アルバイトを始める時、住民票の提出を求められることがあります。
「なぜ住民票が必要なの?」
「そもそも住民票ってなに?」
と、疑問に思う人もいるでしょう。
どうして住民票が必要なのか、その理由や住民票の取得方法について詳しく説明していきますね!
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住民票ってなに?どうして提出しないといけないの?
住民票とは、役所が管理する個人単位の記録のことです。
氏名、生年月日、性別、世帯主との続柄、住所、本籍などの事項を記載しています。
でも不思議ですよね?
履歴書に氏名や生年月日を書いているのに、さらに住民票で個人情報を開示するなんて……。
これには理由があります。
履歴書に書いた個人情報は、あくまで自己申告であるためです。
そのため、「履歴書に書いた個人情報は正しいですよ」と示すために住民票を提出します。
住民票の情報は、国に届けてある正式な情報ですので、住民票を見せることで「履歴書に書いた情報に嘘・偽りはありません」という証明になるのです。
まれに住所や年齢などを偽って応募してくる人もいるので、リスク管理のために住民票の提出を義務付けているわけです。
住民票はどこで取れる?
住民票は、住んでいる地域にある役所(区役所・市役所)で発行できます。
発行には本人確認書類が必要ですので、免許証や保険証を持参しましょう。
発行には1通あたり500円~1000円ほどの手数料が必要となります。
住民票には「住民票の写し」と「住民票記載事項証明書」の2種類があります。
アルバイトで提出する住民票といえば、だいたいは「住民票の写し」の方です。
よくわからなければ、役所の窓口に行き、「アルバイトで必要なので、住民票をください」と言えば、適切な書類を発行してくれます。
役所は平日の日中にしか開いていないので、どうしても行けない人もいると思います。
市区町村によっては休日や夜間にも住民票の発行を受け付けているところもありますが、
休日や夜間にもやっていない地域でしたら、郵送で発行してもらえるサービスを利用しましょう。
発行の申請のやり方は簡単で、まず役所のHPからダウンロードした申請書を印刷し、必要事項を記入します。
そして申請書と一緒に、本人確認書類(免許証や保険証、パスポートなど)のコピーと手数料分の定額小為替、返信用封筒を同封し、役所に郵送します。
すると、約10日前後で役所より住民票の写しや住民票記載事項証明書が返送されます。
自分で役所に行くより日数がかかってしまいますが、時間や場所に拘束されずに取得できるのがメリットです。
マイナンバーカードを持っていれば、コンビニでの取得サービスを利用する手もあります。
マルチコピー機の「行政サービス」欄からあれこれ操作をすることで住民票を取得することができます。
ただ、利用にはマイナンバーカードが必要で、市区町村によっては対応していないところもあるので注意が必要です。
「住民票の写し」とはコピーではない!
アルバイト先に「住民票の写しをもらってきて」と言われ、
写し=コピーだと思って、入手した住民票をコピーして提出する人がまれにいます。
「住民票の写し」というのは役所で入手した住民票そのもののことを指します。
「住民票の写し」をコピーしたものは「住民票の写しのコピー」です。
コピーされたものは正式な書類とはなりません。
必ず原本を提出しましょう。
まとめ
- 住民票とは、役所が管理している個人情報
- 住民票を提出することで、履歴書に書いた内容が正しいことの証明になる
- 住民票は役所で発行してもらえる
- 郵送やコンビニのコピー機で発行するサービスもある
- 取得した書類はコピーせず、そのまま提出!
住民票には「住民票の写し」と「住民票記載事項証明書」の2種類があります。
アルバイトで提出する住民票といえば、だいたいが「住民票の写し」の方ですが、
どっちなのかきちんと確認しておきましょう。
パチンコ店やパブなどの風俗営業店では、従業員の本籍の把握が義務付けられているため、
「本籍」を記載した書類の提出を求められることがあります。
「住民票の写し」か「住民票記載事項証明書」かどっちを提出するのかだけでなく、
必要な記載事項についてもよく確認しましょう。