いざパスポートを作ろうと思った時に立ちはだかるのがパスポートに貼り付ける顔写真です。
長く使うものですから、できるだけきれいに撮りたいですよね。
しかしパスポートに使う写真には細かな規定があります。
その中でも問題になりやすいのが「カラコンをつけてもいいのか」ということです。
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パスポートの顔写真にカラコンはアウトです!
規定上、パスポートの顔写真にカラコンはアウトです。
入国審査の時には顔立ちだけでなく瞳の色でもチェックしているからです。
顔写真は黒目なのに目の前の本人はカラコンによって青い目だったら、
よく似た別人を疑われてしまいます。
最悪の場合、パスポートの不正利用を疑われて警察のお世話になることもあります。
カラコンだけでなく、過度な化粧や顔がわかりにくい髪型なども禁止です。
パスポート用の写真を撮る時に写真屋さんに頼むと、あれはダメこれはダメと指示をされます。
しっかりと顔がわかるような写真でないとパスポートは作れませんので
パスポートを作る時はその点に注意してください。
「いけた」という例も……カラコンをつけていてもセーフになる事例
しかしカラコンをつけていても入国審査に通ったという例もあります。
この話のタネは、「カラコンはカラコンでも、瞳の色ではなく瞳の大きさを調節するためのカラコン(ディファイン)だった」ために審査をパスできたんです。
メイク用品のひとつに、瞳を大きくみせるためのディファインがありますよね?
あれをつけているくらいなら、入国審査で止められることはあまりないです。
しかしあまりにも違いすぎるとそれはそれで
「顔写真と実際の顔が違いすぎるから作り直した方がいいよ」と口頭の注意を受けたり、
最悪入国拒否をされる場合があります。
化粧はほどほどに!
長くパスポートを使っていると、その間に太ったり痩せたりハゲたり白髪になったりと
顔写真と実際の顔の印象が大きく違ってくるようになります。
そのせいで入国審査の時に足止めを食らってしまった。
そんなエピソードは入国審査の「あるある」ネタですが、
同じことがカラコンや化粧でもいえます。
よく「すっぴんと化粧済のビフォーアフターがぜんぜん違う!」と比較するネタがありますが、
そのように、すっぴんや写真用のナチュラルメイクと、実際のフルメイク済の顔とがぜんぜん違うと
入国審査の時に止められてしまいます。
せっかくの海外旅行で気合を入れて化粧したのに、そのせいで余計な時間をくってしまったら
旅の思い出に傷がついてしまいます。
あまり過度な化粧はせず、ナチュラルメイクくらいでとどめておきましょう。
飛行機の中で化粧を直す時にトイレを使いたくなりますが、あまり長く占領していると他のお客さんの迷惑となります。かといって座席でメイク用品を広げるのもマナー違反です。
ササっと済ませられるような軽いメイクにしておきましょう。
まとめ:パスポート写真にカラコンはOKかというと…
- 規定上はカラコンは禁止。しかしディファインなら通れた場合も
- つけていても大丈夫とは断言できない。どうなっても自己責任!
- パスポートの顔写真と実際の顔が違うと入国審査で止められる。メイクはほどほどに!
いまのところ、カラコンによって入国拒否をされたという事例は外務省では確認していないようですが、
カラコンによって審査で「本当に本人か?」と疑われて質問責めにあったという事例ならたくさんあります。
私も徹夜明けで疲れ切った顔にメイクをして顔をごまかした状態で飛行機に乗ったら、
入国審査で顔をまじまじ見られたことがあります。
せっかくの海外旅行の、しかも始まりにこんなことがあったら気分もマイナスですよ!