一口にPCといっても、WindowsとMacはさまざまな違いがあります。
デザインはもちろんのこと、操作方法やプログラムの名前など、同じ部分を探すほうが大変かもしれませんね。
私も長年Windowsを使っていたのですが、ひょんなことからMacを使用せざるをえなくなりMacユーザーになった口です。
個人的な経験から言えば、細かい操作のことは後回しにしても時間が解決してくれますが、Windowsでよく使用していたツールは、類似のものを早く見つけておくに限ります。
Windowsで作業中にパソコンがフリーズしたとき、頼りになる「タスクマネージャー」の存在もそのひとつだと思います。
タスクマネージャーは、Windows上で動いているプログラムなどを管理することができるツールです。急に挙動がおかしくなったプログラムや、特定のプログラムが固まってしまったときなどに大変重宝します。
Macでも同じような存在のツールを探しておくことで、急なフリーズやトラブルに備えることができるでしょう。
今回は、Macでタスクマネージャーのように使えるものは何か、どのように使用するのかをご紹介します。
このページの目次一覧
Macにおけるタスクマネージャーは…
MacにおいてWindowsのタスクマネージャーのかわりになるものは、ずばり「アクティビティモニタ」です！
まずははじめに、このアクティビティモニタの呼び出し方をご紹介します。
Finderのメニューバーから移動を選択し、その中の「ユーティリティ」をクリックします。
するとユーティリティが開くので、中から「アクティビティモニタ」を探しましょう。
アイコンは上の画像のとおりですよ。
このアクティビティモニタこそ、Macでタスクマネージャーのような仕事をしてくれるものです。
ちなみに、画像を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ユーティリティはショートカットキーでの呼び出しも可能です。
Finderを開いてから「⌘command」＋「shift」＋「U」の同時押しです。覚えておくと便利ですね。
他にもユーティリティは「アプリケーション」のフォルダ内から見つけることも可能です。
Macのタスクマネージャーでプロセスの管理
では次に、Windowsのタスクマネージャーで起動中のプログラムを管理していたように、アクティビティモニタでもMac上でアクティブな動きを管理することができます。
上の画像は、アクティビティモニタを開いたところです。
プロセスというのは、今稼働しているツール、プログラムの総称くらいの理解で問題ないでしょう。
アクティビティモニタでは、各プロセスがどのくらいメモリを使用しているか、CPUを使用しているかなどの、細かい情報を見ることができます。
それではここで、プロセスを終了させてみましょう。
今回は、「LINE」を終了させます。
まず終了させたいプロセスを選び、「表示」から「プロセスを終了」をクリックします。
すると「プロセスを終了してもよろしいですか」という最終確認が出るので、「強制終了」か「終了」を選択しましょう。
また、終了させたいプロセスをダブルクリックして選択することも可能です。
もしダブルクリックした場合は
このようなプロセスの詳細が表示されるので、画像のように「終了」ボタンをクリックします。
最終確認で「強制終了」か「終了」を選ぶことができます。
Macでタスクマネージャーを使わない強制終了の方法は？
「いちいちアクティビティモニタを呼び出して、強制終了するのは面倒くさい」
「メモリやCPUはよくわからないけど、とにかく強制終了だけしたい」
使っているアプリケーションがフリーズしたとき、いちいち「えーっと、ユーティリティからアクティビィティモニタで……」などと操作するのは億劫です。
もし「その動作中にも固まったらどうしよう……」という不安もあるでしょう。
そんな時は「アプリケーションの強制終了」を呼び出すショートカットを使用しましょう。
「⌘command」＋「option」＋「esc」の3つのキーを同時に押してください。
上の画像のようなウィンドウが開き、アプリケーションを強制終了することができます。
まとめ：MacでのWindowsのタスクマネージャーの代わりはズバリ…
Windowsでいう「タスクマネージャー」のような仕事をしてくれる「アクティビティモニタ」などをご紹介しました。
最後にざっくりまとめておくと……
- Windowsの「タスクマネージャー」はMacの「アクティビティモニタ」
- 起動はユーティリティフォルダの中のから可能
- アクティビティモニタではプロセスの情報を見たり管理が可能
- 強制終了だけならば「⌘command」＋「option」＋「esc」がはやい
WindowsからMacへの移行は、かなり戸惑う部分も多いと思います。
Windowsでは使えていたソフトが使えなかったり、普通にできていたことができなかったり……最初はストレスに感じると思います。
ですが反対に、Windowsではできなかったことや、専用のソフトが必要だったことが簡単にできる場面もあります。
はやくMacになれるためには、とにかくいろいろいじくってみることも大切です。
そんなときにアプリケーションが固まってしまったら、ぜひこの記事を思い出してください。
あなたがより良いMacライフをおくれることを、心より祈っています！