今年のレタスはなんだか苦いみたいです。
サニーレタスなんかはもともと苦味の強い野菜ですが、
それでも苦味ばかりが強いとストレスがたまってしまいますよね。
この記事では、そんなふうに苦くなってしまったレタスの苦味を抜く方法をお教えします!
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レタスが苦い原因とは?
レタスが苦くなる原因は、葉っぱの育ち過ぎによるものです。
レタスの葉には苦味成分の一種である「ラクチュコピクリン」という物質が含まれています。
育ちすぎてしまった葉にはこの「ラクチュコピクリン」が多く含まれてしまうため、苦く感じます。
「ずっしりとした重みのある野菜は、中身が詰まっていて美味しい」
とはよく言われますが、レタスの場合は軽い方が苦味がなく美味しいということになりますね。
「ラクチュコピクリン」はレタスを切った時に断面からにじみ出る白い液体に含まれています。
なので、できるだけこの白い液体を排除することがレタスの苦味軽減につながるというわけです。
では、簡単にレタスの苦味を軽減する方法をお教えします!
苦味を抜く方法とは!「50度洗い」
レタスの苦味を抜く方法とは、50度のお湯で洗うことです。
きっちり50度というわけではなく、だいたいの温度でOKです。
沸騰させたお湯と、お水を1:1で混ぜればだいたい50度のお湯ができます。
この50度のお湯に2分ほどつけることで、レタスの苦味は劇的に軽減されます。
それだけでなく、しんなりしてしまった葉もシャッキリさせることができます。
50度のお湯につけることによって、レタスの苦味成分が熱で分解されて苦さが減ります。
あまり長くつけすぎると、つけているお湯にレタスの栄養素が溶け出してしまいますので、2分くらいがちょうどいいでしょう。
「お湯につけると苦味が減るんなら、何十分もつければ完全に苦味を抜けるんじゃ?」
と思って何十分もつけるのはだめですよ。
レタスをさらに美味しく食べる方法
空気にさらさない
50度のお湯でつける以外にも、ちょっとした工夫でレタスのおいしさを損なわないコツがあります。
それは、断面を空気に触れさせないことです。
空気に触れることでレタスに含まれる酵素が酸化し、苦味が生まれてしまいます。
そのため、サラダなどでレタスを使う時には、食べる直前に切るといいでしょう。
包丁ではなく手でちぎる
ところで皆さん、サラダなどでレタスを使う時はどうしていますか?
包丁で切っていますか? 手でちぎっていますか?
実は、レタスを包丁で切るよりも手でちぎった方がおいしさが損なわれずに済みます。
包丁で切ってしまうと、包丁の金属に反応して断面から酸化してしまい、赤く変色してしまいます。
赤く変色してしまうと見た目もよくないですよね。
なので、レタスは手でちぎった方がいいでしょう。
手でちぎる時には、レタスの繊維に沿ってちぎるようにするといいですよ。
まとめ
- レタスが苦い原因は葉っぱの育ちすぎ
- 50度のお湯で洗うことで苦味が低減される
- それだけでなく、葉っぱがシャッキリする
- 切る時には手でちぎるとGood
カット野菜が苦かった時
「工場で作られたカット野菜だから苦いんじゃ……」
とか不安になるかもしれませんが、工場で作られたから苦いというわけではありません。
カットされる段階で刃で切っているので酸化してしまって苦くなっているという可能性もありますが、
それだけで食べるのにストレスを感じるほど苦くはなりません。
カット野菜が苦いのは野菜そのものに原因があります。
苦味成分自体は身体に害のあるものではないので、食べても大丈夫です。
苦いキャベツやレタスは、加熱することで苦味が薄くなりますよ。
おいしくご飯を食べましょう!
ライター:ネコパン
心理学科卒。大学では「箱庭療法」「HTPテスト」など、臨床心理学系を中心にやっていました。 シミュレーションゲームが大好きですが、「これって箱庭療法ってやつでは…?」と心の奥底の無意識に気付いてしまったり。 色々あって現在は専業主婦をしながら海外生活をしています。