パーティなどには欠かせないピザ。
ピザの数え方ってどうしていますか?
そう聞かれるとだいたいは「枚」と答えるのではないでしょうか?
でもそうすると「ピザを1枚食べた」と言われて
「まさかカットする前のものを丸ごと!?」と思われたり、
「カットした1枚しか食べないなんて少食だなぁ」と思われたり、
ちょっとしたすれ違いが起きてしまいますよね。
英語ではどう数えているかどうかも合わせて、
勘違いを起こさないピザの数え方をレクチャーします!
このページの目次一覧
切ると変わるピザの数え方!
ピザの数え方の単位は、ピザを切ると変わります。
勘違いを起こさないよう、呼び分けていきたいですね。
1枚丸ごとの場合は「ホール」
ピザ1枚丸ごとは「ホール」と言ったほうが勘違いが起きにくいです。
ケーキのことを「ホール」と呼びますが、あれと同じです。
「枚」でも問題なく通じると思います。
カットした場合は「ピース」
カットしたものは「ピース」と呼んだほうがいいでしょう。
「カット」でもいいですが、「カット」だとどちらかというと切り方の話になるので、
切ったあとのものである「ピース」がふさわしいでしょう。
「一切れ」「二切れ」という数え方でもOKです。
「ハーフ」や「クォーター」はいつ使う?
2分の1を示す「ハーフ」や、4分の1という意味の「クォーター」はいつ使うのかというと、
一番使われるのはピザのトッピングの時でしょう。
「ハーフ&ハーフ」とか「クォーターピザ」とか言いますが、
あれは生地の半分や4分の1ごとにトッピングを変えているものだということです。
数え方としてはあまり使いませんね。
英語ではどう数える?
英語ではどう数えているのかというと、
やはり切る前と切ったあとでは数え方が違います。
英語には可算名詞と非可算名詞という区分があり、数えられるか数えられないかで呼び方を変えています。
英語で、1枚丸ごとのピザは「a pizza」か「one pizza」になります。
「ピザ」は数えられる物ですのでこのような数え方をします。
切ったあとだと「piece」「slice」といった非可算名詞の単位になります。
「a piece of pizza」とか言う表現になるわけです。
その他の言語は?
フランス語やドイツ語など、英語によく似た文法のものも同じ数え方をします。
フランス語では切る前を「une pizza(1つのピザ)」、切った後を「un morceau de pizza(一切れのピザ)」
ドイツ語でも同じように「Eine Pizza(1つのピザ)」、切った後を「Ein Stück Pizza(一切れのピザ)」と数えます。
中国語ではどう数える?
中国語でものを数える時は「個数+単位+数えられるもの」という表記になります。
「リンゴ1個」が中国語では「一个苹果」になります。
「一 」はそのまま1、「个」は1個、2個などの「個」、「苹果」は「リンゴ」のことです。
直訳するなら「1個リンゴ」でしょうか。
そして、中国語でもやっぱり切る前と後では数え方が変わります。
切る前は「一盒比薩」、切った後は「一塊比薩」と数えます。
「比薩」はピザのことです。「盒」「塊」が単位ですね。
「个」(個)で数えている場合もあるようです。
「个」は単位がよくわからない場合に使うもので、翻訳もそのまま「個」です。
日本語でも数え方がよくわからないものはとりあえず「1個」「2個」と数えますよね?
あれと同じで、中国語でもよくわからない数え方のものは「个」を用いるそうです。
まとめ
- ピザの数え方は「ホール」「ピース」が基本
- 切る前の1枚丸ごとを「ホール」「枚」、切った後を「ピース」と呼ぶ
- 英語では切る前を「ピザ」で、切った後の一切れを「piece」「slice」と数える
- 英語と似た文法のフランス語やドイツ語も同じ数え方
- 中国語では切る前を「盒」、切った後を「塊」と数える