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赤ちゃんに電気毛布を使うのは待った!電気毛布を使うリスク3つ

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どうする?冬の寝かしつけ

寒さの厳しくなる時期がやってきます。
赤ちゃんと一緒の初めての冬を迎えるママもいることでしょう。

寝かしつけで苦労するのが、授乳中に眠ってしまった赤ちゃんを布団に寝かせるときです。

冷たい布団に赤ちゃんを寝かせた途端、ママの腕の温もりが離れたのを察してか、泣きだす赤ちゃん…
せっかく苦労して寝かしつけたのに…

温かい布団だったら、赤ちゃんも寒くなく、ぐっすり眠れるかも、そう思うママも多いはずです。
では、日頃からママが使っている電気毛布で布団を温めたら赤ちゃんはよく眠れるでしょうか。

実は、電気毛布を赤ちゃんに使うのは望ましいことではありません。
それには理由があるのです。

赤ちゃんに電気毛布は高リスク

①低温やけどのリスク

電気毛布の温度はメーカーにより多少の差はありますが、20°c〜50°cの温度で温めてくれます。

低温やけどが発生する温度は、40°c〜60°cで、電気毛布の温度は、低温やけどが発生しやすいと言えます。
大人より皮膚が薄く、しかも反射が鈍い赤ちゃんは痛みや熱さを感じにくく、気づいたら低温やけどしていた、ということにもなりかねません。

低温やけどは最初は皮膚が赤くなるくらいですが、時間の経過とともに水ぶくれになり、最後は皮膚が黒ずんでいきます。
最初は痛みを感じませんが、水ぶくれになる頃には赤ちゃんでも感じるほどの痛みになります。

②脱水症状、熱中症

加湿器などをかけていても電気毛布で身体を温めることで汗をかきます。

赤ちゃんはもともと代謝がいいのでそうとは見えなくても汗をかいていますが、さらに汗をかくことで脱水症状になる恐れがあります。

脱水状態でさらに体温が上がったらどうなるでしょうか。
冬でも熱中症が起きてしまうこともあり得るのです。

③体温調節機能の低下

人間は恒温動物で、寒い時は体温を維持する、暑い時は体温を放出する機能を備えています。

電気毛布などで機械的に体温が上がることにより、その機能が低下するといわれています。

体温調節機能が低下してしまうと、自分で体温をコントロールできず、暑がり寒がりになるうえ、運動能力が低下したり病気にかかりやすくなることが考えられます。

自然な温かさで健やかに

電気毛布のリスクはわかってもらえたと思います。でもやっぱり冬は寒いので、赤ちゃんと温かく過ごすための工夫を紹介します。

①湯たんぽを使う

湯たんぽは赤ちゃんが入る30分くらい前に入れてお布団を温めておくのに使います。

くれぐれも赤ちゃんと湯たんぽを一緒に寝かせないようにしましょう。

赤ちゃんが布団に入る直前に湯たんぽを取り出します。
湯たんぽも場合によっては低温やけどの原因になります。

最近の100円均一のお店で小さな湯たんぽが売られているのを知っている方も多いでしょう。
あの大きさが赤ちゃんにぴったりです。

かわいいカバーもいっぱい揃っているのでお気に入りを選びましょう。
お湯を沸かす手間はかかりますが、じんわり暖かくて気持ちよく入眠していくと思います。

②敷きパッドや寝具に工夫を

ベビーベッドを買ったときにセットされているお布団は、ウレタンなどの入ったマットレスだったりします。

ウレタンのマットレスは手入れが簡単で収納しやすくていいのですが、保温効果はありません。
冬場は厚手の敷布団、あったかい素材の敷きパッドを用意してあげましょう。

敷布団を変えるだけでかなり温かさを実感できるはずです。
動きが活発な赤ちゃんだと掛けたお布団を蹴飛ばしてしまうときもあります。

そんなときはスリーパーを使ってみましょう。
温かい素材でできたロングベストのようなもので、肩からお腹周りを温かく保ってくれます。

③暖房を上手に使う

赤ちゃんのために1日中エアコンを入れているお家も多いと思います。

赤ちゃんに望ましい気温は冬は18°c〜23°c、夏は25°c〜28°cといわれています。
温めすぎても寒すぎてもよくないのです。
暖房を使う際には湿度と定期的な空気の入れ替えに気を配りましょう。

湿度は40%〜60%くらいがよいとされています。加湿器などを使って調節しましょう。
赤ちゃんのお部屋用の温湿度計もありますので、使ってみるのもいいですね。

まとめ

赤ちゃんに電気毛布はリスクがありました。

  1. 低温やけどのリスク
  2. 脱水症状、熱中症のリスク
  3. 体温調節機能低下のリスク

以上のことから、電気毛布は身体が出来上がる成長期を過ぎるまでは使わなくていい物といえます。

電気毛布を使わない方法として以下の方法を紹介しました。

  1. 湯たんぽで優しく温める
  2. 寝具の工夫で温かく
  3. 暖房を上手に活用する

赤ちゃんは本来体温が高く、暑がりです。
なので、赤ちゃんの手が冷たいと心配して手を温めたりするのはやめましょう。

赤ちゃんは熱を手から放出しています。
手が冷たいのは当たり前で、温めるのは赤ちゃんにとってはありがた迷惑なのです。
寒ければ眠っている赤ちゃんは起きてママに訴えてきますので、眠っている間はママは自分のことをする時間にしましょう。
意外に赤ちゃんはたくましいので、過保護にしないでのびのび子育てしていきましょう。

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