私は花粉症歴20年以上ですが、
花粉の飛ぶシーズンは、あいかわらずゆううつです。
だって、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」のよくある症状に加えて、
目の痛み、肌あれ、のどの痛みまで出ちゃうんですもん。
花粉症の症状が出たときって、内科と耳鼻科どっちにかかればいいんでしょうか?
症状によっては別の病院にかかったほうがいいのでしょうか?
ちょっと判断がつきにくいですよね。
そこで、今回は花粉症で内科と耳鼻科どっちにかかればいいのかという問題について
お答えしたいと思います。
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そもそも、内科と耳鼻科の違いって?
そもそも、内科と耳鼻科ってどうちがうのでしょうか。
内科は基本的に外科的な処置をしない、
問診、視診、触診、打診、検査をして
治療を行う診療科です。
風邪をひいたり、胃が痛いときなどにかかって、
症状をたずねられたり、聴診器を当てて音を聞いたり、
血液検査やレントゲン検査なんかをやったりしますよね。
最近では「総合診療科」もやっているところも増えていて
どこの病院にかかったら分からないときに
判断してくれたりもします。
「かかりつけ医」として、
日頃から総合的な体の不調などを相談するのにオススメです。
耳鼻科は主に耳と鼻の病気に特化した診療科です。
耳と鼻の病気のスペシャリストといえますね。
耳鼻咽喉科というのもありますが、
こちらは耳鼻科の領域に加えてのどの病気にも対応している診療科です。
一般的に耳鼻科と呼んでいても、実際には耳鼻咽喉科の場合が多いです。
基本的にどこにかかっても誤診されるということはないのですが、
やっぱり安心して病院にかかりたいですよね?
では、症状ごとにオススメの診療科を紹介したいと思います。
何科に行けばいいの?症状別に解説!
■ 鼻水、鼻づまり、のどの痛み
これは断然、耳鼻咽喉科(耳鼻科)がオススメです。
他の病院では、鼻水や鼻汁が奥まで落ち込んじゃってる場合などに
吸引して取り除くなどの処置ができません。
また、鼻、のどの診察に特化した診療科なので、適切な治療を受けることができますよ。
■ 肌あれ
やっぱり、肌あれは皮膚科にかかることをおすすめします。
皮膚の専門医ですので専門的な治療を受けられます。
別の原因で肌あれしている場合もありますし、塗り薬などの処方も受けられますよ。
■ 目のかゆみ、痛み
眼科に行くことをおすすめします。
目の痛みは別の原因で起こっていることもあります。
花粉症が原因だとはっきりしないのなら、眼科にかかりましょう。
「内科はどうしたの?」っていわれちゃいそうですが、
実は内科でも花粉症の治療を受けることができます。
あきらかに花粉症とわかっていて、「他の診療科の病院が遠いよー!」って場合や
内科ですでに治療を受けていて、ついでにお薬を処方してほしい場合などは
内科のお医者さんに相談してみるのも一つの方法です。
抗アレルギー薬などの飲み薬や点眼薬などなら処方してもらえますよ。
ただ、鼻汁や鼻水を吸引したりといった処置が必要な治療はできません。
なので、そういう場合は耳鼻科に行ったほうがいいですよ。
内科は体全体の症状、
耳鼻咽喉科は頭より上の器官の症状の処置に、
眼科は目の症状に、皮膚科は皮膚の症状に特化したプロです。
やはり、専門のお医者さんにかかるのがベストですが、
どうしてもかかれないというときは
お医者さんに相談してみて下さいね。
まとめ
- 内科と耳鼻科は専門が違う
- どちらでも内服薬などのお薬は処方してもらえる
- 鼻水やのどの痛みなどの症状がある場合は耳鼻科がおすすめ
- どうしても都合が悪い場合は内科で診てもらうことも可能
- 目の症状はできれば、眼科へ
- 皮膚の症状は皮膚科へ
症状が専門外で、ひどい場合には紹介状を持って他の病院へ行くことに
なる場合があるので注意が必要ですよ!
まずは、病院に電話で症状を相談して、
診てもらえるか相談してからかかったほうが安心ですね。
ライター:如月
主にサブカルチャー系雑誌、生活改善薬やサプリメントを扱ったムックでライターや監修をしていました。現在、フリーライター。
花粉症歴20年以上のベテラン花粉症患者。猫が好きなのに猫アレルギー持ちなのが最大の悩み。
趣味は映画鑑賞で、最近は動画配信サービスにはまっています。B級映画が大好き。
実は9社以上の格安SIMを使い倒す格安SIMマニア。