そば屋さんに行くと、そば湯というものが出てきます。
そば湯とは、そばを茹でた時の茹で汁のことです。
茹でる段階でお湯の中に流れ出してしまったそばの栄養を摂取することができます。
とはいえ、いまいち飲み方がわからないし、
そのまま飲んでみてもなんだかおいしくない……と手を付けずにいたりするんですよね。
そこで、そば湯のおいしい飲み方についてご紹介したいと思います!
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つけそば、かけそば……そばごとに異なるそば湯の飲み方
基本はそば湯でつゆを割る。厳密な決まりはないので自由に!
基本的な飲み方は、そばを食べた後のつゆをそば湯で割って飲みます。
この時、そば湯の中につゆを入れるか、つゆの中にそば湯を入れるか悩みますが、
厳密な作法はないのでどちらでもいいです。
そば湯の中につゆを入れる方法だと、つゆが薄くなりやすいので塩分のとりすぎが防止できます。
そば湯とつゆの割合もお好みでOKです。
自分が飲みやすい濃さで味わいましょう。
つけそばのそば湯の飲み方
つけそばの場合、つゆは小鉢やお椀のような食器に入って提供されます。
さらにそば湯を楽しむために、そば湯が入った急須とお猪口が渡されることがほとんどです。
このお猪口の中につゆを入れ、その上からそば湯を注ぎます。
好みの濃さに調節して、お猪口でグイっと飲んでしまいましょう。
ネギやわさびなど薬味が残っていたら、それも一緒にお猪口の中に入れて
風味を変えて飲んでみるというのもいいでしょう。
かけそばのそば湯の飲み方
かけそばの場合、つゆはかなり味が濃いめです。
それに、そばにかけるためにお皿につゆをぶっかけた後ですよね。
この状態でそば湯をもらっても、お皿を持って傾けてお猪口につゆを流し込むのはなんだか……って思いますよね。
かといってお皿にそば湯を流し入れて、お皿に口をつけて飲むのも行儀が悪いです。
かけそばでそば湯を楽しむ時には、
そば湯の急須とお猪口の他に、レンゲがついてきます。
もしなかったら、店員さんに言ってもらいましょう。
レンゲでお皿のつゆをすくい、お猪口に入れてそば湯を注ぎます。
あとはつけそばの場合と同じように、自分好みで濃さを調節して薬味で風味を変えて飲みましょう!
塩分が気になるならそのままでもOK!
そのままストレートにそば湯を飲んでもいいです。
そば湯にはそばから流れ出た栄養素が含まれています。
特にルチンというポリフェノールには血管を丈夫にする効果があり、
高血圧や動脈硬化の予防が期待されます。
しかしそんなそば湯をできるだけたくさん飲むために
つゆも一緒に飲んでは塩分のとりすぎになってしまいます。
お店のレシピなどにもよりますが、つゆに含まれる塩分は、おおよそ1人前で4グラムほどです。
1日の塩分摂取量の目安はだいたい8~10グラムほどですので、
つゆを全部飲んでしまうとそれだけで1日の塩分摂取量の半分ほどになってしまいます。
そばに添えられている天ぷらや漬け物も食べたらそのぶんだけさらに塩分量が上がります。
高血圧が気になる人は、そのままストレートでいったほうがいいでしょう。
つゆで味をつけるにしても、薄めを心がけてください。
家でそば湯を楽しむには?
お店に行かず、家でそば湯を楽しみたい!
わかります、その気持ち。お店のそばって高いんですよね。
でもそば湯で高血圧予防は魅力的……。
そんな時は、家でそば湯を作ってしまいましょう。
そば湯の作り方は簡単です。そばを茹でるだけ。
そもそもそば湯はそばを茹でた時の茹で汁なんですから、そばを茹でれば勝手にできます。
この茹で汁をお椀や湯のみに1杯だけ取っておけばいいんです。
そばは食べなくていいからそば湯だけを飲みたい場合、
市販のそば湯の素を買うか、そば粉をお湯で溶かして作るという手もあります。
まとめ:そば湯の飲み方は…
- 基本のそば湯の飲み方は「つゆと割って飲む」
- 塩分が気になるならつゆで割らずにストレートで
- 家で飲むならそば湯の素を買うかそば粉をお湯で溶かして作る!