健康

「花粉を水に変えるマスク」の原理って、どんな仕組みなの?

花粉症歴20年以上の私は、最近友人から、「TVでやってたんだけど」って
「花粉を水に変えるマスク」のことを教えてもらいました。

ネットで調べてみると
けっこう「効果があった」という評判があります。

「すぐにでも、ポチっと買っちゃいたい!」って思ったのですが、
お買い物上手になるために、はやる気持ちを必死におさえて
いろんなショップの値段を調べてみて、安そうなショップも確認っと。

「そろそろ、ポチっと注文したいんだけど、まだ何か引っかかるものが……」

それは「どうやって花粉を水に変えるんだろう?」ってことです。

だって、もし私が「今、目の前でそのマスクを使わずに花粉を水に変えてみろ!」って
言われたとしても、やり方が到底思いつかないですもの。

そこで、今回は花粉を水に変えるマスクの原理、仕組みについて調べてみることにしました。

このページの目次一覧

そもそも「花粉を水に変えるマスク」って?

「花粉を水に変えるマスク」をちょっとだけ説明しますと、

  • 花粉症対策用の高機能マスク
  • 普通のマスクより少しだけお高い
  • 見た感じは普通のマスクと変わらない
  • 「花粉を水に変える」特殊な加工が施されている

というものです。

「もっと詳しいこと教えてよ!」って方は
過去の投稿もあわせて読んでみてくださいね。

それでは、いったいどんな原理で花粉を水に変えているのでしょうか。

「花粉を水に変えるマスク」の仕組みはどうなっているの?

このマスクの鍵となるのは「ハイドロ銀チタン」という特殊素材です。

この特殊素材は、
光の力を借りて花粉の中のタンパク質を分解して
水などに変えてくれるという働きがあるとされています。

理科の酸素を発生させる実験のとき、
「黒い粉? 石?」みたいなものが入った容器に
液体を注いだことってありませんか?

「シュワシュワっ!」って酸素が発生したのは、
あの黒いモノが作用しているからなんですね。

こういう他の物を変化させる作用のある「黒いモノ」の仲間を
「触媒」って呼ぶんです。
(だんだん、理科の授業みたいなお話になってきましたね)

この「触媒が他の物を変化させる」という原理を応用したのが
「花粉を水に変えるマスク」なのです。

花粉にも含まれているタンパク質は、「鎖」のように
「アミノ酸」ってのがつながった形をしています。

「タンパク質とかアミノ酸って言われても、ちんぷんかんぷんだよ!」
……ってなっているかもしれませんが、もう少しお付き合い下さいね。

「ハイドロ銀チタン」が光の力を借りて、その鎖を断ち切って
水や二酸化炭素などに分解してくれるのです。

もちろん、水だったらマスクに簡単にくっつきますよね。

もっとざっくり言うと
「花粉をプチプチと引きちぎって、マスクにくっつけている」のです。

「最初からそう言ってよ!」って?
ごめんなさい。
私は理系出身なので、ついつい熱く語ってしまったようです。

「でも、人間の皮膚もタンパク質で出来てるから、私の顔も水になっちゃうの?」って
ご心配な方もおられるのでは?

でも、ご安心下さい!
この「ハイドロ銀チタン」は花粉やカビ、ハウスダストなどの
小さなタンパク質にしか効かない、穏やかな作用しか持ってないそうです。

だから、「私の皮膚まで水に変わっちゃって、せっかくのメイクがボロボロ!」
……なんて心配はなさそうですよ。

まとめ

今回、調べてみてわかったことは、

・「ハイドロ銀チタン」が花粉に含まれるタンパク質を水や二酸化炭素などに変えている
・水に変われば、花粉は当然マスクにくっついて、花粉が入ってこない
・花粉に含まれるタンパク質を水や二酸化炭素などに変えるマスク(長い!)
・長くて意味もわかんないので、省略して今の名前になったっぽい
・花粉やカビ、ハウスダストなどにしか作用しないので、顔にも使える

調べれば調べるほど、
私は「なんだか、とってもすごいマスクだなぁ!」って思っちゃいましたよ。

ますます興味がわいてきて、
「花粉シーズンには、ぜひ試してみよう!」って思っています。

使用感などもこちらのサイトで紹介したいと思っていますので
ぜひ、他の記事も楽しみながら待っていて下さいね。

余談ですが、「このマスクをお花のめしべにかぶせると、
花粉がくっつかなくなって、実がならなくなるのかなぁ?」
なんて素朴な疑問もでてきました。

……これって自由研究のテーマになりそうじゃないですか?

花粉症対策用としてだけでなく、もし余分に買ってしまった場合も
ユニークな自由研究にも活用できるかもですね。
(ぜひ、お子さんにやさしく教えてあげてくださいね!)

みなさんが花粉症シーズンを楽に乗り切れることを願っています。

この記事を書いた人
 ライター:如月
主にサブカルチャー系雑誌、生活改善薬やサプリメントを扱ったムックでライターや監修をしていました。現在、フリーライター。
花粉症歴20年以上のベテラン花粉症患者。猫が好きなのに猫アレルギー持ちなのが最大の悩み。
趣味は映画鑑賞で、最近は動画配信サービスにはまっています。B級映画が大好き。
実は9社以上の格安SIMを使い倒す格安SIMマニア。

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