宇宙にはさまざまな謎が眠っています。
その謎のほとんどが未解明ですが、中にはある程度解明・予測できているものがあります。
その中でちょっとおもしろい豆知識やトリビアをご紹介したいと思います!
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月が遠ざかりすぎると…?
夜空に浮かんでいる月。
地球の引力により衛星として空にとどまっているあの月が少しずつ遠ざかっているのをご存知ですか?
その距離は、1年に3cmほどです。
何万キロメートルという膨大な距離が基本的な宇宙でたった3cmという僅かな距離ですが、
この月が遠ざかる動きにより潮の満ち引きなどが引き起こされています。
では、何百年、何千年後、何万年後に、もし月が地球より遠ざかり、
地球の引力を引き離してしまったら、地球はどうなってしまうのでしょうか?
シミュレーションしてみたところ、地球の自転が狂い、地球は高速で自転してしまうそうです。
1日の時間は現在の3分の1ほどになり、1日が8時間くらいになってしまうそうです。
1日がたった8時間なんて考えられませんね。
火星のエレベスト
地球で最も高い山であるエレベスト山。
それに見立て、火星で最も高い山にも「火星のエレベスト」と呼ばれる山があります。
NASAによりオリンポス山と名付けられているこの山ですが、
その標高は2500m。エレベストの標高が8,848 mなので、エレベスト山のなんと3倍にもなります。
驚くのはこれだけではありません。
なんとこのオリンポス山の火口ですが、富士山がすっぽりおさまってしまうほどの大きさなんです。
宇宙服の値段
宇宙服の値段はおよそ10億円します。
もちろん1着の値段です。たった1着でこんなに高いんです。
でも、こんなに高いのはどうしてでしょう?
素材が特別だから? NASAの技術料?
なんと、そのうちの9億5000万円ほどは、生命維持装置の値段なのだそうです。
値段の95%が生命維持装置費だったなんて驚きですね。
宇宙飛行士の年収
ではそんな高額な宇宙服を着る宇宙飛行士のお給料はどのくらいなのでしょうか?
NASAの宇宙飛行士の平均年収を調べてみると、400~800万円くらいが相場なんです。
実際に宇宙に行った宇宙飛行士でいうと、山崎直子さんが年収800万、毛利衛さんが1000万円程度です。
危険な宇宙に乗り出すのですから、もう少しお給料をはずんであげてほしいですね。
JAXAの出張届
日本の宇宙開発を担う研究機関であるJAXA。
宇宙飛行士でもある彼らも宇宙に行く時、出張届を書くのだそうです。
その書き方は、
「日本→ロケットの打ち上げ国→宇宙」
と書くのだそうです。
出張先に「宇宙」と書くのはなんだかかっこいいですね。
金星の1日と1年
金星の公転周期は225日、つまり金星は225日で1年が経過します。
しかし金星の自転には243日かかります。
つまり金星では、日が昇って日が沈んで、また日が昇る頃にはとっくに1年が経っていることになるのです。
1年より1日が長いってちょっと不思議ですよね。
宇宙ってどんなにおい?
宇宙はいったいどんなにおいがするんでしょう?
もちろん宇宙は真空なので、直接嗅ごうと宇宙服を脱いでしまうと死んでしまいます。
直接嗅ぐことはできませんが、宇宙服に染み付いた匂いを嗅ぐことで間接的に嗅ぐことができます。
実際に宇宙にいった宇宙飛行士の証言によると、
・「焼けたステーキと金属の匂い」
・鶏肉のような味のする新種の食べ物の匂い
・牛肉のたたきの酸っぱい匂い、燃やした金属
・金属の溶接時に出る煙の匂い
だそうです。
要するに焼け焦げた肉と、溶けた金属のにおいということですね。
まとめ まだまだたくさんあるトリビア!
今回紹介した豆知識やトリビアはほんの一部です。
調べてみるとまだまだ色んなものがあります。
興味がある人は調べてみてはいかがでしょうか?