日本の競馬の馬券はかなりバラエティに富んでいます。そして実は買い方にも種類があるのです。もちろんどんな買い方をしても、同じ馬券を買うならば購入金額は変わりませんし、当然的中率に変化はありません。
しかし「フォーメーション」や「ボックス」「ながし」という買い方を覚えておくと、いちいち一点ずつ購入しなくてもすむため、とても便利です。また締め切り間近に「色々な組み合わせを買いたい!」という時などに、効率的に投票ができます。
ですが、しっかり理解していないと想像よりも購入金額が高くなってしまっていたり、思っていた組み合わせが買えていなかったりというトラブルも起きがちです。
今回は馬券の買い方の中でも「フォーメーション」の買い方についてご説明します。初心者の方にぜひ参考にしてもらいたいです。
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そもそもフォーメーションとは?
まず、フォーメーションとは一体どんなものなのかをご説明しましょう!
フォーメーション投票というのは、例えば3連単を買う場合、1着、2着、3着をそれぞれ1頭以上選び、選んだ馬で購入できるすべての組み合わせを自動的にマークしてくれるシステムです。
言葉で説明してもわかりにくいので、実際の例を上げてみましょう。
これはJRAのホームページで使用できるフォーメーション計算機能のスクリーンショットです。8頭立てのレースで3連単フォーメーションを想定しています。
1着に来そうだと思っているのが:3番、5番
2着に怪しいぞと思っているのが:2番、3番
こいつは3着までにはというのが:1番、2番、6番
これをフォーメーションで購入すると……
3→2→1、3→2→6、5→2→1、5→2→6、5→3→1、5→3→2、5→3→6
以上の7点の馬券が購入できるというわけです。
大きなレースになると、強いばかり出馬するので1着がどれだか迷ってしまうこともありますよね。そんな時でもフォーメーションであればどちらが1着に来ても、対応できる馬券が購入できます。
フォーメーションで購入できる馬券の種類は「枠連」「馬連」「馬単」「ワイド」「3連複」「3連単」です。とにかく「買いたい組み合わせがたくさんあるなあ」という時に使ってみましょう!
点数計算が面倒なときは
フォーメーションはいろいろな組み合わせを買える購入方法ですが、買う点数が多くなってしまうこともあります。競馬場でマークカードにマークして、機械に通してみたら「あれ?!こんなに買うことになるのか!」なんてことにもなりかねません。私もはじめのうちはそんなことがありました……。
先ほどの例で使用した、JRAのフォーメーション組み合わせ計算機では
組み合わせを選べば自動で上の画像のように購入点数が表示されます。シンプルで使いやすいので、なれるまではおすすめです。しかしいちいちJRAのサイトにアクセスするのは面倒な場合には、アプリもあります。
例えばこちらの『馬券点数電卓』はシンプルで操作しやすく、またかなり見やすいのでおすすめです。フォーメーションの他に、「連複ながし」や「ボックス」にも対応しています。
フォーメーションの書き方は?
競馬場ではマークカードで投票する方法が一般的です。もちろんスマホやPCから投票することもできますが、やはりマークカードで購入し、実際の馬券を入手すると気分も高まりますよね!
マークカードの種類は全部で5種類ありますが、フォーメーション購入に使用するのは赤いマークカードです。
これがそのカードです。両面刷りで「ボックス」と「フォーメーション」で使用できます。フォーメーションを購入したい場合は、フォーメーションの方にだけ記入しましょう。両面記入はNGです!
他のカードと同じく、「場名」「レース番号」「式別」などを記入し、式別に合った馬番(または枠番)に印を突けていけばOKですよ。
(場名、レース番号は適当です)
先ほど、上の項目で例として上げた8頭立てレースの馬券をマークすると、こんな感じになります。1点あたりの金額は100円にしたので、これを投票機に挿入すると700円の支払いというわけです。
まとめ:競馬のフォーメンションとはずばり…
ここまで超初心者向けのフォーメーション投票の説明をしてきました。最後に情報をまとめておくと……
- フォーメーションはたくさんの組み合わせを簡単に買える
- 購入点数は専用の計算機やアプリを使えば簡単
- マークカードは赤のカードを使おう!
最初のうちは「なんかフォーメーションって難しそう」と思うかもしれませんが、慣れてくれば便利な購入方法です。マスターしておくと競馬がもっと楽しくなりますよ。あれもこれもと選んでいると、点数が多くなってしまい収支がおかしなことになりがちなので、しっかり購入点数を確認することもお忘れなく!