圧倒的な品ぞろえで大人気の電子書籍サービスAmazon Kindle、みなさん活用していますか?
専用のKindle端末だけではなくアプリもあるので、iPhoneをはじめとしたスマートフォンやタブレットでも手軽に楽しめます。
今や多くの方が持って入るであろうAmazonアカウントさえあれば、すぐに開始できるのも便利なポイントですよね。決済もAmazonに登録してあるものをそのまま利用できるので、面倒な手間がありません。
簡単便利なKindleですが、もしそのアカウントを変更したい場合は、データはどうなるのでしょう。
今回は、発売当初からKindleを愛用する私が、Kindleで複数アカウントを使うとどうなるのか、また反対に1つのアカウントを複数人で使い回すことはできるのかなど、Kindleとアカウントについての情報をお伝えします。
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Kindleで複数のアカウントを使用するには?
最初にご紹介したように、1台のKindle端末ないしKindleアプリで、複数のアカウントを使用することは可能です。
もちろんAmazonのアカウントを2つもっている必要がありますが、Kindle上でログアウトし、別のアカウントでログインすれば、切り替えする事ができます。
厳密に説明するとログアウトではなく、Kindleの設定から「登録の解除」を選択し、アカウントとKindleのひも付けを一時解除するということになります。
ですがこの場合、書籍のデータは引き継ぎすることはできません。
つまりアカウントAで購入したコンテンツは、アカウントBでログインしたさいには一切表示されないということになります。
もちろんアカウントAで購入したものは、アカウントAでログインすればまた読めるようになりますので安心してくださいね。
Kindleはあくまでも1アカウントでの運用を想定しているようですね。2つのアカウントで同時にログインし、簡単に切り替えるということは、できません。
私は、海外のAmazonでしか販売していない書籍を読むために、海外のAmazonアカウントと日本のアカウントでときどき切り替えしていますが、正直「ちょっと手間だなあ……」と感じています。
可能であれば1つのアカウントに統合したいのですが、残念ながらその方法はありません。
複数のアカウントを使用する場合は、どの本をどのアカウントで購入したか覚えておく必要がありますね。
1つのアカウントを複数人で使用できるのか
では次に、先ほどの事例とは逆に、アカウント1つを複数の人間、複数のKindleで使用できるのかという疑問についてお答えします。
結論から述べますと、可能です。
ですが、注意点としてKindleにはひとつのアカウントで登録できる端末(アプリも含む)の上限数が決まっています。その数は6台です。
つまり1つのアカウントで、最大6台のKindleにログインできるということです。
端末上限数や登録端末の管理については、以前の記事で紹介しています。詳しく知りたい方はご参照ください。
アカウントを共有する時の注意点
1つのアカウントを6台で使用できるというのは、とても便利です。
ですが、ご家族やましてや友人などと気軽にアカウントを共有するにあたっては、十分な注意が必要です。
なぜならば、Kindleでの書籍の購入は1クリックで済んでしまいます。そしてその書籍を購入できるストアにはKindle経由で簡単にアクセスできるのです。
もし、あなたが誰かとアカウントを共有するとして、その誰かがあなたのアカウント、つまりあなたのクレジットカードやAmazonギフトカードで、書籍を購入してしまう可能性があります。
また、Kindleでのアカウントは、通常のAmazonショッピングなどでも使用できます。
ユーザー名とパスワードを共有することは、リスクがあることを覚えておきましょう。
更に、Kindleではどこまで読んだかが自動で保存されます。他にも気に入った部分をハイライトしておく機能などもあり、これらは同一アカウント間では自動で同期されます。
そのため、1つのアカウントを共有していると、例えばあなたが53ページまで読んでいた本を、その後に別の誰かが最初から読むと、次にあなたが読もうとしたとき、スムーズに続きを読み始めることが困難になります。
まとめ
Kindleとアカウントの関係について、2つのバージョンをご説明しました。
最後に情報を整理しておきますね。
- Kindleで複数アカウントは使用可能。アカウント間のデータは共有不可。
- 1つのアカウントを複数端末、複数人で使用することも可能
- 複数人で1つのアカウントを使用することには多少のリスクも有
1つのアカウントを複数の端末で使えるシステムはとても便利です。しかし、個人的には複数人で使うことを想定されたシステムではないと感じています。
あくまでも、アカウント管理者がさまざまなデバイスで使用することができるというものなのではないでしょうか?
もちろん、信頼できる相手と1つのアカウントを使い回すことは可能ですし、本棚を共有できる楽しさもあると思いますが、金銭の絡むことなので十分注意したいですね。