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大相撲の溜席って?入手法・心付け・観戦マナーなどをご紹介

近頃、なにかと話題に取り上げられることが多い大相撲ですが、数年前からの大相撲ブームも相まって国技館や地方場所に足を運ぶ人も増えているようです。

大相撲マニアとまではいかなくても、「一生に一度は国技館での相撲観戦をしてみたいな」と思っている方も多いのではないでしょうか?

大相撲のチケットは、他のスポーツや公演などと同じく、見やすさや席と土俵の近さによって値段が変わってきます。しかし、大相撲独自の単語も多いのも事実です。

また、大相撲の観戦といえば気になるのが「溜席」の存在でしょう!

テレビ中継のとき、土俵まわりにいるお客さんも一緒に映っているので、おなじみかと思います。著名人が座っていて、テレビにちらっと映ることもあるので、目を引きますよね。

今回はそんな溜席について、実際に溜席で観戦経験のある私が、メリットやデメリットをご紹介します。また、溜席を利用するさいのマナーなども一緒にご説明します。

そもそも溜席ってどこなの??

ご存知のかたもいらっしゃるでしょうは、まずは、基本的な情報をおさらいしましょう。

溜席は別名「砂かぶり」「砂かむり」とも呼ばれる、土俵のまわりの席です。

まずいちばん前列中心に、勝負審判の親方や次に相撲を取る力士、勝ち残り(まれに負け残り)の力士が座っている席です。

上の国技館座席図で白く抜かれてある部分ですね。

座席図だけではわかりにくいので、実際の写真でみてみましょう。

この、座布団が敷かれている部分が溜席です。

緑色の座布団と、やや見切れ気味ですが赤っぽい座布団があるのがわかるでしょうか?

緑色の座布団は、維持員席なので一般での販売は行われていません。

一般販売で入手できるのは、赤色の座布団の部分です。かなり競争率が高いのは、画像からでも見て取れると思います。

溜席は抽選販売で入手できる

さてさて、せっかくの大相撲観戦、一度はたまりに座ってみたい気持ち、よくわかります。

ですが先ほどご紹介した通り、溜席はかなり少なく入手が困難でもあります。

2019年現在、国技館で行われる一月場所、五月場所、九月場所で溜席を取るためには、電話抽選に応募しなくてはなりません。

かつて賭博問題などで人気が低迷していた時は、インターネットで購入することも可能でしたが、相撲ブームの昨今では電話抽選のみのようです。

上の画像は、2019年1月の場所での溜席の抽選申し込み案内です。

この場所の溜席以外の予約開始日は12月8日の10時でした。

溜席はその他のチケットよりも早く電話抽選の受付がはじまるというわけですね。溜席を狙う場合は、しっかりと公式ホームページで、抽選開始日を把握しておく必要がありますね。

私も電話抽選になってからは溜席を狙ったことがないので、詳細はわかりませんが、自動音声での受付のようです。

また、1つの発信元番号で1回の申し込みが可能なので、ご家族などの電話番号で申し込むことも可能ですね。

なお、大阪場所(3月)・名古屋場所(7月)・九州場所(11月)では、電話抽選ではなく、日本相撲協会公式販売サイト「チケット大相撲」にてweb抽選がされています。

いつから受付されるのかのほか、支払い方法についての細かい案内もあるので、興味がある方はいちど「チケット大相撲」にアクセスしてみるといいでしょう。

いざ溜席へ!大相撲観戦には心付けがいる?!

「運良く溜席をゲットしたぞ!」となったら、まずは大いに喜んでください。強運です!

それに、溜席での観戦はとにかく大迫力! 絶対にあなたを興奮させてくれます。

しかし、冷静になってふと「あれ? 大相撲って心付けが必要なんだっけ?」と思い至ることもあるでしょう。

心付けとは、ちょっとした謝礼などとしてお世話になった方、特別に配慮して頂いた方などに渡すものです。海外でいうチップに似ていますね。

大相撲観戦では、席まで「相撲案内所」(相撲茶屋、お茶屋さんとも呼ばれています)の方に案内してもらえるチケットが存在します。

それはお茶屋さんを通して購入したチケットで、木戸(出入り口)を通ると、「相撲案内所〇〇番に行ってください」と案内されます。また、チケットの裏にもどこの茶屋かの番号が書いてあるので、指定の番号のお茶屋さんを訪ねましょう。

すると、出方さんという案内や飲食の世話をしてくれる方が、あなたを席まで案内してくれます。

ここです!!! ここが大相撲観戦での心付けの出番です!

