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競馬のボックスとはどんな買い方?フォーメーションとの違い

競馬をやっていると、ときどきふと思いませんか?「ちょっと買い方を変えてみようかな?」と。特に、初心者のうちは、シンプルな購入の仕方をしている方が多いと思います。しかし慣れてくると、色々と変化をもたせたいものです。

購入する馬券の種類を変えるのも手ですが、少し手広く購入してみるのもまたひとつの方法でしょう。そのためには、フォーメーションやボックスという買い方を覚えるととても便利です。

「でもボックスってそもそもどういうものなの?」
「ボックスとフォーメーションって何が違うの?」

そんな疑問もあるかと思います。なので今回は、競馬の馬券の買い方のひとつ、ボックスについてご紹介します!
ボックスはどのような買い方なのか、フォーメーションとの違いについても説明していきますよ。

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競馬のボックス買いとは何か

そもそもボックス買い(正式にはボックス投票)とはどのようなものかと言えば……

選んだ馬番または枠番での組み合わせ全通りを購入できる投票方法

一言でいうと上のようになりますが、よりわかりやすいように具体例を上げてみましょう。
例えば、①②③④の4頭の馬で馬連ボックス投票をすると、買い目は次のようになります。

①-②
①-③
①-④
②-③
②-④
③-④

計6通りで、100円ずつ購入するならば購入金額は600円です。

同じ4頭で馬単の場合はというと……

①→②
①→③
①→④
②→①
②→③
②→④
③→①
③→②
③→④
④→①
④→②
④→③

当然ですがぐぐっと購入点数が増えて12点となるわけです。

枠連ボックスでの注意

枠連でも同じように全ての組み合わせを購入できますが、ひとつ注意しなくてはいけない点があります。
それは、ゾロ目には対応していないということです。

例えば、18頭立てのレースで1枠・2枠・3枠で枠連ボックスを購入するとしましょう。
すると、①-②、①-③、②-③の3点の購入になります。
①−①や②−②というゾロ目は、ボックス投票では購入できないことに注意しましょう。
18頭立てでは1枠〜3枠にはそれぞれ2頭の馬が入っていますので、もし馬番1番と2番が1着→2着で来た場合、枠連の的中馬券は①−①になります。ゾロ目の枠連投票がしたい場合は、ボックスではなく通常投票から行うことができます。

ボックス投票とフォーメーション投票の違いは?

ボックスとフォーメーションの投票で一番混乱が生じやすいのは、三連複への投票時だと思います。というのも、三連複は着順までは決めなくていいので「ボックスでもフォーメーションでも同じじゃないか?」と思われがちなのです。ですが、三連複ボックスと三連複フォーメーションは異なるものです。例を上げて見ていきましょう!

そもそもフォーメーション投票ってなに?という方は、フォーメーションを説明した記事がありますので参照してみてくださいね!

さて、まずは三連複ボックスについて説明していきます。
例えば、馬番①②③④⑤の5頭の馬で三連複ボックス投票をすると、買い目は以下の通りになります。

①-②-③
①-②-④
①-②-⑤
①-③-④
①-③-⑤
①-④-⑤
②-③-④
②-③-⑤
②-④-⑤
③-④-⑤

ボックスは選んだ馬全部の組み合わせに投票できるので、レースを観戦中もとにかく自分の選んだ馬の番号を覚えておけば大丈夫です。そういう意味では、初心者向きともいえますね。
一方、三連複フォーメーションはボックスとは違い、全通りということではありません。

この投票用マークシートを見てもらうと分かりやすいですが、フォーメーション三連複では「1頭目」「2頭目
」「3頭目」とグループ分けがされています。もちろん三連複なので、着順は関係ありません。
少し複雑なので、ボックスと同じように馬番①〜⑤の馬で三連複ボックスフォーメーションをシュミュレーションしてみましょう!

まずフォーメーションではそれぞれの馬を何頭目に入れるかを決めなくてはなりません。
画像に書き込んであるマークは……

1頭目:①②
2頭目:②③④
3頭目:④⑤

このように投票できるシートになっています。

この時買える馬券は

①−②−④
①−②−⑤
①−③−④
①−③−⑤
②−③−④
②−③−⑤
②−④−⑤

この7点になります。ボックスの購入点数10点に比べて、3点少なくなります。
ボックスでは存在して、フォーメーションでは存在しない買い目は①②③と②④⑤になります。

仮に1頭目をグループA、以下グループB、Cと分けていくとしましょう。
まずグループから1頭、グループBから1頭、そしてグループCから1頭を出して組合わせが作られます。
分かりやすいのは、①②③の関係です。
②と③が絡む馬券には①は絶対に存在しません。なぜなら②と③が同時に3着までに入る時の②は、グループAの②であるので、グループAにしか選んでいない①と同居することができないからです。

つまりフォーメーション馬券はいろいろな組み合わせが購入できますが、ボックスよりも的をしぼることができる購入方法であるとも言えます。

まとめ:ボックスとフォーメーションは上手く使い分ける

ここまでボックス投票について紹介してきましたが、最後にまとめておくと……

  • ボックスでは、選んだ番号全ての組み合わせが購入できる
  • 枠連の場合のゾロ目は入らない
  • フォーメーションよりも組み合わせが多くなる

ボックスは、考えられる組み合わせすべてを自動で購入できるがゆえに、当然トリガミになる可能性も高くなります。ボックスを購入する際には「あれもこれも……あとこっちも!」とたくさんの馬や枠を選ぶことはおすすめできません。
予想に自信がない時、私もそんな風に不安になってあれこれ選んでしまいますが、お金がかかるばかりで良いことはありません。もっと絞り込む必要があります。

またこの「買い目は正直いらないな」と思うものがあれば、ボックスよりもフォーメーションで購入したほうが支出を押さえることができるかもしれません。

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