豆知識

意外と知らない手袋の単位!手袋は「双」と数えるんです!

冬になると活躍する手袋。

これの数え方、知っていますか?

意外と知らない物の数え方シリーズ、手袋編いってみましょう!

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手袋の数え方は「双」!

手袋の数え方の単位は「双」です。
読み方はそのまま「そう」です。「1双」は「いっそう」ですね。

手袋は左右ペアで1セットですので、
「2つの(ペアの)もの」という意味の漢字である「双」を使うのは納得ですね。

日本語では、ペラペラした薄いものを数える時には「枚」を使います。
手袋もペラペラした薄いものですので「枚」でもいいですが、
そうすると「1枚」と言われた時に左右どちらか片方だけでいいのか、両手分なのかちょっと迷ってしまいます。
両手分なら「双」を使ったほうが誤解なく伝わるでしょう。
左右どちらか片方だけでいい場合は、「片方だけ1枚」とか言葉を添えた方がいいですね。

「双」は軍手やミトンなど、手にはめるもの全般に当てはまります。

「対」「組」「揃い」?

他にも手袋の数え方として「対」「組」「揃い」という単位もあります。
一対、一組、一揃い……とそれぞれ数えるわけですが、
手袋を数える時にはこれでもOKです。

数え方には実は細かいルールがあって
手袋のように左右で形が違うものを「双」
軍手のように左右どちらも同じ形のものは「組」や「対」を使います。

では「揃い」はというと、手袋に限らず、複数個で1セットのものを「揃い」と呼びます。

英語や他言語ではどう数えているの?

英語では「One glove」と手袋に関して特に単位はないようです。
英語と似た言語であるフランス語やドイツ語も同様です。
フランス語では「Un gant」、ドイツ語では「Ein Handschuh」と
言葉が違うだけで「1+手袋」という構成になっています。

これだけでは両手分なのか、左右どちらか片方だけなのかいまいちわかりません。
なので1双を数える時は「1 pair of gloves」と「1ペアの手袋」と表現します。
フランス語やドイツ語でも同じようにします。

中国語での物の数え方は普通「数+単位+数えられるもの」という構成になっていますが、
手袋に関しては「一手套」と数えます。「手套」は手袋のことです。

そう、中国語で手袋を数える時には単位が脱落するんです!
それでも無理やり単位をつけるとするなら「个」になります。
「个」は中国語における、どう数えていいか単位がわからないものにつけられる単位です。
日本語でもとりあえず「1個」「2個」と数えますが、あれと同じです。

知ってる? 手袋の日は2つある!

とりあえず何でも「〇〇の日」と作るのが大好きな日本人ですが、
もちろん手袋の日も存在します。

手袋の日は「10月29日」と「11月23日」です。

なぜ2つあるのかというと、制定したところが2つあるからです。

10月29日の手袋の日は、手袋メーカーである株式会社東和コーポレーションが登録して制定したものです。
10=て、2=ぶ、9=く という語呂合わせが由来です。

一方、11月23日の手袋の日はというと、
日本手袋工業組合が勤労感謝の日に合わせて制定したものです。

どちらもちょうど寒くなってきて手袋が必要になる時期ですし、
冬の始まりである10月、11月はぴったりですよね。

ちなみに制定した時期としては、11月23日の手袋の日の方が古いようです。
10月29日の手袋の日は2010年に制定され、11月23日の手袋の日は1981年に制定されました。

まとめ

  • 手袋の数え方は「双」が基本で、他には「対」「組」「揃い」など
  • 左右で形が違うものは「双」、形が同じものは「対」「組」「揃い」を使うのが普通
  • 英語では「1ペアの」という意味の「1 pair of gloves」を使う
  • 中国語では単位がなく、「1+手袋」という意味の「一手套」

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