ティータイムに紅茶を一杯……なんて優雅な時間は憧れですよね。
ただ紅茶にはカフェインが含まれています。
なんだかよくわからないけど、妊婦さんはカフェインを取るべきじゃないとか
カフェインを取ると眠れないとか色々聞きますよね。
そんな「カフェイン」っていったいなんでしょうか?
カフェインの効果や、なぜダメなのかを解説します!
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カフェインの効果と紅茶一杯あたりの含有量は?
カフェインとは紅茶に含まれる成分のひとつで、覚醒作用があります。
紅茶を飲むと目がさめるのも、紅茶に含まれるカフェインの覚醒作用によるものです。
他にも、消化器官への刺激や利尿作用などもあります。
紅茶ではあまりみられませんが、カフェインが多く含まれるコーヒーでは「コーヒーを飲むとお腹をくだす」「コーヒーを飲むと胃痛がする、胃が荒れる」という体質の人もいるのではないでしょうか?
お腹をくださなくても、紅茶を飲むとトイレに行きたくなるのは、カフェインが腎臓から膀胱を刺激するためです。
そんなカフェインは摂取すると体内ですぐに分解吸収されはじめ、
これらの効果をすぐにもたらします。
持続時間は人によりますが、3~6時間ほどです。
体外への排出にかかる時間は、これまた人によるのですが、おおよそ数時間から長くて半日くらいでしょう。
カフェインは紅茶一杯あたりにおよそ30~50mg含まれています。
幅があるのは紅茶の種類や抽出時間によるものです。
淹れた時の状態が違っても、それほど大きな差はありませんし、
はっきり言って誤差レベルなのでそうそう神経質にならなくてもよさそうです。
寝る前の紅茶は危険?
紅茶に含まれるカフェインに覚醒作用があるのは今言ったとおりです。
つまり、カフェインの効果が効いている間は寝たくても眠れなくなってしまいます。
眠気覚ましにはいいのですが、寝る前にカフェインを摂取すると逆に睡眠の妨げになってしまうわけです。
なので、紅茶を飲むとお腹をくだしたり、すぐトイレに行きたくなってしまうくらいカフェインに敏感な人は寝る前に紅茶を飲むのは控えた方がいいでしょう。
効果時間などから逆算して、寝る前の6時間くらい前からカフェインをとらないようにしたほうがいいでしょう。
ただ、コーヒーと違って紅茶はカフェインの含有量が少ないですし、
ハーブティーやミルクティーにすることでリラックス効果をもたらし、眠りやすくすることができます。
妊婦さんはカフェインを摂取しても問題ない?
「妊婦さんはコーヒーや紅茶を飲むのを控えるように」
という言葉を聞いたことはありますか?
これは、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインが与える悪影響によるものです。
カフェインには神経を刺激し、興奮させる覚醒作用があるのは言ったとおりですが、
それによって精神的な興奮やめまい、不眠、心拍数の増加などの様々な症状が出てしまいます。
妊婦さんはそういった成分を分解するのに時間がかかる上、
胎盤を通してお腹の子供にカフェインの作用をはたらかせてしまい、
最悪、流産や早産、低体重児での出産といった事態が引き起こされてしまう可能性があるからなんです。
せっかくお腹に宿った命ですから、ちゃんと生んであげたいですよね。
WHOでは、妊婦さんの1日のカフェイン摂取量の制限を定めています。
紅茶で換算すると、おおよそ1日4杯までは健康に影響がないとしています。
まとめ:紅茶に含まれるカフェインの量や影響は…
- 紅茶に含まれるカフェインには覚醒作用があるため、眠気が取れる
- 消化器官への刺激や利尿作用でトイレに行きたくなってしまうことも
- 寝る前にカフェインを摂取すると眠れなくなってしまうので、敏感な人は避ける
- 胎児に悪影響を与えるため、妊婦さんはカフェインの摂取を避ける
最近はノンカフェインの紅茶も増えているようです。
睡眠前や妊娠中に飲むならこちらを試してみてはいかがでしょうか?