どうしても耐えられなくてバイトをバックレたくなることはあると思います。
「バイトをバックレる、飛ぶのは悪いこと」
と良心が押し留めて我慢する人がほとんどですが、
中には、思うだけじゃなく実際に行動に移してしまう人も……。
仮に、本当にバイトをバックレたらどうなるのでしょうか？
犯罪ではないのか？ 給料は振り込まれるのか？ 他に注意点は？
気になりますよね。
バイトをバックレた時の注意点などをまとめてみました。
このページの目次一覧
バイトをバックレたら犯罪？
バイトのバックレ自体は犯罪ではありません。
しかし、あなたがいなくなったことによって会社に不利益が起きた場合、訴訟される可能性はあります。
訴訟を起こすには
「あなたがが急にいなくなったことで、会社側にどれくらいの損害が出たのか」
を具体的に証明する必要があるなど、手間や時間を大きく取られる割にメリットは少ないため、
実際に損害賠償を請求されるケースは極めてまれです。
ですが、やろうと思えば訴えることができるというリスクは覚えておきましょう。
バイトをバックレたら給料は入る？
なんとなくのイメージで、バイトをバックレたら未払いの給料はもらえないものだと思ってしまいますよね。
ですが、大丈夫です。バイトをバックレたとしても、給料はしっかりと貰えるようになっています。
バイトをバックレたからといって、振り込まれるはずの給料が振り込まれないなんてことはありません。
たとえほんの少しであっても労働は労働ですし、働いた分の給料はもらえるように法律で決まっていますので、
未払いの給料分について心配する必要はありません。
ただ、店側としても「バックレた人に給料を払うのはやだなぁ……」と
通常振込みするはずの給料を振り込まないこともありえますので、
バイト先に電話するなりして未払い分の給料を請求しなければならない可能性があります。
バックレた店に電話して未払い分の給料を請求しなければならない場合、ものすごく気まずいですよね。
店側としては給与を支払う義務があります。ですが、あなたが給料を受け取るかどうかについては法律で決められていません。
つまるところ、気まずい中で自分が取りに行けるかどうかの問題になってきます。
連絡しない、請求しないのであれば、未払い分の給料は手に入らないものと考えてもよさそうです。
制服などは返さないといけない
バイトによっては、制服などの貸出や備品、社員証などの貸与があります。
これらは店から貸し出されているものですので、返す必要があります。
制服や備品などは店のものですので、もし返さずにいた場合、横領罪として罪に問われる可能性があります。
また、借りパク＝盗難という扱いになり、店側が警察に相談するかもしれません。
直接返しに行けるのが一番ですが、どうしても行きたくない場合は郵送で返すという方法もあります。
制服などはクリーニングに出し、きれいにしてから返しましょう。
汚れたままだとマナー違反ですし、就業規則によってはクリーニング代を請求されてしまうかもしれません。
まとめ
- バイトのバックレは犯罪ではない
- が、損害賠償などを請求されてしまう可能性も
- 未払い分の給料は支払われる
- 場合によっては自分で請求しなければならない
- 制服や備品などは返さなければならない
- 制服を返す時はクリーニングに出してから！
バイトのバックレは悪いことです。
法律上では犯罪ではありませんが、店側に迷惑がかかってしまいますし、
お互いにとって気持ちいいことではありません。
普通に辞めるよりも手間や時間がかかってしまうこともあります。
バックレたっていいことはありません。絶対にやめておきましょうね。
ライター：ネコパン
心理学科卒。大学では「箱庭療法」「HTPテスト」など、臨床心理学系を中心にやっていました。 シミュレーションゲームが大好きですが、「これって箱庭療法ってやつでは…？」と心の奥底の無意識に気付いてしまったり。 色々あって現在は専業主婦をしながら海外生活をしています。