梅雨時になると活躍するレインコート。
小さい子供だとうまく傘をさせずに濡れてしまうのでレインコートを着せるという家庭もあるのではないでしょうか?
そんなレインコートですが、気がつけばカビが生えていることも。
そこで、レインコートに生えたカビの対処法についてご紹介します!
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レインコートに生えたカビにカビキラーを使う前に洗濯マークをチェック!
カビというと、カビキラーなどのカビ用洗剤を使って落としたくなります。
ですが、カビ用洗剤は塩素系の洗剤です。レインコートや雨ガッパの素材によっては色落ちしてしまいます。
レインコートのタグを確認し、洗濯マークをチェックしましょう。
「エンソサラシ」と書いた三角フラスコにバツ印がついているマークがあるでしょうか?
ある場合、カビ用洗剤は使ってはいけません。
もしそのマークがついていなければ塩素系洗剤や漂白剤が使えます。
では塩素系洗剤や漂白剤が使えないレインコートに生えたカビは諦めるしかないのでしょうか?
そんなことはありません!
次に、塩素系の洗剤や漂白剤が使えないレインコートのカビの落とし方についてご紹介します!
もちろん、塩素系の洗剤や漂白剤が使えるレインコートでもできる方法です!
レインコートに生えたカビを生地を傷めずに落とす方法!
石鹸とぬるま湯でもみ洗いする
白っぽかったり赤っぽかったりするカビはレインコートの表面についているだけなので
石鹸とぬるま湯でもみ洗いすれば落とすことができます。
洗ったら風通しのいいところで干して乾かしましょう。濡れたままだとまたカビが生えてしまいますよ!
黒いカビは繊維の中にもしっかり根を張るしぶといカビですので、
石鹸とぬるま湯でのもみ洗いでは落とすことができません。
酸素系の洗剤を使う
もみ洗いでは落とせないしぶといカビは塩素系の洗剤ではなく、酸素系の洗剤を使いましょう。
酸素系洗剤は塩素系の洗剤と比べて洗浄力は落ちますが、生地を痛めるリスクがありません。
ちょっと熱めのお風呂のお湯くらいのぬるま湯(40度くらい)に酸素系洗剤を溶かし、
つけおきしてから水で洗えばOKです。
こちらも洗った後はちゃんと干して乾かしましょうね。
カビの部分だけに塩素系洗剤を使う
酸素系洗剤を使っても落とせなかった頑固なカビは、色落ちのリスクを抱えて塩素系の洗剤を使うしかありません。
塩素系の洗剤を溶かしたぬるま湯につけたタオルやブラシでカビの部分だけをこすります。
全体をつけてしまうと色落ちしてしまってまだら模様になってしまうので、
色落ちをできるだけ避けるためにカビの部分だけに塩素系の洗剤を使いましょう。
カビの部分だけに塩素系の洗剤を塗り、しばらく放置して布で汚れを叩き出すという洗い方でもカビを落とすことができます。
レインコートは洗濯できない!洗濯機が壊れることも…
カビが生えてなくても、手入れの一環としてレインコートを洗濯したい時もあるでしょう。
そういった時、洗濯機でお手軽に洗いたいですよね。
ですが、ビニール製やゴム引き素材などの防水性能が高いレインコートは洗濯機では使えません。
レインコートが洗濯機の中の排水用の穴をふさいでしまうからです。
こうなると排水できず、故障の原因になってしまいます。
洗濯機が壊れることもあるので、レインコートは手洗いしたほうがいいでしょう。
手洗いする時ですが、柔軟剤を使ってはいけませんし、乾燥機に入れるのもダメです。
柔軟剤はそもそも効きませんし、乾燥機では熱で変形したり縮んだりする場合があるからです。
洗い終わったら干して乾かし、撥水スプレーをかけましょう。
まとめ:レインコートに発生したカビを取り除くには…
- 基本は塩素系の洗剤でカビが落ちる
- ただし素材によっては塩素系の洗剤がダメな場合も。やる前にレインコートの素材を確認
- 塩素系の洗剤が使えない場合は石鹸でもみ洗いしたり酸素系洗剤を使う
- それでも落ちない頑固なカビは、カビ部分だけ塩素系の洗剤を使う
- レインコートは洗濯機で洗えない!柔軟剤や乾燥機もダメ!