
表現する言葉が違うだけで、「1+帽子」という構成で数えられます。

中国語ではどうなのかというと、こちらも同じ感じです。
中国語での物の数え方は「個数+単位+数えられる物品」という構成になっています。
なので帽子の数え方は「一顶帽子」「二顶帽子」と数えていきます。
「顶」が単位で、簡体字ですので、日本語に使われる漢字に直すと「頂」になります。
「一」や「帽子」はそのまま数字や帽子のことですね。

意外と知らない帽子の豆知識

8月10日は帽子の日

8月10日は帽子の日です。
「8、10」を「ハット」と語呂合わせして制定されたそうです。

卒業式に帽子を投げる理由

よくドラマなどの卒業式のシーンで、帽子を上空に投げるカットがありますよね?

この由来はというと、アメリカの海兵士官学校の伝統からきています。
士官学校に通っている間は士官としての制服を着なければならず、その制服の中に帽子が含まれていました。
そして、士官学校を卒業したらもう制服は必要なくなるので、
厳しい士官学校生活からの開放感などから帽子を上に放り投げるという伝統ができあがりました。

それがアメリカ全土に伝わり、さらに日本に伝播して
卒業式に帽子を投げるという文化ができあがりました。
とはいえ、日本の学校の制服には帽子が含まれていることはほとんどないので、
現代ではあまり見ることのないシーンですね……。

投げたかったらみんなで示し合わせて投げる用の帽子を買いましょう!

まとめ

  • 帽子の数え方は形で異なる
  • 立体的な帽子は「個」、平面的な帽子は「枚」
  • 英語では普通に「One hut」
  • 中国語では「顶」

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