長期休みの楽しみの1つといえば旅行です!どこに行こうか、どんなことをしようか、どこに泊まろうかなどなど、計画している時から胸が踊るものです。しかし、そんな時に気になるのが台風の存在。特に夏本番の8月は、発生数・上陸数ともに最も多く、近年では秋になっても台風が上陸することもあります。
台風の進路によっては、安全を考慮して旅行を取りやめたり、交通機関が動かなくなって旅行に行けなくなってしまう展開もありえます。そんな時に気になるのが、キャンセル料です。自分の都合で行けなくなった場合は、当然キャンセル料を支払わなくてはいけません。ですが、台風で飛行機が飛ばない場合はどうでしょう。
「行きたいのに交通機関がストップしているので行けない」という状況は、一般的な自己都合とは少し違うように思えますよね。一体、キャンセル料は免除されるのでしょうか?
今回は、台風によってホテルをキャンセルすることになった場合、キャンセル料はかかるのか否かを説明します。また、キャンセル料を最小限に抑えるためにできることなどもご紹介しますね。
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台風で飛行機が欠航!キャンセル料はどうなる?
キャンセル料金については、じゃらんや楽天トラベルといった宿泊予約サイトを使用して予約した場合でも、基本的には宿泊するホテル側の裁量になります。キャンセルについての疑問を問い合わせたいという際は、利用した宿泊予約サイトに問い合わせるよりも、宿泊予定のホテルに直接連絡をとるとスムーズです。
まず基本的に、台風などの自然災害のために飛行機や公共交通機関が動かなくなったからといって、キャンセル料を支払わなくていいということにはなりません。ルールの上では、キャンセルするならばキャンセル料は支払わなくてはいけません。ですが、自然災害などの天災が理由の場合、ホテルによっては独自にキャンセル量を免除してくれるということもあります。
具体的な例を見てみましょう!
台風によるキャンセル料免除
まずは、夏に人気の旅行先沖縄のホテルの事例についてご紹介します。沖縄は夏休みに特に人気の旅行先ですが、夏休みの時期はちょうど台風のシーズンでもあります。そんな沖縄にあるホテルサン・クイーンでは、台風などの悪天候時や機材故障などで、交通機関が停止した場合、"宿泊予定当日までに連絡をした方にかぎり"キャンセル料を免除してもらえます。
つまり宿泊当日ぎりぎりまで「できれば行きたい!」と粘った結果、飛行機が飛ばなくて行けなかった……という場合でも、連絡さえしっかりすれば、免除していただけるというわけです。ありがたいですね。連絡をしなかった場合や、宿泊予定日を過ぎてからの連絡は無効なので注意しましょう。
これは沖縄のホテルだから行っているサービスというわけではなく、例えば日光の奥日光ホテル四季彩などでも、台風や大雨などの自然災害が理由の場合はキャンセル料を免除してもらえます。
しかし、台風が理由であっても「キャンセル料はいただきます」というホテルもあります。ホテルの方も、ぎりぎりまでお客さんをもてなす準備をしているはずですから、ホテル側がキャンセル料を取りたいのも当然のことです。
台風時のキャンセル料を最小限に抑えたい!
台風を理由にホテルのキャンセル料が免除されるか否かは、ホテル側が決めることです。楽しみにしていた旅行が台風で行けないのは悲しいことですが、キャンセル料が発生するならば払う以外の対処はありません。
しかし、楽しみにしていた旅行に行けない上に、キャンセル料を取られるのは悲しくなってしまうというのもわかります。どうしたらキャンセル料を最小限に抑えられるでしょうか。
事前のリサーチをしっかりする
まず、台風が多い時期や、台風が直撃する可能性が高い場所でホテルを予約する際には、しっかりキャンセルポリシーを読んでおくことが大切です。また、キャンセルポリシーやキャンセル料についてのページに「台風時は〜」などの情報がない時は、ホテルに電話して確認しておくといいでしょう。
宿泊キャンセル保険を検討する
泊まりたいホテルが必ずキャンセル料がかかる場合や、「ようやく取れたホテルだけどキャンセル料は台風でも免除されない……けど台風が心配」という時は、宿泊キャンセル保険への加入をおすすめします。
台風だけではなく、やむ得ない事情で宿泊をキャンセルしなくてはならなくなった時に、保証が受けられるので「台風が来たらどうしよう……」と心配する気持ちが少しは軽くなるのではないでしょうか。
もちろん保険なので事前に申し込みが必要ですし、その他にも細かいルールは決められています。気になった方はぜひ一度調べてみてくださいね。
まとめ:キャンセル料については下調べしておくが吉
台風の時にホテルのキャンセル料がかかるのか否かについて、説明してきました。最後にさっとまとめておきましょう。
- ルール上、台風であってもキャンセル料はかかる
- ホテルによっては全額免除してくれるところもある
- 宿泊キャンセル保険をつかえば安心できるかも?
台風や自然災害の際のキャンセル料は、まさに泣きっ面に蜂というもので「行きたいのに行けない!なのにキャンセル料まで取られるのか!」と憤りたくなる気持ちはわかります。しかしホテル側も商売ですから、キャンセル料が発生するのもまた理解できることです。
台風シーズンに旅行する場合は、予約する時からしっかり「台風がくるかも?」と思いながら行動し、ホテルのキャンセル料について調べておくと「キャンセル料を払っただけだった……」とならずにすむかもしれません。