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スマホの静電気が痛すぎ…なんでこんなに強いの?

冬場で空気が乾燥してくると気になるのが静電気です。
ドアノブに触ろうとしてバチっとくるの、イヤになりますよね。

しかしこの静電気、スマホに触ろうとしても起きるんです。
しかもバチっと音と火花が見えるほど強い時も。
これ、大丈夫なのか心配になりますよね。

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スマホを触るとバチっとくる…痛い原因は?

スマホを触った時に静電気でバチっときますが、
この原因はスマホのタッチパネルの仕様によるものです。

スマホのタッチパネルは人が持っている静電気に反応して動くようになっています。
なので単に画面に物が触っただけでは反応しません。
指で触ることではじめて反応します。

指で触る時に指先からスマホへ静電気の移動が起き、
それによってタッチを感知しているのですが、

体に静電気が溜まっていると、静電気の移動が多くなります。
微弱とはいえたくさんの電気が流れるわけですから、その結果、バチっとなるわけです。

それが静電気の仕組みなのですが、
スマホを触ったときの静電気はドアノブなんかに比べて強く、痛いですよね。
なぜそれほどまでに強い静電気なのかというと、
スマホはカバンの中で色んな物にこすれることによって静電気を溜め込んでいきます。
そこに指が触れることで、体に溜まった静電気とスマホに溜まった静電気がぶつかり合い
ドアノブなんかと比べて強い静電気が流れるわけです。

さらに心理的な要因もあります。
ドアノブなんかと違って、スマホは「触ると静電気でバチっとなる」というイメージがありません。
来ないと思って油断しているところに急にくるわけですから、
まったく予想していなかったことに驚いたぶん、威力が上乗せされます。
なのでより痛く感じるのです。

痛いくらいの強い静電気でスマホは壊れない?影響はない?

「パソコンが静電気でやられて動かなくなった!」という故障の仕方をよく聞きますが、
同じく精密機械であるスマホも大丈夫なのかどうか心配になりますよね。
しかもものすごく痛かったり、時には火花が見えるくらいの強い静電気なら、
スマホへの影響が気になります。

パソコンやスマホに使われている半導体は100ボルトほどの電圧でダメになります。
そして物に触った時にバチっとくる静電気は、およそ3000ボルトくらいの電圧になります。
つまり許容量の30倍の威力がくるわけですから、
バチッとくるあの静電気でパソコンやスマホが壊れるのもおかしくはないわけです。

しかし触れてバチッとなるたびに壊れていてはまったく役に立ちません。
そのため、静電気で壊れないよう、許容量以上の電圧を逃がす部品が組み込まれています。
だからバチッとなるたびに壊れないようになっているわけですが、
触れた場所や流れた静電気の量などの場合によっては、部品がうまく作動できず、壊れてしまう可能性があります。
バチッといっても大丈夫とは思わず、もし不具合が出たら静電気による故障を疑ってみてください。
もともと耐えられるわけのないものを部品で耐えられるようにしているので、
「バチっといったら何かしら不具合が出る可能性がすごく高い」と思っておいたほうがいいでしょう。

人体への影響についてですが、静電気で感電することはまずないので大丈夫でしょう。
ただペースメーカーや補聴器など、精密機械を装着している人はそれらへ悪影響を及ぼすかもしれません。

まとめ:スマホの静電気が痛いのは…

  • スマホに触るとバチっとくるのは静電気のせい
  • 指先からスマホへ強い静電気が流れるため、強い痛みを感じる
  • 静電気で壊れないように作られているが、あまりにも過剰な静電気が流れると壊れてしまうことも

静電気によってスマホが動かなくなるだけでなく、触っていないのに勝手に動く「ゴーストタッチ」の原因にもなります。
ぶつけたりしていないのに、もし不具合が出たら静電気による故障の可能性が高いです。

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