紅茶には抗酸化作用など、健康や美容にいいとされる成分がたくさんあります。
なので、ついつい紅茶ばかり飲んでしまいがちになりますが、
実は紅茶のとり過ぎにはデメリットがあるんです!
今回は紅茶のとり過ぎのデメリットについて説明します!
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紅茶の飲み過ぎで眠れなくなる?
紅茶にはカフェインが含まれています。
カフェインには覚醒作用があり、集中力の増加や眠気覚ましといった効果が出ます。
しかしこれも考えもので、寝る前に紅茶を飲むと、紅茶のカフェインによって目がさえて眠れなくなってしまうのです。
ただ、本当に眠れなくなるかといえばNOです。
紅茶はコーヒーほどカフェインが含まれていませんので、
よっぽどカフェインに敏感な体質でない限り、紅茶だけで眠れなくなるという事態はあまり起きません。
紅茶を飲んで眠れなくなるというのは、
「紅茶を飲んだから眠れない」という思い込みによるものがほとんどです。
どうしても「寝る前に紅茶を飲むと眠れなくなる」ということが気になる人は
紅茶にミルクを入れてミルクティーにするといいでしょう。
ミルクがカフェインの吸収をおさえるだけでなく、
ミルクに含まれている安眠効果で眠りやすくなります。
他にもある紅茶のデメリット
他にも紅茶のとり過ぎによるデメリットはたくさんあります。
胃の荒れ
カフェインは胃液の分泌を促すため、空腹時に紅茶を飲むと胃の荒れを引き起こします。
紅茶に含まれるカフェインによって胃酸が分泌され、胃酸過多になって胃液で胃が荒れてしまうわけですね。
他にもカフェインは鉄分の吸収を阻害するため、貧血などの症状を引き起こしやすくなります。
便秘や下痢
カフェインには利尿作用があり、尿の排出を促します。
本来体に吸収されるべき水分まで尿に回されてしまい、排泄を促すため下痢を引き起こします。
さらには下痢によって水分が排出されきってしまうと、今度は逆に便秘になってしまうかもしれません。
尿路結石や腎臓結石のおそれ
紅茶にはシュウ酸という成分が含まれており、シュウ酸は尿路結石や腎臓結石の原因となります。
尿路結石や腎臓結石がひどくなると腎不全を起こし、最悪死亡に至ってしまいます。
紅茶は1日どのくらいまで?
カフェインは1日250ミリグラムを超えると眠れなくなるとされています。
紅茶1杯に含まれるカフェインの量から考えると、カップ5~8杯程度が限度です。
結石ができやすい体質の人はもっと少なくなって、カップ3杯くらいになります。
ペットボトルや紙パックの紅茶飲料だと単純にカップ何杯と数えられないので
成分表示などを見て計算してみてください。
メーカーや商品によってカフェインの量は変わってきます。
気になる人はノンカフェインの商品もありますので、そちらを飲んでみるのはいかがでしょうか?
まとめ:紅茶の飲み過ぎによるデメリットは…
- 紅茶のとり過ぎにはデメリットがたくさん
- 紅茶を飲むと眠れなくなるというのは思い込みがほとんど
- カフェインに敏感な体質の人は本当に眠れなくなるかも
- 紅茶は1日5~8杯が限度、結石ができやすい人はもっと少ない
空腹時に飲むことを避けたり、紅茶にミルクを足したりすることで
これらのデメリットはほとんど回避できます。
眠れなくて睡眠不足になり、昼間に眠気でボーッとするので眠気覚ましにカフェインを取るというような生活をすると
体の生活リズムが崩れて別の病気を引き起こしてしまいます。
カフェインがある状態に体が慣れてしまって、カフェインが切れると体調が悪くなるというような中毒症状も出てしまいます。
素敵なティータイムのためにも、適切な量を守りたいですね。