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ぶどうとマスカットは何が違う?白ぶどうは?疑問にお答えします!

ぶどうとマスカットの違い、わかりますか?

色が違うだけなのか、それとも〇〇科〇〇目と分類が違うのか、
ただの品種の違いなのか気になりますよね。

他にも、「白ぶどう」なんてものもありますが、
これはマスカットと同じものなのか、違うものなのか……。

そんな疑問にスッキリお答えします!

このページの目次一覧

そもそも、ぶどうとマスカット、白ぶどうって?

ぶどう

ぶどうとは、ブドウ科ブドウ属のつる性植物です。

さまざまな種類があり、紫の小粒がぎっしり詰まっているデラウェアや
紫の大粒の巨峰など、たくさんの品種があります。

デラウェアや巨峰など、生で食べるための品種もありますが、
他にもレーズンやジュースやジャムなどの加工品用の品種も多いです。

何より、ぶどうといえばワインですよね。
世界中に存在するぶどうの7割はワイン用に作られている品種なんです。

実はぶどうは種から育てると実があまりおいしくないので、
枝を切って地面にさす挿し木や、他の木にくっつける接ぎ木という手法で増やします。
なので、世界中のぶどうの木はほとんどが親戚同士だったりします。

マスカット

マスカットは地中海が原産です。

香りが強いのが特徴で、この香りが「ムスク(ジャコウ)」に似ていることから
マスカットという名前がつけられました。

マスカットにも色々な品種があります。
マスカットと言われればだいたいが白い粒のものを思い浮かべますが、
実は紫色の皮のマスカットもあるんです。

白ぶどう

白ぶどうはぶどうの中の皮が白いものをいいます。

ぶどうには皮の色によって赤ぶどう、黒ぶどう、白ぶどうの3つの種類に分けられます。
デラウェアは赤ぶどう、巨峰は黒ぶどうに分類されます。

その中で、皮が白いものを白ぶどうと呼びます。

マスカットは白ぶどうの1種類

ぶどうとマスカットの違いは、大分類と小分類の違いと言ってもいいでしょう。
ぶどうの中には赤ぶどう、黒ぶどう、白ぶどうの3種類があり、
その白ぶどうのうちのひとつがマスカットなのです。

たまに、白ぶどう全般を指してマスカットと呼ぶことがありますが、これは誤りです。
マスカットは白ぶどうの一部ですので、正しくは逆です。
マスカットのことを白ぶどうと呼ぶのは間違いではないのですが、
白ぶどうのことをマスカットと呼ぶのは間違いです。

ぶどうは皮が食べられないけどマスカットは食べられる?

ぶどうの皮は食べられないけど、マスカットは皮ごと食べられるというのをよく聞きますよね。

これは正確には正しくありません。

日本で「ぶどう」といえばデラウェアや巨峰などの品種ですが、
この品種は日本で栽培されているので、高温多湿に耐えるために皮が厚く作られています。
皮が厚く固く、また味も渋くて食べにくいので食べずに残すのが一般的です。
食べると有害というわけではなく、食べにくいから残しているだけなので、
もし食べてしまったとしても大丈夫です。

「食べにくい」が「食べられない」になり、「食べてはいけない」というように解釈されて伝わっているだけで、
食べると健康に害があるというわけではありません。
ぶどう(赤ぶどうや黒ぶどう、白ぶどう)の中には皮が食べられる品種もあります。

一方、日本で流通している一般的なマスカットであるマスカット・オブ・アレキサンドリアという品種は
元々ヨーロッパで栽培されていた品種です。
ヨーロッパの気候はそれほど湿度も温度も高くなく、高温多湿に耐える必要がないため、
ヨーロッパ原産のマスカットは皮が薄く作られます。
皮が薄いので、皮を剥こうとしても剥きにくいため、剥かずにそのまま食べるのが一般的です。

まとめ:ぶどうとマスカットの違い違いは…

  • ぶどうとマスカットの違いは大分類と小分類の差
  • ぶどうという大きなくくりの中に白ぶどうという小さなくくりがあり、白ぶどうの中にマスカットが含まれている
  • 白ぶどうのことをマスカットというのは間違い。マスカットは白ぶどうの一部!
  • ぶどうは皮を食べてはいけないがマスカットは皮を食べてもいいというのは間違い
  • 皮が厚いので食べにくい→食べられない→食べてはいけないと解釈されて伝わってしまっただけで、食べても害はない

 

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