ふと紅茶が飲みたくなってお湯を沸かしていそいそと用意していたのですが……
ある重大なことに気がついてしまいました。
「そうだ、ティーポッドがない!」
この前ティーポッドを割ってしまったんです……。
どうしよう、今からペットボトルの紅茶でも買ってくる? でもティーポッド以外は準備万端だし……。
と、悩んでいた時にふと目に入ったのは、そう、
急須でした。
自分しか飲まなかったのもあり、急きょ急須で紅茶を淹れてみることに……。
そんな日があったわけですが、これってヘンなのでしょうか?
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急須で紅茶を淹れるのはヘン?
急須で紅茶を淹れるのは不適切なのかどうか、調べてみました!
紅茶でも緑茶でも、茶葉にお湯を注いで抽出するという過程なので
急須で紅茶を淹れるのは別段変わりないような気がしますが……。
どうなのか、というと、結論としては
「急須でも問題ないが、不適切な場合がある」
ということのようです。
紅茶を美味しく淹れるコツとして、「ジャンピング」というのがあります。
ジャンピングとは、お湯を注いだ時に茶葉がティーポッドの中でふわふわと浮いて回ってまるでジャンプしているような動きをすることからそう呼ばれているのですが、
このジャンピングがあると紅茶の味と香りがよく出て美味しく淹れられます。
急須はティーポッドに比べて縦にちょっと潰れたような形をしているので、
高さが足りず、十分に茶葉がジャンピングできない構造になっています。
なので、急須で紅茶を淹れると味と香りが出にくく、あまり美味しくないものになってしまうのだそうです。
紅茶にうるさい人は気にしてしまうかもしれません。
最近はティーポッドと兼用の急須も!
かといって、急須とティーポッドを両方持っているというのも収納スペースの都合上厳しい……という人もいるのではないでしょうか?
そこで、最近はティーポッドと兼用の急須も販売されているようです。
急須にしては十分な高さがあり、しっかり紅茶の茶葉がジャンピングできる構造になっています。
1人用、2人用と人数に合わせたサイズの幅やカラーバリエーションも豊富なので、
「ユニバーサルティーポッド」というようなワードで探してみてはいかがでしょうか?
急須で紅茶を淹れるときの美味しい淹れ方
まず大前提として、「茶葉がジャンピングできるかどうか」があります。
ジャンピングできる十分な高さのあるものをチョイスしましょう。
お湯は沸かしたてのものを使うことや、事前に茶器を温めておくこと、お湯を注いで蒸らすことなどは普通の紅茶の美味しい淹れ方と同じです。
ポイントは「揺り動かさないこと」です。
急須で淹れるとついついクセで揺り動かしてしまいがちです。
「ジャンピングしにくそうだから揺り動かして茶葉を動かせよう」とか思って、
抽出を促すつもりでやってしまいがちですが、
それをすると十分な味や香りが出てくる前にお湯が紅茶の色になってしまって
結果として、風味のない紅茶になってしまいます。
ひどい時には「紅茶っぽい味がする茶色いお湯」のようなものになってしまうことも……。
絶対に揺り動かさないでくださいね。
まとめ:紅茶で急須を入れるというのは…
- 急須で紅茶を淹れるのは問題ないが、不適切な場合がある
- 急須だと茶葉がジャンピングできないので風味を損なう
- 茶葉がジャンピングできる高さがあるなら急須でもOK
- ティーポッドと急須を兼用する「ユニバーサルティーポッド」というものがある
それでは、優雅なティータイムを楽しんでくださいね!