紅茶系の飲み物にも色んな種類があります。
ミルクティーや紅茶オレ、紅茶ラテetc……チャイなんかもありますね。
でも、これらの違いがわかりますか?
「ミルクティーとロイヤルミルクティーって何が違うの?」とか思いませんか?
そこで、これらの紅茶系の飲み物の違いを調べてみました!
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ミルクティーと紅茶オレの違い
ミルクティーと紅茶オレは何が違うのでしょう。
どちらも紅茶にミルクが入ったものですよね?
これの違いは、ミルクの量です。
「オレ」というのはフランス語で、「au lait」と書きます。
「au」は英語の「and」と同じ意味で、「lait」はミルクを指す単語です。
つまり「紅茶オレ」というのは「紅茶&ミルク」「紅茶とミルク」と言い換えられるわけです。
一方ミルクティーは「紅茶にミルク」を入れる飲み物です。
この「紅茶とミルク」「紅茶にミルク」という違いが紅茶オレとミルクティーの違いになります。
紅茶オレは紅茶とミルクを1:1で入れる飲み物ですが、
ミルクティーは紅茶にミルクをほんの少し入れる飲み物です。
ミルクティーにどのくらいミルクを入れるかは好みによりますが、少なくとも紅茶と同じくらいのミルクをドボドボ入れたりはしないでしょう。
この「ミルクの量」の違いがミルクティーと紅茶オレの違いです。
じゃぁ紅茶ラテは何が違う?
ミルクティーと紅茶オレの違いは「ミルクの濃さ」ですが、紅茶ラテは「紅茶の濃さ」が違います。
紅茶オレは紅茶とミルクの比率が1:1ですが、紅茶ラテは紅茶とミルクの比率が2:1になります。
紅茶ラテで使う紅茶は、コーヒーでいうエスプレッソと同じものになります。
濃い目に抽出した紅茶をティープレッソと呼びます。このティープレッソにミルクを入れたものが紅茶ラテです。
ちなみに、紅茶ラテに入れるミルクは泡立てたスチームミルクであるという違いもあります。
ロイヤルミルクティーやチャイは何がどう違う?
ミルクティーとロイヤルミルクティーの違い
ではミルクティーとロイヤルミルクティーの違いはなんでしょうか?
答えは、淹れ方です。
ミルクティーはお湯で淹れた紅茶にミルクを足すものですが、
ロイヤルミルクティーは温めたミルクに茶葉を入れて茶葉を煮出して作ります。
お湯+茶葉+ミルクがミルクティーで、
ミルク+茶葉がロイヤルミルクティーということになるわけですね。
ちなみに、ロイヤルミルクティーというのは日本独自のもので、
英語では「シチュードティー」といいます。
チャイとの違い
チャイはインド式のロイヤルミルクティーです。
茶葉をミルクで煮出す時に砂糖を追加し、好みによってシナモンやジンジャーを追加したものです。
昔、インドがイギリスの植民地だった頃、茶葉はほとんどイギリスに徴収されてしまい、
徴収されずに残った茶葉でお茶を楽しもうとしたのが始まりとされています。
##まとめ:紅茶ラテ・紅茶オレ・ミルクティーの違いは?
- ミルクティーと紅茶オレの違いはミルクの量
- 紅茶ラテは紅茶の濃さが違う
- ミルクティーは紅茶にミルクを入れたもの、ロイヤルミルクティーは茶葉をミルクで煮出したもの
- ロイヤルミルクティーと呼ぶのは日本だけ、海外では「シチュードティー」
- チャイはインド式のロイヤルミルクティー
ところで、ミルクティーに入れるミルクは紅茶の先か後かという議論があります。
この議論は紅茶ファンの間で130年もの長い間、論争がありました。
結局この議論は、紅茶の本場であるイギリスの「王立化学協会」が「紅茶にミルクを入れるのは先だ」と判決を下したことで決着したそうです。