パソコンを使用するさい、絶対に必要になってくる機能はいろいろあれども、コピー&ペースト、いわゆる「コピペ」もそんな機能の1つでしょう。
URLアドレスをコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けたり、ちょっとした文章をコピペしたり、パソコンの基本操作の中でもかなり重要なのは間違いありません。
そんなコピペもWindowsとMacでは操作が異なります。私もWindowsからMacに変えたばかりのころは「よし、これをコピー……あれ?どうするんだろう」と途方にくれたことがあります。
今回はMacでコピペする方法をご紹介します。マウスやトラックパッドでの操作のほか、ショーっとカットでの操作法もご紹介しますよ。また、コピペのさいに便利なアプリや機能も説明していこうと思います。
このページの目次一覧
Macでコピペができない!:マウスとトラックパッドの操作方法
Macでのコピペも基本的にはWindowsと同じように、右クリックでメニューを表示させてコピーや貼り付けを行うことができます。
現在はMagic Mouseでも、上の画像のように普通に右クリックができます。
右クリックをすれば「カット」「コピー」「ペースト」という項目が表示されるので、それをクリックすればOKです。
「右クリックを行っても何も表示されない」という場合は、設定で「副ボタンのクリック」(いわゆる一般的な右クリック)に別の動作が割り当てられている可能性があります。
その場合は「システム環境設定」の中の、「マウス」を選択して詳細設定をしてみてください。
トラックパッドの場合の右クリックは……
上の画像、右側のように2本指でトラックパッドをタップすればOKです。
最初のうちは戸惑うかもしれませんが、慣れてくれば快適に操作できますよ。
Macで書式なしのコピペをする方法
コピペあるあるトラブルのひとつ、それが書式ありで貼り付けられてしまう問題です。
上の画像はGoogleで「Google」と検索したときの結果をコピーしたものです。
画像のはじめ、リンクまでしっかり反映されているのが「書式あり」のペーストで、2番目のただの文字だけのものが「書式なし」のペーストになります。
「書式あり」のペーストはときには便利ですが、ただ引用したいだけのときや、文字情報しかほしくない場合などは、かえって書式の存在がジャマになってきますよね。
そんなときに「書式なし」で貼り付ける方法は、こちら!
右クリックして出現したメニューに「ペーストしてスタイルを合わせる」がある場合は、それをクリックすれば「書式なし」でのペーストができます。
ですが、アプリケーションによっては、そのメニューが表示されないことがあります。
例えばMacとiPhoneで手軽に同期できる「メモ」などもそのひとつです。
そのような場合は、メニューバーの「編集」から「ペースとしてスタイルを合わせる」を選べば「書式なし」での貼り付けができます。
ですが「書式なし」のペーストで、いちいち編集メニューを開くのは面倒ですね。そもそも右クリックでいちいちペーストすることも、面倒なこともありますよね。
そんなときのために、キーボードショートカットがあるのです。
Macのコピペはショートカットで断然ラクになる!
コピーやカットをしたいテキストやファイルなどを選択した状態で
コピー:「⌘command」+「c」
カット:「⌘command」+「x」
ペースト:「⌘command」+「v」
を押せば、あっという間にコピペができます!
また「書式なし」ペーストについては
スタイルを合わせてペースト:「⌘command」+「shift」+「v」
これが基本なのですが、アプリケーションによってはショートカットが異なる場合があります。
Macのコピペをアプリでもっと便利に!
コピペの機能はとても便利ですが、実はもっと便利に活用することもできるかもしれません。
この項目では、コピペの使い勝手を高めてくれる機能やアプリを紹介します。
iPhoneあれば絶対に試すべし「ユニバーサルクリップボード」
ユニバーサルクリップボードは、Appleのデバイス上でコピーしたテキストや画像などを、別のAppleのデバイスでペーストできる機能です。
例えば、Macでコピーしたテキストを、iPhoneのメモにぺたりとペーストできるのです。
しかし、対応するデバイスであること以外の条件として、上の画像、赤線を引いた部分が重要になってきます。
細かい設定をクリアすれば、便利に使える機能ですね!
履歴をさかのぼってペーストできるアプリ!
文章をたくさん書いたり、表などを編集しているときには、同じ言葉を何度も入力することがあります。それをコピペで済ませれば作業効率はもちろん良いですよね。
しかし、コピーは新しいテキストをコピーすると、先にコピーしたテキストは消えてしまいます。「ペーストできる項目がたくさんあれば便利だな」と思ったことはありませんか?
実はそんな願いを叶えてくれるアプリが存在するのです!
探すと同じような機能を持つアプリは色々ありますが、私が使っているのは「Clipy」です。
無料で使用できるのに、かゆいところに手が届く機能が満載です。
このように、コピーしたテキストを記憶してくれるので、履歴からペーストすることができます。
1つの履歴フォルダに10テキストまで入るようになっているのも、使いやすいですね。
また「スニペット」を自分で登録することもでき、よく使う言葉などは、予め登録しておくことで簡単に呼び出しすることができます。
他にも、ショートカットを設定することもできるので、自分好みにカスタマイズできます。
ここまでの機能が無料で提供されているのは、本当に感動してしまいますね!
まとめ
Macにおけるコピペの方法、ショートカットや便利アプリをご紹介しました。
最後にざっとまとめておきましょう。
- コピペはMacも基本的には右クリックで!
- 右クリックができない時は「システム環境設定」から設定を確認しよう
- 「書式なし」ペーストは右クリックのメニューからもできる
- 項目がない場合は「編集」から「ペーストしてスタイルを合わせる」
- アプリを活用してコピペの効率化も可能
- おすすめアプリは「Clipy」
一口に「コピペ」と言っても、書式のありなしなどさまざまありますね。
コピペは上手に使えば本当に便利な機能です。パソコンに備わっていて当然と思われがちですし、実際にそのような機能ですが、改めてコピペについて調べてみると、恩恵は計り知れません。
アプリなどを活用して、便利にコピペを使いこなしてみてくださいね!