洗濯に柔軟剤を使っていますか?
色々なタイプやにおいの柔軟剤がありますが、
匂いに敏感なひとや赤ちゃんがいる家庭では
「柔軟剤は使いたくない」と思うでしょう。
そこで、柔軟剤を使わないことでのメリットをあげてみました。
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洗濯に柔軟剤って絶対に必要なの?
そもそも柔軟剤の役目とはなんでしょうか?
柔軟剤の役目は、洗濯物が乾いた時に繊維の表面に膜をはることで手触りをよくすることです。
仕組みとしては、リンスやコンディショナーが髪をコーティングしてサラツヤに仕上げるのと同じ原理です。
つまり洗濯物の洗浄という点において、柔軟剤は役に立っていないのです。
なので衣類を洗うだけなら柔軟剤は不要ということになります。
柔軟剤を使うと、確かに手触りがよくなったりふんわり仕上がったりしますが、
柔軟剤のにおいが服についてしまったり、
表面をコーティングするという機能上、吸水性が悪くなってしまうというデメリットがあります。
私の家でも、柔軟剤のにおいが鼻について気持ち悪くなってしまうため、
柔軟剤は使っていません。
柔軟剤なしでニオイを防ぐにはクエン酸!
服についてしまったイヤなニオイを落とすために洗濯をするという場合もありますよね。
しかし、柔軟剤なしでも服のニオイはどうにかなるのでしょうか?
柔軟剤を使わずに衣類のイヤなニオイを落とすには、クエン酸を入れるといいですよ。
目安の量は水30リットルに対し、1グラムほどでOKです。
すすぎのタイミングで入れるのがポイントです。
クエン酸が柔軟剤のかわりをするので、
イヤニオイを落とすだけでなく、洗濯物がふんわり仕上がるというメリットもあります。
クエン酸は無臭ですので、洗濯のあとに衣類のニオイが残らないのもポイントです。
柔軟剤の役目をしつつ匂いがないというのはとてもすごいですよね。
ただひとつ注意してほしいのは、
クエン酸を使って洗濯をする時には漂白剤と一緒に使ってはいけません。
特に塩素系の漂白剤だと、成分が反応してしまい、ガスが発生してしまいます。
いわゆる「混ぜるな危険」ですね。
酢でも同様の効果が得られます。
スプーン一杯程度でニオイ取りの効果はきちんと得られますし、
そのくらいの量なら服に酢のニオイもつきませんし、繊維にダメージもありません。
柔軟剤を使わなかった時の静電気防止方法は?
柔軟剤には静電気の防止効果もあります。
柔軟剤を使わないのなら、静電気の防止策も考えないといけません。
ドアノブに触ってバチっとなるあのイヤな静電気を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
実は、環境先進国のドイツでは
柔軟剤を使わないで、柔軟剤を使ったのと同じ効果が出るような洗濯方法を案内しています。
翻訳すると、
「洗濯物をふんわり仕上げたいならば酢やクエン酸を入れること」
「衣類に良い香りをつけたい場合は、乾いた後にポプリやサシェと一緒にしまうこと」
といったような内容が書かれています。
その中には、静電気を防止する方法も書かれています。
それはなんと、「丸めたアルミホイルの玉を入れること」です!
柔軟剤の静電気を防ぐ効果は、アルミホイルを丸めた球を洗濯機に投げ込むことで得られるのだそうです。
まとめ:洗濯物に柔軟剤は必要かというとズバリ…
- 衣類の洗浄だけなら柔軟剤を使う必要はない
- 洗濯物のイヤなニオイを落とすには、すすぎのタイミングでクエン酸を入れる
- 酢でもOK
- 静電気防止には丸めたアルミホイルを入れる
「乾いた洗濯物をポプリやサシェと一緒にしまう」というのは目からウロコですね。
これなら自分の好きなにおいがつけられますし、自作することもできます。
いいアイデアなのではないでしょうか?
最近は、ニオイによる害という意味で「スメハラ(スメルハラスメント)」なんて言葉もあります。
自分がスメハラをしないよう、ニオイには気をつけていきたいですね。