心付けの渡すタイミングはいろいろありますが、私が渡すときは、出方さんに席まで案内してもらったあとに「今日はお世話になりますね」と言って渡しています。

案内前に渡している方を見たこともありますので、そのあたりは実際の空気感も大切になるでしょう。

さて、心付けの金額なのですが……これは決まった金額はありません。

もちろん「渡さない」という選択肢もあります。

近年では「心付けは必要ないと思うよ」という方もたくさんいらっしゃいます。

さて、溜席の場合はマス席と違って飲食ができません。つまり飲み食いのことで出方さんに世話になることは一切ありません。

マス席の場合、たくさん飲み食いする予定のときは金額を多めにし、案内だけの時は控えめにということもありえます。

しかしその飲食の世話がないとなると、あくまでも席への案内に対しての心付けになりますから、それほどの金額は必要ないと思います。

このへんの話は、あまり具体的な金額を示す世界ではありませんので、あくまで参考程度にですが、私ならば5000円以下での心付けを考えます。

お土産をお茶屋さんで預かってもらっているか、預かってもらっているコートなどのかさばり具合なども、個人的には心付けの金額変動の要因としています。さらに、観戦日が初日や千秋楽の場合は、心付けをはずむ方もいらっしゃるようですね。

また、チケットがお茶屋さんを通さないで購入したものの場合、案内はなく自分で席を確認して着席する形となります。その場合は、心付けは必要ありません。

溜席のメリットとデメリット

テレビにも映っている溜席、見ていると憧れてしまいますよね。

力士が落ちてくるハプニングなど、「痛そう!」と思いながらも「一度はああいう体験も……いいかも?」と思う気持ち、理解できます。

しかし、どんなことにも良い点と悪い点があるというものです。

溜席のここが良い!!

なんといっても大迫力! これにつきます。

マス席の観戦でも、力士のぶつかり合う音など、テレビでは味わえない土俵上の世界を楽しむことはできます。しかし、その音はマス席と溜席では迫力が違います。

また所作のさいの些細な音なども、肌で感じることができるのは本当に溜席の特権です。

横綱土俵入りの圧力も、マス席や椅子席とは段違いです。

土俵入りだけではなく、仕切り中に力士の表情が確認できるのも魅力のひとつでしょう。

さらに、溜席の前列には、親方や力士が座っているので、その大きさを感じることができるのもいいですね!

溜席のここがちょっと……

まず、足が疲れます。あなたのスペースは座布団一枚分です。

私も初めて溜席に座った時は「足……しびれたけど……どうするのこれ」という状態になりました。不慣れなためずっと正座しているわけにはいかず、かといって足を崩してもしばらくするとちょっと動きたくなります。

このあたりは個人差があることでしょう。しかし、薄い座布団一枚ですから、足腰に負担がかかることはまず間違いありません。

また、マス席のようにすり鉢状になっているわけではないので、前の方の頭部を避けながら観戦する必要があります。一生懸命首を伸ばして、ベストポジションを探すのはなかなか気疲れします。

個人的には気にならないことですが、テレビに映る可能性があることも、人によってはデメリットになりえるでしょう。

さらに、飲食は禁止されています。

国技館内にはさまざまなサービスがあるので、小腹がすいたらそれらを利用すればいいのですが、「観戦しながらお酒を飲んでまったりしたいな〜」という方には向きません。

同時に、撮影も禁止されています。これは多くの方が守っておらず、溜席の方がカメラやスマホで撮影している様子がテレビでも確認できます。

しかし、私は溜席で撮影されている方が注意されているところを見たことがあります。一応、警備員の方々は目を光らせているようですね。

まとめ:大相撲の溜席はズバリ…

長くなりましたが、溜席の情報をあれこれとお伝えいたしました。

最後にざっとまとめてみると……

  • 溜席は抽選に申し込まなくては入手できない
  • 心付けは個人の裁量で。金額はさほど高額である必要はない
  • 溜席は一長一短。自分の観戦スタイルに合っていないとかえって疲れるかも?

いまや超プレミア席である溜席。

ご自分で抽選に申し込む方以外にも、ひょんなことから手に入ったという方もいらっしゃるでしょう。大相撲観戦の中でも、溜席での観戦は本当に特別なことです。

機会があれば、ぜひ体験してもらいたいです!

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