「グリーン車って高いし……」
と値段を理由に使わない人は使わない、縁遠いものであるグリーン車。
が、いざ利用する時になって
「これってどうなってるの?」
「どうしたらいいの?」
と困るかもしれません。
そうならないために、事前にグリーン車についての知識を覚えておきましょう!
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グリーン車にコンセントはある?
長時間の移動だと、スマホやノートパソコンの充電にコンセントが欲しくなりますが、
では、グリーン車にコンセントはついているのでしょうか?
コンセントの有無については車両のタイプによって違います。
スマートフォンやタブレットが普及するようになった年代に作られたような
比較的新しいタイプの車両ではコンセントがついていますが、
昔に作られた古いタイプの車両だとコンセントがついていません。
コンセントの位置はいったいどこ?
具体的に車両のタイプごとにコンセントの有無を挙げていくと
N700系ののぞみ・ひかり・こだまにはグリーン車全席にコンセントが完備されており、普通車でも窓際にコンセントがついています。
700系後期型のひかり・こだまにはグリーン車、普通車どちらも最前列と最後列の座席にそれぞれコンセントがあります。
700系初期型の車両ではグリーン車であってもコンセントがついていません。
700系は初期型・後期型でコンセントの有無の違いがありますが、
乗車の段階で初期型、後期型のどちらのタイプかを判別することは難しいでしょう。
コンセントのない700系新幹線ですが、2019年度末までにN700系に順次置き換わっていくそうです。
なので、これからコンセントが使える車両が増えていくことでしょう。
コンセントの使い方は?
座席についているコンセントの使い方についてですが、
コンセントを利用するための手続きなどはありません。
コンセントが空いていれば、誰でも自由に利用できます。
ただ、マナーとしてすべてのコンセントを占領するようなことはやめましょう。
コンセントのある座席を確保するには?
コンセントがある座席を予約する方法をお教えします。
予約の時、切符に「N700系」との表記されている列車かどうかをチェックしましょう。
前述の通り、N700系のグリーン車ならばどこの席でもコンセントがあります。座席は自分の座りやすいところでOKです。
700系の場合、各車両の先頭座席を指定するといいでしょう。
先頭座席は、下り(博多方面)か上り(東京方面)で変わってきます。
下りの場合、先頭になる座席は1番ですので、どの車両でもいいので1番の座席を取りましょう。
上りについては、先頭になる座席の番号が異なります。
車両によって座席の数が違うので、「一番大きな数字の席が先頭」と覚えましょう。
ちなみに、先頭になる座席は15番、17番、18番、20番のどれかです。
700系は、最前列と最後列にコンセントがある後期型か、どこにもない初期型の判別はつけられません。
運悪くコンセントのない初期型に当たったら諦めましょう。
窓口で座席を予約する時は、
「コンセントのある席にしてください」
と言えば窓口の人がコンセントのある座席を案内してくれます。
コンセントがないけどどうしても充電したい…そんな時は?
座席にコンセントがないけどどうしても必要になった場合はどうしたらいいのでしょう?
そういう緊急事態の時には、洗面台のコンセントを使うといいでしょう。
700系でもN700系でもどちらも奇数号車のトイレがある付近に洗面所があります。
その洗面所内の壁面のところにコンセントがあります。
洗面所は他の人も利用するので、本当にどうしても使いたいという時の緊急手段として使いましょう。
利用するときには、盗難と置き忘れには注意してください。
まとめ
- コンセントがあるかどうかは車両によって異なる
- N700系はグリーン車全席にコンセント完備
- 700系はある車両とない車両に分かれる
- 700系のコンセントの有無は事前にわからない
- なかったら諦めましょう!
コンセントがある場合、どの車両、どの座席でも、コンセントはだいたい足元に設置されています。
充電ケーブルの長さは1.5mほどあると充電しながら使えます。
充電しながら使うと機器が熱くなるので気をつけてくださいね。