なんとなく「健康にいいから」という理由で毎日ヨーグルトを食べている人はいると思います。
確かに腸内環境を整えるなどのメリットもたくさんあるのですが、
だからといって食べすぎると、体に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
ヨーグルトの食べすぎによるデメリットや、
ちょうどいい量などの適切な食べ方について解説していきます!
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ヨーグルトの食べすぎは下痢や冷え性の原因になる!
ヨーグルトを食べると、乳酸菌やビフィズス菌が腸内環境を整え、腸内の免疫力を高めてくれます。
腸内の免疫力が高くなることでアレルギー症状がおさえられたり、
インフルエンザなどの感染症にかかりにくくなるという効果もあります。
ですが、食べすぎると下痢や冷え性の原因になってしまいます。
ヨーグルトは要冷蔵での保存が必須なため、
食べる時は自然と冷えたものを食べることになります。
冷たいものを食べたことで、お腹を壊し、体を冷やしてしまいます。
そして、ヨーグルトを食べることで腸内の乳酸菌が増えるため、
本来、体の中で活動しているさまざまな菌の活動が阻害されてしまいます。
体が「ヨーグルトで乳酸菌やビフィズス菌が増えている」状態が通常の状態になってしまうと、
体の中のバランス調整のために腸内細菌の生産がストップします。
そうなった後でヨーグルトを食べるのをやめてしまうと、腸内環境が乱れ、
ヨーグルトで補われるはずだった腸内細菌が不足し、免疫力が落ちてしまいます。
それだけではありません。
実はヨーグルトは消化しづらい食べ物なので、
体調が悪い時や胃腸の状態が悪い時に食べると、吐き気や胸の痛み、胃もたれなどを引き起こしてしまいます。
ヨーグルトには脂肪分も含まれており、コレステロールの値はそこそこあります。
大量に食べると高コレステロール血症などの病気の原因となってしまいます。
ヨーグルトに砂糖をかけて食べる人なら、砂糖の糖分がプラスされるので、
体脂肪がつきやすく、太りやすくなってしまいます。
ヨーグルトはこう食べる!
これまでさんざん食べすぎによるデメリットを解説していきましたが、
食べすぎなければ大丈夫です。
1日のヨーグルトの目安は200グラムくらいが適量です。
1回で食べるのではなく、朝晩の2回に分けて食べるとよいでしょう。
砂糖やジャムなどを混ぜる時はスプーン1杯くらいが目安です。
冷たい状態で食べるのはNGです。食べる時は温めてから食べましょう。
ヨーロッパでは本来、ヨーグルトは家庭で手作りして温めて食べるものだったそうですよ。
温める時は、レンジで1分ほどでOKです。
冷蔵庫から取り出して冷たい状態から、常温くらいにもどすイメージです。
下手すると爆発しますので、グツグツ煮立つほど温めてはいけませんよ!
食べると下痢&お腹が張ってしまうのは、乳酸菌が合わないせい!
ヨーグルトを食べた時に下痢やお腹の張りなどの症状が出てしまうのは、
ヨーグルトに使われている乳酸菌が合わないせいです。
一口に乳酸菌といってもさまざまな種類があり、ヨーグルトによって使われている乳酸菌が異なります。
なので、もしお腹が張ってしまう時は別のヨーグルト製品を試してみるといいでしょう。
乳幼児や子供の中には「乳糖不耐症」という体質を持つ子もいます。
乳糖不耐症の子供は牛乳やヨーグルトなどの乳製品を食べると下痢をしてしまうので、
もし乳糖不耐症であれば無理に食べさせる必要はありません。
まとめ:ヨーグルトを食べすぎると…
- ヨーグルトを食べすぎると下痢や冷え性などのデメリットがある
- 増えすぎた乳酸菌のせいで腸内環境が荒れてしまう
- 胃腸の不調や高コレステロール、肥満の原因となってしまうことも
- 1日の適量は200グラム。砂糖やジャム入れすぎないように
- レンジで1分ほど温めてから食べるホットヨーグルトがおすすめ
- 食べるとお腹が張る場合は乳酸菌が合わないせい。別のヨーグルトを試してみるといい
- 乳製品を食べると下痢になってしまう乳糖不耐症の人は無理に食べなくていい