紅茶

紅茶で下痢になる人・下痢が治る人。全く逆の人がいる理由とは?

紅茶の作用を調べていたところ、「紅茶が下痢に効く」「紅茶で下痢をする」と2種類のページがヒットします。
まったく真逆の意見がどうして存在するのか?

「あれれ?」と思ったので、この疑問を解決するためにいろいろと調べてみました!

このページの目次一覧

紅茶が下痢止めに有効?

「紅茶が下痢止めに有効」としているページいわく、
紅茶が下痢に効くとしている根拠は以下のとおりです。

  • 紅茶に含まれるタンニンのはたらきによって荒れてしまった腸内を保護する
  • ホットティーで体を温めることで内臓のはたらきを助ける
  • 温かい紅茶をゆっくり飲むことでリラックスでき、緊張性やストレス性の下痢を止める

こういった要素から「紅茶は下痢を止めるのに有効」としているようです。

他にも、「紅茶に含まれるカテキンの殺菌作用によって体内の細菌を殺すことで、細菌性の下痢を止める助けになる」としているページもあります。

なるほど、確かにそうですね!
紅茶に含まれているカテキンの効果については、別のページで解説しているので
興味があればぜひそちらもあわせて見てみてください!

まったく真逆の情報も……

しかし、逆に「紅茶を飲むと下痢をする」という情報もあります。

紅茶に含まれるカフェインが内臓を刺激するため、下痢を引き起こしてしまうのだそうです。

もっと掘り下げてみたところ、どうやらカフェインに敏感な体質の人にだけ起きる症状のようで、
紅茶だけではなくコーヒーなどでよくよく見られる現象のようです。
「コーヒーを飲むとカフェインによって下痢を起こす」ので、
「同じくカフェインが含まれている紅茶でも下痢を起こす可能性がある」という仕組みのようです。

紅茶に含まれるカフェインの量はコーヒーに比べてそれほど多くないので、
よっぽど敏感な体質でない限りは下痢になる可能性はないといえるでしょう。

カフェインに敏感でお腹を壊しやすい人に注意してほしいポイントがひとつあります。
下痢だけでなく、紅茶を飲むと利尿作用によってトイレに行きたくなります。
すると、体内の必要な水分まで出ていってしまいますし、下痢とのダブルパンチで脱水症状を起こしてしまう可能性もあります。
カフェインでお腹を壊してしまう体質の人は気をつけた方がいいでしょう。

ハチミツ紅茶や生姜紅茶で下痢が止まるor止まらない?

結局、紅茶は下痢止めになるのか、それとも下痢になってしまうのかという点については

「体質による」

というしかないようです。

では、ハチミツ紅茶や生姜紅茶といったフレーバーティーではどうなのかというと、
「ハチミツ紅茶のハチミツの殺菌作用で腸内を殺菌するから下痢が止まる」
「生姜は内臓を刺激するものなので、便秘改善には有効だが下痢を起こしてしまうことも」
という情報を見かけました。

紅茶でお腹を壊すか、それとも下痢を止められるのかというのは、
自分がカフェインに敏感かどうかという体質によるので、特別どっちとはいえないようです。

まとめ:紅茶が下痢に効果があるのかというと…

  • 紅茶に含まれるタンニンやカテキンによって下痢を止められる
  • しかし、カフェインに敏感な体質の人は逆にお腹を壊してしまうことも
  • ハチミツ紅茶は下痢止めに有効
  • 生姜紅茶の生姜は内臓を刺激するため下痢を引き起こすことも

よっぽどカフェインに敏感な体質でない限り、おおむね紅茶は下痢止めに効くと解釈して問題なさそうです。
だからといって紅茶を闇雲に飲むと逆に不健康になってしまいます。
何事も取り過ぎはよくありません。食事の方にも気づかうことが下痢予防のポイントですよ。

「いい」「悪い」を鵜呑みにせず、
自分の体質に合ったものを飲むのが一番ですね。

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