生まれたばかりの頃は目が開いていなかったけど…
生まれた頃は目が開いていなかった赤ちゃん。
生後1ヶ月もすると目が開いて、
ママの顔をじっと見つめてくるようになります。
ママも赤ちゃんと目が合うのが嬉しいので、
お互い目と目で見つめ合っているうちに、
ママはあることに気づきます。
「あれっ?赤ちゃんの目にゴミが入ってるわ…」
どうも赤ちゃんの目に、
細くて短いホコリのようなものが入っているようです。
眼球にピタッとくっついて、
どうやったら取り除けるのかわかりません。
さて、こんなときどうすればいいのでしょうか?
このページの目次一覧
赤ちゃんの目はゴミが入りやすい
そもそも生まれたばかりの赤ちゃんの目には、
まつ毛がほんの少ししか生えていません。
大人の濃いまつ毛は、目に
ゴミやホコリが入らないようにする役割があります。
まつ毛の薄い赤ちゃんは、
どうしてもゴミやホコリが入りやすくなります。
だけど目にホコリやゴミが入っても、
赤ちゃんは痛がったりすることはありません。
なぜなら、赤ちゃんはまだ反射が鈍く、
目に何か異物が入ったとしても、
痛みや違和感を感じないからです。
赤ちゃんの目のゴミの取り方
赤ちゃんの目はゴミが入りやすくなっていて、
しかもゴミが入ってもあまり違和感を感じません。
ここまで分かってきて赤ちゃんの目のゴミは
取る必要があるでしょうか。
答えは必要ありません。
なぜなら、赤ちゃんはよく泣きます。
涙と一緒に目のゴミは
自然と外に排出されてしまうからです。
ただし、何日も目の中にあるような大きなゴミやホコリは、
自然に排出されないこともあります。
そんなときには、薬局から生理食塩水を購入しましょう。
生理食塩水を清潔なスポイト状の容器に入れて、
仰向けに寝かせた赤ちゃんの目頭から
食塩水を流してゴミを流し去ります。
タオルなどを目尻側に置いて
流れた食塩水を受け止めるようにすると、
赤ちゃんの耳に食塩水が入るのを防げます。
食塩水が手に入らないときには母乳を目に入れて流す、
舌で舐めとる、という方法を実践している人もいるようですが、
衛生的にどうかな…と思います。
生理食塩水は、鼻水がひどいときに鼻を洗ったりする際にも、
傷口の洗浄にも使えるので無駄になることはありません。
1本常備してもいいですね。
目やにが続くとき、大きなゴミは眼科で
生理食塩水で流しても取れないゴミ、あるいは
金属片など、目が傷つく恐れのあるものが入ってしまった場合は、
眼科を受診しましょう。
当然ですが、目に大きなゴミが入ったからといって、
手で取るのは厳禁です。
手から雑菌が入るうえ、眼球を傷つける恐れがあります。
また、目やにが何日も(3日以上)出続けている場合も
眼科を受診しましょう。
見えるところからは分からなくても、
眼球の裏側などに異物が入っていたり、
涙管が詰まっていて目やにがでていたり、
アレルギーであるケースなどが考えられます。
やけに目やにが出るな…と思ったら
半日もしないうちに熱が出た、
鼻水がひどくなるにつれて目やにもひどくなった、
なんてこともあります。
目の調子は体調の変化の予兆であることもあるのです。
目やにがひどいときは赤ちゃんのまぶたが
くっついてしまうこともあります。
蒸しタオルなどで目やにをふやかしてから
こすらないように拭き取ってあげます。
生理食塩水で目を洗ってあげるのもいいですが、
毎日必要以上に目を洗うのは、
涙に含まれる角膜を守る成分や分泌物が
流されてしまうので望ましくないのだとか。
目を洗うのは必要最小限にとどめましょう。
まとめ
赤ちゃんの目にゴミやホコリが入ったら…
- 無理に取らず自然に排出されるのを待つあるいは生理食塩水で流す。
- 大きなゴミや硬いものが目にはいったら眼科へ
- 目やにが3日以上続くときは体調の変化に気をつける
新生児の場合は反射が鈍いので
自分で目をこすったりすることはないのですが、
少し大きくなると、目やその周りを自分の手でこすったり
触っている子供をよくみかけます。
目の周りの皮膚はとても薄いので、
こすったりすることで皮膚の表面が敏感になり、
ますます刺激に弱くなってしまいます。
普段から目を洗ってあげたりすれば、
自分で目を触ることはかなり減るはずです。
大事な目は、赤ちゃんのときから守ってあげましょう。