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競馬は雨でも開催するのか?馬に雨の影響はあるのかなどをご紹介

さまざまなスポーツ観戦時に気になること、それはお天気です。屋内競技であればあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、屋外で開催されるスポーツは常に天気に左右されます。あまりの大雨だと中止になる競技もあるでしょう。競馬も、天気が重要なスポーツのひとつです。

競馬場に行こうと思っていた日に、雨が降るとテンションも下がりますよね?それに、雨が降ると馬のコンディションや馬場の状態も気になるところです。そもそも、競馬というと馬が青々としている芝の上を駆けていくイメージがありますよね。雨でも開催されるのでしょうか?

そんなわけで今回は、競馬はどのくらい雨の影響を受けるのかを紹介していきたいと思います。

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競馬は雨でもやるのか?

馬が颯爽と走っていく姿はとても美しく、ギャンブルには興味がないけれど競馬場で馬を見るファンも存在しているくらいです。そのようなイメージから、雨の競馬は連想しづらいかもしれませんが、実は競馬は雨でも開催します。「かなり降っているな〜」という大雨でも、ほとんどの場合はレースが行われます。

競馬が中止になる天候は?

「じゃあ競馬ってどんなお天気でも開催されるんだ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。雨では中止になりませんが、台風の場合はさすがに中止になりますし、他に「濃霧」や「強風」の場合は騎手(ジョッキー)の安全面を考慮して中止にされます。

特に台風の場合には、公共交通機関が乱れることや、馬の輸送がスムーズに行われないことが予測されるため、台風の進路によっては開催中止が早めに決められることもあります。

また他に、雪も中止になる天候です。雪が降ったコースで馬が滑って転んでしまうことや、降雪時の視界の不明瞭さなどが主な原因ですね。

途中で中止になることはあるの?

台風など事前に予測ができることもありますが、基本的に天気は気まぐれです。朝はピカピカの晴天だったのに、午後になって急に雲行きがあやしく……なんてことは普通ですよね?
先ほどご説明したとおり、競馬は雨では中止になりません。そのため、朝は晴天、午後は土砂降りという場合でも途中で中止されることなく、しっかり12レースやります。

しかし!実は2019年5月4日に途中で中止になりました。原因は……雹です。
この日は午前中は晴天だったと記憶しています。しかし午後3時ごろだったでしょうか、天候が大幅に崩れ、雹が降りはじめて芝のコースに降り積もり始めました。実はこの日、私は競馬に行っていました。雹が降り出したときは流石にみなさん驚いた様子で、どうなるんだとザワザワしていましたね。

結局、JRAから「レース続行不可能のため中止する」というアナウンスがあり、メインレースを前に帰宅を余儀なくされたのですが……

じゃーん!!!

こんなものをもらいましたよ!

これは、この日の来場者全員に配っていたものです。一緒に行った方は競馬の大先輩で、もう40年ほど競馬をやっており、毎週のように競馬場に来ている方なのですが「こんなことは初めてだ!」とおっしゃってました。もちろんこの「非常用入場券」をもらったのも初めてだそうです。

ちなみにこれは1年以内であれば入場券として使用できます。競馬場の入場料は200円ですが、それを払わずに入れるというわけです。私は「めちゃくちゃレアなのでは?!」と思い、使用せず記念品として取ってあります!

また、私はいつも競馬に行くと指定席を買うのですが、指定席の料金も全額払い戻しされました。この日は1レースから競馬場で遊んでおり、9レースまでやっていたので、指定席料金の返金は「ちょっと得したな〜」と感じましたね。

競馬は雨が降ると荒れるのか

結構な雨でも競馬が開催されるとお伝えしましたが、そんなときのレースは荒れるのでしょうか。一般的には「雨の日は荒れる」と言われていますし、データでもその傾向が見て取れます。

なぜ雨の日の競馬は荒れるのかといえば、馬場状態が通常と異なるからです。
競馬の馬場は、水分が少なくて乾燥している状態を「良」とし、そこから水分量によって「稍重(ややおも)」→「重」→「不良」と表現されます。

不良馬場の場合は、芝コース・ダートコースともに、コースやコース内の足跡などに水が浮いている状態です。かなり雨に降られていたり、大雨直後のレースという感じですね。

自分が走る時のことを考えるとわかりやすいですが、例えば芝生の上を晴れた日に走るのと雨でびしゃびしゃの状態で走る場合では、絶対にタイムが違いますよね?馬もそれと同じで、馬場が良くないときはタイムもよくありません。そのため、芝コースではレース全体のタイムが落ちるので、他の馬に比べてタイムが一枚落ちるような馬でも、上位の争いに絡んでくる場合があるのです。

このような理由で「雨が降ると荒れる」というのは、一つの傾向として考えておく必要があります。しかし基本的には、今雨が降っているか否かよりも馬場の状態が重要です。馬場の状態を確認した上でレース展開を予想することで、普段は上位に食い込まない馬をしっかりチェックできると思います。

まとめ

ここまで、競馬と雨、天候についてご紹介しました。最後に情報をまとめておきましょう。

  • 競馬は基本的に雨でも開催する
  • 台風・雪・霧などでは中止することもある
  • 競馬は雨で馬場状態が変化する
  • 馬場状態によってはレースが荒れる可能性もある

競馬場はちょっと遊びにいく行った感じで訪れる場合、雨でも無縁でとてもいい場所です。馬やジョッキーには気の毒ですが、競馬を見る分には屋根がある場所にいれば濡れずに1日遊べます。
また、雨で馬場状態が変わることでレース結果がとんでもないことになる可能性があり、予想をたてるおもしろさも加わりますね。「雨に強い血統をチェックしよう」とか「この馬場なら逃げ切りの可能性あり」など、普段と異なるレースを予想するのは楽しいことです。

雨の日は雨の日特有の競馬の楽しさ、探してみてくださいね!

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