この記事は長野県から東京都へ引越した方の体験談です。
このページの目次一覧
実家にいる時は苦労はなにもなかった
実家にいるとまるで王様気分でした。
朝昼晩ご飯は出てくるは、洗濯はしてもらえるは水道代ガス代は払わなくても大丈夫など、とにかく生きていく上で何も苦労することはありませんでした。
ですが、ふと高校生の頃思ったのです。
このまま何も苦労することなく大人になってしまったら、親が死んだ時に自分一人で生きていけるのかなと。
自分を成長させるため東京で一人暮らしをすることを決意しました。
進学と引越し。一人暮らしがスタート
とりあえず進学先の大学は東京方面で決定。
その後無事大学に合格。
いよいよ大学生活、東京での一人暮らしがスタートです。
ですがわずか1週間で一人暮らしの大変さを思い知らされることになります。
一人暮らしを始めて大変だったこと
まず朝起きて台所に行けば高校生の時なら決まって朝食が用意されていたわけですが、一人暮らしをしてから自分で作らなくてはいけません。
大学の1限の授業が入っている日は朝5時に起きて作り始めなければなりません。
これがまた大変でした。
また夕方授業が終わった後は、生活費を稼ぐため学習塾でアルバイトの毎日。
そして帰宅してからは晩御飯の準備、最初はすごい大変でした。
だって今までご飯も作ったことはないですし、もちろん生活費を稼ぐため働いたことがなかったものですから。
休日はゆっくりできるかと思いきや、ご飯を食べた後の皿洗いや部屋の掃除、毎日毎日バタバタでした。
ここまで書いていると辛かった思い出しかないじゃんと思われるかもしれませんが、実は、楽しいことも沢山ありました。
一人暮らしをして良かったと思うこと
まず一人暮らしのメリット、大学の友達を家に呼べること。
実家ですと、両親が厳しいこともあり勉強する目的以外でで家に呼ぶことは許されていませんでした。
実際中学生の頃、当時受験期にもかかわらず友人を家に呼びゲームをしていたら父親は怒り、そして友人までに怒鳴り始末。
このようなこともあり家に友人を呼び遊べることがすごく嬉しかったです。
20歳を超えてからは夜遅くまで飲んでいることもありました。
またアルバイトをしていたこともありお金もあったので漫画を購入したりゲームを購入したりして一人で楽しんでおりました。
もちろん実家では漫画やゲームなんかやっていたら父親が起こるのです。
次第に料理や洗濯が得意になっていたことも記憶にあります。
同時に子供の頃は母親がこんなにも大変な思いをしていたのだと実感しました。
そして大学を卒業後、就職の関係で実家に戻りまた家族と暮らすことになります。
やっぱり母はスゴい
またここで改めて母親が家事をしてくれているということに感謝できるようになりました。
父親も当時は怒鳴ってばかりいましたが、4年間離れて生活してみて、当時は自分の将来のことをちゃんと考えてくれていたからあそこまで気にかけてくれていたのだとわかりました。
一人暮らしをしてみて実家暮らしと一人暮らしの両方のメリットを感じた4年間なのでした。