海外旅行に行くにあたってパスポートの更新が必要なことに気付くでしょう。
しかし、パスポートの発行にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
海外旅行の準備をよりスムーズにするために、パスポートの再発行にかかる時間を覚えておきましょう! 必要な手続きについても解説します!
このページの目次一覧
パスポートをなくした?それとも期限切れ?
パスポートの再発行の前に、パスポートの再発行の理由は何でしょうか。
パスポートの紛失や盗難、もしくは期限切れか、それによって手続きが変わってきます。
期限切れの場合は必要書類を揃えてパスポートセンターに行けばよいだけですが、
紛失や盗難の場合、紛失、盗難届を出す必要があります。
家のどこにしまったか忘れてしまって、探しても出てこないという場合は特に届け出は必要ありませんが、
どこかに出かけた際になくしてしまったり盗難に遭った場合は警察署や交番で遺失届や盗難届を書く必要があります。
火事や災害で消失した場合は消防署で罹災証明書を発行してもらう必要があります。
紛失や盗難の場合のパスポートの再発行には、これらの届け出や証明書がなければなりません。
そして、パスポートセンターで改めて「紛失一般旅券等届出書」を発行してもらい、
戸籍謄本や顔写真などの新しくパスポートを発行するための書類と合わせることで
パスポートの再発行ができます。
結構手間がかかるので、早めの手続きを行いましょう。
特に紛失や盗難に遭ったのにその時に届け出を出しておらず時間が経っている場合、
それはそれでまた面倒ですので、紛失や盗難に遭ったらすぐに届け出をしましょう。
こうしてパスポートの更新で必要になってから「やってなかった!」とあの時の自分を悔いても遅いですよ!
パスポートの再発行にかかる時間
必要書類を揃えて提出してから、およそ1週間ほどでパスポートが再発行されます。
間に土日や祝日、年末年始を挟んだ場合はそのぶんだけ遅れますが、
それ含めても長くて10日くらいでしょう。
顔写真を撮ったり、発行に必要な戸籍謄本を役所に取りに行ったり、
紛失や盗難の場合の遺失届や盗難届を取りに行ったりと
必要書類を揃えるには1日では終われないでしょう。
顔写真ひとつ撮るのでも、規格に沿うように髪を切ったり整えたりで美容院に行ったりするかもしれませんしね。
だからその分の時間をプラスすると、遅くとも出立日の1ヶ月以上前には行動を起こしておきたいですね。
必要書類が足りなかったり、用意した写真が規格に合わなかったりのトラブルが起きれば
また用意し直さなければなりませんし、1ヶ月前から行動でも遅いくらいです。
海外旅行が決まった時点でもうすぐにパスポートを用意するくらいのスピード感で行動しましょう!
即日でパスポートを受け取れる制度がある!
なんと、即日でパスポートを受け取れる制度があります。
その名も「緊急発給制度」といいます。
これは海外で家族が事故に遭ったりだとかですぐさま海外に行かねばならない時に適用される制度です。
海外で家族が大変なことになっている時にパスポートの発給で1週間も待てませんからね。
緊急発給制度を使うことによって、最短でその日に受け取ることができます。
ただしこれは緊急の時に限ります。外務省のホームページでも「家族の入院など人道上の理由がある時に限り」と案内されています。
ズボラで用意するのを忘れてて……なんて場合には使えませんからね!
ビジネスや観光の目的では使えません。
まとめ:パスポートの再発行にかかる期間は…
- パスポートの再発行にはおおよそ1週間、長くて10日ほど
- それに加えて必要書類を揃えるための準備時間がプラスされる
- 再発行の理由が紛失や盗難の場合、関係各所に届け出が必要になってくる
- 家族の入院など緊急の場合、即日で発行できる緊急発給制度がある