美味しいジャムですが、数日以内に使い切れないことも多々あります。
特にパンをあまり食べない食生活だと、上の方をちょっと食べるだけであとは余らせてしまうこともしばしば……
そんなジャムですが、いったいいつまでもつのでしょうか?
未開封、開封済み、常温、冷蔵庫、冷凍庫など、条件別に調べてみました!
このページの目次一覧
条件ごとにみるジャムの賞味期限
市販のジャムには防腐剤が使われていることもあり、結構長く持ちます。
ジャムというのは元々保存食ということもあり、かなりの長期保存ができます。
もちろん早めに食べるに越したことはありませんが、
いったいどれくらいまでもつのか、条件別に調べてみました。
「消費期限」ではなく「賞味期限」なので、
これ以上の期間を過ぎても、味は劣化していますが食べることはできます。
未開封の場合
未開封ならば、1年ほどは持つとされています。
瓶詰めが一番長く持ち、紙カップのものは瓶詰めよりもちょっと寿命が短いです。
給食に出てくるようなビニールパックのものならば、半年くらいが目安です。
開封済みの場合
開封済みで常温保存の場合、1週間以内が目安です。
開封したことにより空気が入り、湿気などからカビが生えてしまう可能性があります。
ジャムは糖度が高いものなのでカビは生えにくいのですが、湿気が原因でカビが生えてしまいます。
冷蔵保存ならもう少し長く持ち、2週間前後、
冷凍保存ならもっと長くなって1ヶ月ほどになります。
あくまで目安なので、これよりも早く傷んだりカビが生えることもあります。
開封したらできるだけ早く食べましょう。
手作りジャムの賞味期限っていつまで?
手作りジャムに限ったことではありませんが、ジャムの賞味期限は糖度によって変わってきます。
糖度が高いとカビ菌が繁殖できる環境ではなくなるので、まず腐ることはありません。
砂糖の濃度の目安は50%です。
50%というのは、原材料に対する砂糖の割合のことであり、
甘さの目安である糖度のことではありません。
要するに、材料の半分からそれ以上の砂糖が使われていれば、
砂糖の濃度50%を越えることができます。
砂糖の濃度だけではなく、保存に使う容器にも注意が必要です。
せっかくジャムを作っても、保存容器が雑菌まみれだとそこからカビが生えてしまいます。
保存する容器は煮沸消毒をしてしっかりとカビ菌を撃退しましょう。
賞味期限が過ぎたジャムの使い方は?
賞味期限が過ぎてしまったジャムはどうやって活用したらいいでしょうか?
カビが生えていたり傷んでいたら捨てればいいだけですが、
カビはなし、傷んでもいない、でも結構長いこと置いたままだからそのまま食べるのはちょっと抵抗が……というような微妙なジャムはどうしたらいいでしょう?
そんな場合は、パウンドケーキなどの生地に混ぜて焼いたり、
肉や魚料理で甘みづけに使う砂糖の代わりに使ったりするといいですよ!
火を通せば菌も殺菌されますので、食べても安心なものになります。
使う前にはちょっと嗅いだり舐めたりしてみて、変なニオイや味がしないかチェックしてみてくださいね。
見た目には何もなくても、ニオイや味がしたら諦めて捨てましょう。
まとめ
- ジャムの賞味期限は環境によって異なる
- 未開封ならば1年ほど
- 開封済みなら冷凍保存でも1ヶ月ほどが限界
- 賞味期限が過ぎてしまったジャムはパウンドケーキなどにする
ジャムをスプーンなどですくう時には、パンに触れないように気をつけましょう。
ジャムをすくってパンに塗りつけたスプーンをビンの中に戻してしまうと、
そこからカビ菌が移動してしまってジャムにカビが生えてしまう可能性があります。
舐めたスプーンなどはもってのほかです。
清潔なスプーンを使うように心がけましょう。