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空手の帯の色は流派によって違う!段位の順番や色の意味も解説

空手といえば「一番上の段位が黒帯」という漠然とした知識しかないですよね。

一番上が黒帯なら、他の段位は何色なんでしょう?
そもそもどうして一番上の段位の帯が黒色なんでしょうか?

そんな素朴な疑問に答えるため、空手の帯のアレコレについて調べてみました!

このページの目次一覧

空手の帯の色は流派や団体ごとに違う!

空手の帯の色は流派や団体によって違います。

日本空手協会の場合、
下の段位から順に白、緑、紫、茶、黒で
極真流という流派の場合、
下の段位から順に白、オレンジ、青、黄、緑、茶、黒となっています。

どちらにしろ、一番下は白、一番上は黒というのは変わりません。

段位の中でも習熟度によって帯にラインを線を引いて、
段位上がりたての下位グループなのか、次の段位目前の上位グループなのかを区別することもあります。

他に似た競技だと柔道やテコンドーなどもありますが、
こちらも段位や流派によって細かく色は違いますが、
一番下は白で一番上は黒というのは共通です。

帯の色の意味を解説!

帯の色はテキトーに決めているのではなく、それぞれにきちんとした意味があります。

帯の色に込められた意味を知っておきましょう。

白帯の場合

どの流派や団体でも、必ず白帯からスタートします。

白帯は空手を始めたてでまっさらな状態であることを意味します。

ちなみに、学校の授業などで柔道や空手をやる場合、
道着の帯の色も白色です。

オレンジや黄色帯の場合

活発なイメージのあるオレンジや黄色の帯は
白帯から段位が上がり、空手に慣れてきた頃につけることになります。

エネルギッシュなオレンジや黄色の帯には
色のイメージから「まだまだこれから!」という意味がこめられています。

青帯の場合

青帯が示す青は水の青です。

体力のままにひたすら、がむしゃらに取り組むのではなく、
流れる水のような柔軟さを身につけるようにという意味があります。

緑帯や茶色の帯の場合

アースカラーである緑や茶色の帯は
技術が成熟し、さらなる研鑽を積む頃につけるものです。

泰然自若とした自然のように精神的な余裕を持つようにとの意味があります。

茶色は大地の色なので、
「空手家としての土台や基礎が完成した状態である」という意味もあります。

自分だけでなく他人にも目を向ける余裕が出てくるので、
子ども向けの空手道場の指導員さんはだいたいこのくらいの段位の人がやっています。

黒帯の場合

黒色は「他に染まらない」ことから、「完成形」という意味があります。
なのでどの流派や団体でも一番上の段位は黒帯なんですね。

豆知識ですが、黒帯には金線(金色の糸)が編み込まれています。
この金線は筋金と呼ばれていて、「筋金入り」の由来となっています。

普段、何気なく「筋金入りの~」とよく使いますが、
この言葉の由来は黒帯にあったんですね!

気になる帯の疑問アレコレ!

入門からどれくらいで黒帯が取れる?

流派や団体、昇段の基準によって異なりますが、
おおよそ3~4年ほどで黒帯が取れるようになります。

小学校入学と同時に入門し、練習を続けたら
だいたい高学年くらいには黒帯が取れます。
しかし、小学生以下の黒帯と中学生~高校生、大学生、成年で帯の扱いが変わる道場もあり、
小学生で取った黒帯が中学生では白帯からスタートということもあります。

道場を変えたら帯の色も変わる?

いろんな流派や団体によって帯の色が変わってくるわけですが、
たとえば何らかの事情で流派や団体を変えたら帯の色はどうなるのでしょう?

せっかく頑張って黒帯を取ったのに、
道場を変えたら白帯からスタート……ではちょっとやる気が下がりますよね。

基本的に、同じ流派や団体内での場合は帯の色(段位)はそのままですが、
流派や団体を変えたら段位がリセットされ、白帯からスタートになります。
しかし組織によっては元の段位をそのまま引き継ぐこともできます。

まとめ

  • 帯の色は流派や団体によって異なる
  • どの流派や団体でも、一番下は白、一番上は黒というのは共通
  • 帯の色にはきちんと意味がある!
  • 黒帯は入門からだいたい3~4年で取れる。小学生でも黒帯が取れる
  • 年齢によって部門を分けている道場もあるので、進学するとリセットすることも
  • 基本的に、流派や団体が変わったら帯の色もリセット。場合によっては段位を引き継ぐことも

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