子育て

赤ちゃんの瞼はいつから二重に?

赤ちゃんが生まれると必ず話題になるのが
「パパとママ、どっちに似てる?」。

赤ちゃんの鼻や口は小さくて柔らかいので
まだ両親の面影を見ることはできないでしょう。
そうなればやはり見るのは目元です。

「パパにそっくり、涼しげな一重まぶたね〜」
とか
「まぁ〜、ママに似てキレイなぱっちり二重まぶた、
美人さんになるわよ〜」
なんて会話があちこちで交わされることもあるでしょう。

新生児でもぱっちり二重の子もいますが、実は稀なケースで、
大概の新生児は一重まぶたです。

赤ちゃんは太っていなくても皮下脂肪が体全体に付いていて、
ぽっちゃりしています。
この脂肪がまぶたにも付いているために一重まぶたが多いのです。

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今は一重だけど二重になる可能性は?

まぶたの形や肉付き具合は両親から遺伝するので、
赤ちゃん時代が一重でも、成長するにつれて二重に
なっていくことも珍しくありません。

赤ちゃんが1歳すぎて体力がつき、
運動量が増えると、顔立ちが少し変わってきます。

ぽちゃっとした赤ちゃんの顔から、
頬や顎が引き締まって幼児の顔へと変化します。

筋肉量もふえ、顔周りの脂肪が薄くなってくるので
この時に二重まぶたになることがあるのです。

10歳を過ぎた思春期ごろにも
顔立ちの変化が見られるときがあります。

骨が成長し身長が伸びるに伴って鼻の骨が隆起したり、
目の周辺の脂肪がなくなってくぼんでいったりしますので
その過程で二重まぶたになることがあります。

逆に成長の過程で太っていったりすると二重まぶたでも
上まぶたに埋もれて一重まぶたになってしまうこともあります。

どの場合であっても一重まぶたから
二重まぶたに変化していくタイミングには、
体質や生活習慣などによって個人差があります。

体調で変化するまぶた

一重まぶたでも突発的に二重になる場合があります。

体質にもよりますが、熱が出たり、風邪をひいたりなど
体調が悪くなると二重まぶたになるケースです。

原因ははっきりと分かってはいませんが、
熱や体調不良によるむくみが原因で
二重になるのではないかとも言われています。

「あれ?いつもと顔の印象がちがうな?」
と思ったら熱が出ていた、なんてこともあるようです。

まぶたを見れば子供の体調が把握できるなんて便利ですが、
あくまで目安ですので過信はしないようにしましょう。

逆さまつげに注意

逆さまつげとは上まつげの向きが内側を向いているために
まつ毛が眼球を触ってしまう状態です。
二重まぶたより一重まぶたの人に多く見られます。

涙や目やにが頻繁に出たり、
まつげが眼球に触るので刺激で目が開けにくかったり、
アレルギーのようにかゆみを強く感じたりなどの
症状があります。

風邪を引いたわけでもないのに
目やにで目が開かなくなったりしたことがある人は
逆さまつげの疑いがあります。

視力が下がったりなどの日常生活に支障が出る場合には
眼科医から手術を勧められることもあります。

まつげの生えている方向を外向きに直す手術で、
簡単に言うとまぶたの余っている皮膚を縫い合わせて
二重まぶたにしてしまう手術です。
逆さまつげの手術法はいくつかあり、
まぶたの状態によって手術法がかわることもあります。

気になる方はかかりつけの眼科医に相談してみましょう。

パパに似てもママに似てもやっぱりかわいい我が子

日本人のほとんどが一重まぶたと言われ、
二重は全体のうち3割程度なのだそう。

日頃からアイプチなどを使っていて、
「自分の赤ちゃんが二重なら」
と思うママもいるでしょう。

しかし大切なのは、どんな姿であっても
まぶたも耳も口も髪の毛の先までも、
パパやママの遺伝要素を引き継いでいるのを忘れずに。

子育てとは、親が子供を通して自分たちを見つめる
長い修行のような時間です。

一緒に長い時間を過ごすうちに、我が子に遺伝した自分たちの要素が
いかに素晴らしいものであったかをいずれ知ることになります。

両親の愛すべき部分を引き継いで生まれてくれた
我が子のありのままの姿を尊重してあげましょう。

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