夏になり、蚊の季節になりました。
あの「ぷぅ~ん」という羽音に毎日毎日悩まされる人もいるのではないでしょうか?
羽音やかゆみのストレスにさらされないためにも、早いうちから蚊対策をしておきたいですよね。
ということで、いつごろから蚊が活発になり始めるのかを調べてみました!
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蚊が活発になるのは何度?
蚊が活動し始める気温は15度からで、25度~30度ほどでもっとも活発に活動します。
つまり夏場は蚊がもっとも活発に活動する気温というわけです。
気温25度~30度というと夏場の気温帯と一緒です。なので蚊=夏のイメージがついたんですね。
気温が15度というとだいたい春先くらいです。
そう、実はもう春から蚊は活動し始めているわけです。
蚊は夏だけのものではないんですね。
そして秋もまだまだ蚊の季節です。
残暑の残る9月やまだまだ暖かい10月でも蚊は飛んでいます。
夏が猛暑続きだったりすると秋もまったく涼しくならず、秋なのに夏みたいな暑さになったりします。
そうすると秋でも気温30度になり、そうすると蚊が活発に動き始めます。
猛暑で夏に蚊がいなかったぶん、秋に飛び回っちゃうんですね。
「暑すぎると蚊がいなくなる」
Twitterで「蚊は35度以上でいなくなる」といったツイートが話題になりました。
実はこれは気のせいなどではなく本当のことで、
蚊は気温が35度を越えると活動が鈍くなり始め、40度を越えると死んでしまいます。
暑くて活動が鈍くなった蚊は活動しやすくなる気温になるまで物陰の涼しい場所でじっとしています。
なので、猛暑の昼間にあれやこれや働いている時間帯には蚊がいなくなっているんです。
そして夜になると気温が下がり、蚊が活動しやすい気温になってくると
「ぷぅ~ん」と飛び始めるわけです。
ちなみにこれは日本の蚊だけでなく、海外の蚊も同じです。
赤道に近い東南アジア圏では40度を越えるところもあり、そういったところでは蚊はあまり見ません。
カンボジアやタイなど、赤道というほど近くはないけど12月でも30度を越えるような常夏の国では、
気温によっては元気に蚊が飛び回っています。
冬や寒い時の蚊はどこにいる?
では逆に、冬場や寒くなってきた時の蚊はどこにいるのでしょうか?
実は、冬眠しているんです。
種類によって冬眠のしかたは違うのですが、
卵やボウフラのままで冬を越し、暖かくなってから孵化したり成虫になったり、
冬場でも比較的暖かいところでじっと動かずに春を待ったりしています。
「地下 家 蚊」の文字通り、ビルの地下街などに住んでいるチカイエカという種類の蚊は
暖かい地下にいるため1年中活動が可能です。
「冬なのに蚊に刺された」という現象の原因はチカイエカによるものだったんですね。
まとめ
- 蚊が活動し始める気温は15度
- 蚊は気温25度~30度で活発になる
- しかし35度を越えると活動が鈍くなり始め、40度で死んでしまう
- そのため猛暑続きの夏だと蚊がまったくいなくなる
- 寒い時期の蚊は冬眠して越冬している
- 中には1年中飛び回る種類も。冬だからといって蚊に刺されないとは限らない。
ちなみに、蚊は夏の風物詩ですが、秋になっても飛んでいる蚊のことを「哀れ蚊(あわれが)」といいます。
秋になってもパートナーを見つけられず飛んでいるかわいそうな蚊という由来なのですが、
秋になって弱っているわけでもなく、夏場の蚊とまったく変わりません。刺されれば普通にかゆいです。
「哀れ」とついているのでついつい容赦してしまいたくなりますが、見つけたら容赦なくぶっ叩いてしまいましょう。でないと秋になっても耳元で「ぷぅ~ん」という羽音に悩まされてしまうことになりますよ。